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学校図書館のウラガワ2.8〜見えない仕事⑧ 除籍廃棄2
棚から廃棄候補を抜き、利用データを見たり買い替え検討をしたりして廃棄に回す本を決定します。多分ここまでの作業は司書が進めることが多いのではないでしょうか。
候補が決定されたら申請用の図書リストを作り、司書教諭や管理職に確認してもらいます。
確認が済み、妙なことしてなく適切な申請だと判断されたら教育委員会へ廃棄申請をします。
なぜか。
図書は学校の備品扱いだからです。
消耗品に近いだろうと思っていますが量が量ですし、それだけまとまると金額もバカにならないし、簡単に不正もできちゃうからかなぁと思っています。
申請が済み、しばらくして廃棄オッケー👌と許可書が送られてきて、ようやく捨てることができるようになります。
ここまでの流れはおおむねどの学校も同じだと思います。
うちの場合は許可降りてからデータを除籍に移し、本はまとめて捨てます。中にはバザーで「ご自由にどうぞ」とする学校や、学級文庫にする学校もあるようです。
過去ご一緒した図書ボラさんから「学童にもらうことはできないか」と聞かれたことはありました。学童の本は破壊寸前のものしかないので、いらなくなった本で充分なのであればほしいとのこと。ただ学校と学童は管轄が違うのでこの話をどこに通せば良いのかわからなくてまだやれたことはないのですが、うまくいくなら第二第三の本生?を生きてもらえるので、機会を狙ってはいます。
除籍で一番の苦労はどれを廃棄にするかの見極めなんですが、二番目の苦労は「廃棄図書を廃棄する」ことですね。
昇降口まで何百冊と運ぶ。
一人では無理なので、子どもや他の先生にお手伝いをお願いしています。でなきゃムリよ。