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王騎様対龐煖

Xのつぶやき、TLに流れてしまうのでnoteにまとめました😊。
先ほど龐煖についてフォロワーさんとやり取りして、以下、思い出した内容です。
tweetのそのままと、noteへ移植に合わせて加筆した箇所もあります。

「王騎様対龐煖」
(2024.9下旬に書いたものに加筆)
今回見て思ったのは…、って毎回思ってるけど🤔、龐煖がとにかく強い🤔。なんであんなに強いんだろう🤔。
9年前に王騎様が龐煖を倒した時も、龐煖は王騎様が来る前にきっと摎と死闘を繰り広げてた訳だし、きっと摎も相当の攻撃を龐煖に与えていたはず。その上で王騎様の一撃があっての敗北だったから、やはり龐煖はめちゃめちゃ強い🤔。
それでも負けは負けと、彼は彼なりに山に籠って修行をしたのだろうな…。そして彼なりに納得のいく答えが出たから地上に降りて来て、趙の総大将の誘いをきっと受けたのだろうなぁ🤔。

王騎様対龐煖論は、ほんとはnoteに書こうと思ってたことなのだけど(これはXからの移植です😊)、noteの方には、以前感想でどうして9年前に王騎様は龐煖をあのあとずったずたに切り刻ざまなかったのか…少し不思議に思ったと書いたけど、映画を見ながらの前々回あたりから、その時王騎様にとって龐煖なんて、きっともうどーでも良かったのだろうなぁと思うようになった。

目の前に倒れた摎がいて、王騎様は本当に悲しくて悲しくてきっと大変だったろうなぁ、もう龐煖なんて目に入ってなかったろうし、どーでも良かったんだよね。信が、王騎様に一矢を放った魏加を瞬殺したあと、振り向きもしなかったように。

騰が趙荘を切り倒したあと、やはり振り向きもせず殿の元に全速力で駆け戻ったように。

龐煖の矛に関しては、信があの松明の灯る夜襲の時に「もらった!」と背後から攻撃した時に龐煖の矛の柄を使っての背後攻撃に敗れたのと同じように、龐煖が背を向けた時はもっとも危険だ。王騎様もそれでやられた。魏加の一矢があって一瞬の隙があったものの、弱って立てないふりをして、やいばを内側に翻し、後方の敵(王騎様)をまっすぐ突いている。悲しいが、一瞬の判断力と一瞬の隙を突き、矛先が折れた形状さえも利用した龐煖の勝ちが決まった瞬間だ。


「龐煖の倒し方」
最初から毎回、ずっと龐煖の倒し方を考えている🤔。ほんっとに強い、どうしたら勝てるだろうか。

やっぱり、槍か矛だなぁ。原作、この先読んでませんが、きっと信があの王騎様の矛で龐煖を撃つのだろうか…。

夜襲の時の羌瘣と信の2人がかりで戦った時の戦い方と、王騎様との一騎打ちの時の戦い方とでは、龐煖の戦い方は若干異なる。

夜襲の時の戦い方で王騎様と戦ったら、もしかしたら王騎様は勝てないのでは、とさえ思う🤔。龐煖は王騎様に合わせて矛対矛の戦い方で挑んでいる。複数対と一対一での戦い方を変えるのは当然だ。

羌瘣の剣のリーチでは矛の長さに敵わない。けれど、後方に向かって矛の柄で突いてくる一撃を何とか避けて、その下から背後に回り込めば羌瘣のスピードなら一太刀撃てるかもしれない。でも、一太刀撃てても、きっと勝てない。

お前ら槍!と信が言って、一斉に龐煖に向かって槍を投げるが、槍の戦い方は本来そうではない。投げるのは最終手段だ(2本3本と持っていたら別だが)。手から武器を離しては、あとは戦わない=一目散に逃げるか、死ぬかということになるからだ。槍は刀より強いが、矛と戦う時は突いてのみ強い。

矛は片刃なので2手の武器だ。構えて払って威力が出る。だが払う時の反対側に死角ができる。それに対して槍は1手の武器だ。突くのみだ。

もし複数の槍で攻撃できるとしたら、払ってくる矛の反対側の、特に矛を持つその右手後ろ脇腹にかけての最大の死角に複数の槍で突っ込むしかない。

龐煖は矛の回転技を使うが、必ず回転が止まる時がある。そのタイミングを狙って、矛を持つ反対側の、龐煖の左手側、まずは向かって右側を攻撃。これは囮だ。龐煖は左に回転しながら左の敵を矛で払う。その時、矛を持つ右手の脇が死角なので(この場所は、龐煖が間合いを取らない限り矛先が決して届かない)、龐煖が左に向かって矛を払った瞬間に右側脇腹へ攻撃。これを避けるために、龐煖は必ず間合いを取る。そのために後ろに退くか矛を立てて回転するか、一歩踏み込んで矛の柄を使って相手を突いてくるだろう。その隙が最大のチャンスだ。(手に持っている)矛に対して直角の、柄からも矛先からも一番遠い矛の中央近くの位置の、矛から1番近い身体の部分が死角だ。
(※補足:この死角に攻撃があった際、龐煖は側面蹴りで死角への攻撃を防ぐだろう。そのためにも矛を持つ手側(死角方向)側面へのキックを出させないために軸足への攻撃が不可欠になる。それが以下の↓攻撃の所以でもあるのだ。)

