ゆるっと自己紹介②
前回の自己紹介を見てくださった方、ありがとうございます✴︎
今回は前回に続く私の生い立ちについて話していきたいと思います。
前回はざっくりと紹介したので、今回は少し深掘りをしていきます。
1.湘南に生まれる
サーファーの街で生まれ、昔はよく自転車のカゴに乗って、サザンのライブの音漏れを聞いていたそう。湘南での生活は数年だったから、親から聞いた話で思い出せるくらいの断片的な記憶しかない。
ただ、幼い頃の微かな記憶ってすごく印象が強くて、気づかない間に今の自分が影響を受けていることが多いなと思う。
社会人になってからも、休みの日は自然と海に向かっていたし、波の音を聞きながら海を眺めているだけで、何時間でもいられた。
欲を言えば週に一回は海に行きたいし、将来は海の近くに住みたいとも思う。
流れる空気も景色も人も全部落ち着く、そんな大好きな場所。
2.北海道へ移住
幼稚園に通い始める時、北海道に引っ越した。
どういう成り行きか今でもよくわからないけど、北海道に知り合いがいたこと、両親が若いときにツーリングで訪れていた縁のある場所に移り住むことになった。
田舎といってもさまざまだけど、
北海道の田舎は「田舎の中の田舎」その中でも実家があるのは森と一体化しているような場所。
もう少しわかりやすくいうと、マップが急に案内を放棄するような、位置情報のある場所が周りに何もない緑の部分。
スキー場はすぐそこだし、近くに温泉も沢山あった。スキー学習では現地集合が許されていたし、ギリギリスキーで帰宅できるくらいの距離だった。(さすがにしたことはないけど笑)
今でも友達や知り合いが実家に来る時は、なかなか一回で辿り着けない笑
引っ越してすぐの家はとんでもなくボロくて、ここに住めるの?と思ってしまうくらい笑
よくここに住む決心ができたなと今でも思う。笑
けど、ただボロ屋に住んでいたわけではなくて、隣には校舎をリノベーションしたペンションがあった。
お客さんがいてもいなくても顔パスで入れちゃう私にとってのオアシスだった。
当時使われていた教室は客室に、体育館はイベントの開催をしたりしてたけど、ほとんど使われていなかったので基本的に私の遊び場だった。ピアノも談話室もグラウンドも使いたい放題だった。
グラウンドを独り占めできることってなかなかない。笑 夏にはマラソンや自転車の練習を、冬にはかまくらを作って、スキーの練習だってした。
談話室には読み切れないほどの漫画が置いてあって、学校帰りはよくそこにこもっていた。
ピアノの練習がてら(ほぼ口実)放課後はほとんどそこで過ごした。今思えば学校を独り占めしているくらいの贅沢な時間だった。笑
ホステルを経営していたおじさんとおばさんは関西人で、いつだっておおらかで、引っ込み思案な私にもいつも明るく振る舞ってくれて家族みたいな存在だった。夕飯を食べた後は、家族みんなで隣に行って、大人はお酒を飲んで、子供はお菓子を食べたりした。
その時間、空間が大好きだった。
なによりも、ペンションのキッチンでの風景を見るのが大好きで、大量のご飯が用意されていく工程を見るのがたまらなく好きだった。
料理が好きだったり、ゲストハウスに泊まったりすることが好きなのは、こういうところから来てるのかもしれない。
3.家族が増えた
北海道に引っ越してきてすぐ、生後間もないワンコがうちにやってきた。
犬種はシェルティー♂、名前は「ダイ」
賢くて凛とした顔をしていて走ることが大好きだった大切な相棒。
幼少期の私にとってかけがえのない存在で、家族の中でも間違いなく1番一緒に時間を過ごした。今でも動物が大好きで、将来は絶対に犬を飼うって決めている。
4.幼少期を振り返って
こうやって振り返ってみると、普通はあまり経験できないような幼少期を送っていた気がする。いつのまにか遠い昔の過去になっていて、危うく忘れちゃうところだった。
絵本の中のような空間で、夢物語みたいな幼少期を過ごして、少なくとも私の感受性や想像力、クリエイティブな部分はそこで形成されている。
ここまでは現在に至るまでに形成されていったかけがえのない記憶たち。
ただ、最初の記憶として残るのは上澄み部分の楽しくて綺麗なモノばっかりだけど、実際はそんなことなくて、苦い思い出もたっくさんあった。家族5人と一匹の田舎暮らしは、一見憧れの暮らしのようにも思えるけど、現実はそんなに甘くない。
贅沢な不満のようにも思えるけど、幼いながらに日々色々な葛藤をしてた。
綺麗で立派な家に住むことに憧れていたし、
洋服や学校で使う物はお下がりばっかりで、
最寄りのバス停までは徒歩で30分、登下校には1時間弱かかるし、当時は文句ばっかり言っていたような気もする。
幼少期の大半を過ごしたホステルはもうなくて、あの頃住んでいた家には違う人が住んでいて、一瞬たりとも忘れることのない存在はもういなくて、いつ帰ってもあの記憶の中のあの空間や景色はもうない。
でも、確かに言えるのは、今こうしてかけがえのない記憶として振り返ることができてるっていうこと。
あの時も今も、現状に満足ができなくて、常にもどかしさと戦いながら毎日必死に生きてる。
けど今ある幸せに目を向けるだけで、こんなにも大きな幸せに気づけるのなら、こんなふうに定期的に自分に意識を向けて、振り返ってみることって大切なんだって気付かされた。
すっかり長くなってしまったけど、ここまで読んでくれた方がいたら、ありがとうございます^ - ^
まとまりのない文章だけど、これがありのままの自分なのかなと思います。
次回は「高校での留学」について。
私の人生での一大イベントであり、たった1年とは思えないくらい濃密な時間を過ごした。
そんな今日の私の幸せは、母から送られてきた1枚の写真。
紅葉の上を2本の飛行機雲が伸びていく写真。
なんでもない風景写真だけど、この一枚が私にとってすごく大切なモノ。
1日1感謝。
Thank you for reading;))