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学校図書館のウラガワ2.4〜見えない仕事④ 受け入れ作業 1
つい記事を先走って書き忘れたことがありました。
「買ったりもらったりした本が本棚に並ぶまで」です。
簡単には書きましたが、読み返すとあまりにサラッとしすぎて「実は秒で終わる仕事なんじゃないの?」と思われてるかなと(そんなことはないかw)
これもまた学校や自治体によるとしか言えないので、ウチの話をします。
ウチは「本の問屋さん」と皆さんに説明しているTRC(図書館流通センター)さんで本のデータとともに購入しています。仕様として、学校ごとの本のバーコードと請求記号シールとブックコーティングをした状態で納品をお願いしています。
15年よりもっと前の電算化される前は本のみの納品で、学校司書がいれば司書が、いなければ司書教諭の先生が請求記号のラベルを手書きしていました。
請求記号のラベルわかりますか?
本の背表紙の下の方にある、数字とかカタカナが書いてある紙のことです。
アレに書いてあるのは「日本十進分類法」に従ってつけられた本の分類番号です。
本の分類とは、どの本もすべて内容によって0類〜9類(この類は種類の類ね)までの10のジャンルに分けることができ、その、いわゆる「本の住所」となるものが「請求記号」としてラベルで貼られているのです。
ざっと書き出すと
0類 本に関する本、百科事典など
1類 宗教、哲学、道徳
2類 地理、歴史、伝記
3類 政治経済、福祉、災害、民俗
4類 数学、理科
5類 乗り物、裁縫、料理
6類 農業、漁業、林業、交通、ペット
7類 芸術、スポーツ、クイズ
8類 言語
9類 文学
E 絵本 ←これは設定ないところもあります(ないところは7類でとっていることが多いです)
となります。
このくらいのざっくり感なら、司書は誰でもわかります。わかんないと仕事にならないから笑
学校の場合、図書館利用指導で毎年必ずやるので学級数だけこの話をしています。
(小学校でも実はこれよりもっと詳細な話をしています…上記は2年生への説明です)
その、0類から9類の中でももっと細かくジャンルわけされていて、だいたいが3ケタの数字で表されています。司書はそれを見ればどんな本でどの本棚にあるかがわかるんですよ。
頑張って覚えたというより、日々本棚整理をしていて覚えちゃったという方が正しいです笑
伝記が289だとか、動物の本が489だとか、お菓子作りが596だとか、野球やサッカーが783だとか、良く借りられかつ棚が乱れているところはこんな感じです
あれ、ホントに書きたいことまで辿り着いてない笑