1人払われてもその反対側へ、また払われたらその反対側への攻撃を繰り返し、そして龐煖が間合いを取るために身体を捻った時、あるいは後ろに退いた時の隙の生まれた背後のアキレス腱を狙って、槍で左足のアキレス腱を斬る(槍のリーチを最大限に生かす。槍の切先には双刃がついている)。龐煖は右利きなので左足が軸足だ。左足を抑えれば矛が振るえない。ここでバタンと倒れてくれれば良いが、ランカイを倒した時のように龐煖が地面に倒れたあとは首を狙って複数突き刺すしかない。

スピードの係数を入れてないのと、龐煖の矛の柄を使った攻撃のスピード(左側を攻撃した時に右側に隙が生まれると言ったが、左側をかわした直後に柄を使った攻撃で右側の死角への攻撃も突かれることもありうるので、左側と右死角への攻撃はほぼ同時に近い瞬間に突かなければ効果がないだろう。それも右側攻撃者は死角を攻撃すると思わせて本当の狙いは左足のアキレス腱だ。龐煖の判断力ならアキレス腱への攻撃は矛の柄で防がれてしまうかもしれない。その時は矛先が天を向くので、左側の攻撃者が龐煖に斬られてなければそのまま左脇腹を突けば決まる。)を加味してないので、まだまだこれでは不十分だとも思う。もっとも腕の立つ槍使いが少なくとも6人は必要だ。今度は時間をかけて一対一の戦いでの龐煖の倒し方を考えたい。



「王騎様のシーン🎬。」
いっぱい素敵な場面があるのだけど、個人的に好きなのは「んー(って感じに空を仰いで)、20年ぶりですかねぇ…、この感覚…。」の動きと台詞と、画面の兵士たちの間から見える立ち姿、からの「血が沸き立ちますっ!」ですねぇ。もう選べない位、名場面だらけですが。

それから、「皆の背にはこの王騎が常についてますよ!」「(兵士たち)おーっ!!」と(ここはやはり大名場面)、兵士たちの喧騒の中、王騎様が龐煖の方をじっと見るところと、龐煖もまた王騎を見ているところ。どちらかが死ぬまで戦いは終わらないんだろうなぁって個人的に感じて、辛いのだけれど…。

あと、これは場面ではないけれど、王騎様は本当に心底摎が好きだったのだなぁ。というのも、王騎様は摎が昭王の忘形見だってことを知っている訳で(これはかなりの勘ぐりだけれど王騎様のお父様と摎の母親のお父様は戦友同士だったから、摎のお母様の事も王騎様はよく知っていたのかもしれませんよね)。

その摎を召し使いの子として育てた王騎様のご両親としては、大事な昭王の忘形見、きっと召し使いの子だけれど、とても大事に大切に育てたと思うのです。王騎様の戦いっぷりを子どもの頃から見ていて、本人が望んでいたとしても絶対に危険な戦場などに出さなかったはず(生きるか死ぬかの場所ですから)。

もちろん、戦の神に愛されてると昌文君も言ってた位、摎は戦上手だったのかもだけど、それでももし客観的に王の忘形見をただ育てる守るだけなら、危険な戦場には絶対に出るなと言ったと思うんですよね。

それを王騎様は摎の望みや願いを、きっと時には命がけで彼女を守りながら、そして時には昌文君に摎をしっかり頼みますよと頼みながら、摎が自分と同じ世界に身を置くことを認めているのですよね。

その、命がけで摎を守りつつ、なおかつ摎もきっと生き生きと戦い、戦果を上げ、やっと勝てた戦がきっとあの南安の戦いだったのかなぁと思うのでした。王騎様が、久しぶりですねぇ、この感覚…と言った感覚の南安の戦いは、王騎様にとって摎と共に死地を何度も越え掴み取った、命の輝きを一番感じた勝利だったのだろうなぁと思うのでした。

大好きな彼女が、彼女が生きる世界を、たとえ命懸けの危険な世界でも(もちろんそれが王騎様も生きる世界“戦場”なのだけど)最大限にサポートしてくださってたのですよねぇ王騎様は。それほど摎を愛していたのだろうなぁと、王騎様の気持ちがあの台詞の奥の奥の奥に、私はかすかに見えるのでした。

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