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日本と海外の文化の違い

イギリスにきて思うのが、日本にいるときよりも褒められる機会が多くなったということ。


イタリア人を怒らせてしまった出来事

ある日インスタに旅行の写真を投稿したところ、イタリア人の友達から「かわいい!日本のモデルみたいだね!超かわいい!!」とコメントがきた。
あまりにも褒められたので照れくささもあり、日本人あるあるの答え方、「そんなことないよー。」と返した。
既読はついたもののその日は返信が来ず、翌日になってこんな返信がきた。

「昨日は本当にそう思って言ったんだけど、あなたはそう言われて嬉しくなかったの?なんか否定されたみたいですごく悲しい。」
文面からして、少し怒っているようにも感じ取れた。

戸惑った私は「そんなことないよ!すごい嬉しかった。でも私、なかなか褒め慣れてないから恥ずかしくてどう返していいかわからなかったの。」と送った。
するとすぐにこんな返信。
「それは日本のカルチャーかもしれないけど、欧米では、相手から言われたことに対して、自分もそう思うなら素直に受け取るんだよ。その方がお互いハッピーで嬉しいでしょ?その方がお互い良い関係が築けるんだよ!」と。

確かにその通りだ。
納得した私は「うんそうだね。ごめんね。これからあなたの前では恥ずかしがらずに素直に自分の気持ちを表すね!」と言ったら、「気にしないで!こちらこそわかってくれてありがとうね。」とすぐに返信がきた。
同じコミュニティにいるので何回か会う機会があるが、会うたびに良い関係が築けているし、何なら以前より会話する頻度も増えた。
これぞ異文化コミュニケーションかつ異文化理解というものなんだなと再認識したし、それに気づかせてくれた彼女には感謝している。
イギリスにきてから日本にいるときほどオシャレはしなくなったのに(硬水で特に髪なんてバサバサ)なぜか服装やら髪型やら褒められることが多くなった。嬉しいことである。

謙遜第一な日本カルチャー

先日SNSでこんな記事を見かけた。
帰国子女の子が学校で「可愛いね!」と言われた際に、素直に「ありがとう」と言ったところ、翌日から彼女は無視され、いじめの対象になったらしい。

日本では何かに対して褒められたりした際、「そんなことないよー」などと謙遜することが第一とされているし、何ならそれを美徳としている。
自分ではそう思っていても、素直に気持ちを表現した瞬間変わり者扱いされたり、中高生とかだと即いじめの対象になってしまう。
そういった側面では、海外から見た日本は、非常に狭いかつ窮屈な世界に見えてならない。

素直に自分を伝える海外カルチャー

こっちの人って本当に当日のノリや気分で生きているのか、当日の1時間前とかにバンバン誘ってきたりする。
私は休日は事前に予定をたてておきたいタイプで、いきなり予定が狂うのが好きではない。(女性だと化粧やらの事前準備や体調のコンデイションの関係もあるので、いきなりの誘いにストレスを感じる人も多いのではないだろうか。)
そういったことを彼らに伝えたら当日の誘いはこなくなったし、むしろ私には予め日程を先に聞いてくれるようになった。

また、クラブなどのうるさい場所も私は嫌いなので、そういう集まりにはいかないし、周りにもはっきり言っている。
日本だと周りに合わせることが第一で、みんなが行くからと、行きたくもない二次会に行くケースが多いように感じる。
海外だとそんな遠慮はいらないし、周りに自分の意志をはっきり公言すればちゃんとわかってくれるので、断ったからと言って関係が気まずくなったりこじれることはない。
そういう意味では私は海外の方が断然生きやすいし、自分らしくいれる。
何よりロンドンはインターナショナルな都市なので、いろんな価値観や人生に対する考え方も寛容な人が多く、否定してくる人もいない。
そんな人たちと関わっていると私自身も視野を広げることができるし、何に対しても自分自身の考えや軸を持ち、発信することの大切さも痛感させられる。

私はそんな刺激的かつダイバシティな場所で、自分自身を高めていきたい。


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