
【340人規模ベスト8】【全文無料】マ、マナフィがいたって月光手裏剣で、できるんだからね!!令和のツンデレデッキ!?ゴッドパオジアンがmana杯ベスト8だった件。
ツンデレといえば御坂美琴。異論は認めない。(個人の感想です。)

というわけで、ツンデレが好きです。
どうも、ソラ(@sky_pokemoncard)と申します。
ところで皆様、『ツンデレ』という言葉をご存知でしょうか?
そんな平成のオタクしか知らん言葉なんぞ知るか!という方もいると思うので念の為調べてみましょう。
べ、別にあんたの為に調べてあげたんじゃ、な、ないんだからね!!
つん‐でれ
女性の性格や行動の傾向の一つ。普段はつんつんと無愛想な女性が、特定の男性と二人きりになると、でれっと甘えてくるさま。または、普段は無愛想な女性が、時折甘えた行動をとるさま。アニメなどのキャラクターの性格設定として多く用いられる。
改めて言語化されるとしんどいかもしれん。
それはさておきツンデレって大変に可愛いですよね。
王道と言っても差し支えない人気のキャラクター設定で、一番好きって方も多いのではないでしょうか?
未だにアニメで典型的なツンデレを見ると、ニチァアというオノマトペが似合う、気持ちの悪い笑みを浮かべるくらいには可愛いと感じるキャラクター設定の1つです。

なんというかもはや伝統芸能のような、いつまでも色褪せない様式美とでも言いましょうか。
そんな魅力がツンデレにはあるわけです。
ツンデレは最高なのです。
ではそんなツンデレなデッキがポケカにもあるって言ったらどうしますか?
またまた〜、、、そんな可愛いデッキがあるわけないじゃないですか〜、、、そんな1ターン目に全く展開できずにセビエも置けないツンツンな時もあれば、クロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》を決めて急にデレデレに甘えてくるデッキなんて、、、あるわけ、、、あるわけないよな〜、、、

ツンデレデッキ爆誕!!
と、いうことで今回のテーマはアルセウスパオジアンセグレイブです!!
巷ではゴッドパオジアンなんて呼ばれている話題のデッキタイプです。
僕のnoteでは初のtier1に位置するデッキがテーマになりましたが、いざいざ書いていきます。
大変にキモい冒頭を書いておいてこんなことを言うのも意味不明だとは思いますが、ヒスイゾロアーク以外のnoteを書くのは少し緊張するようなしないような、怖いような怖くないような気持ちがあります。
過去作を読んでくれている人にも満足してもらえるnoteを書くのはもちろんのこと、ここから読んでくれた人にも満足してもらえる内容になるように頑張る所存ですので生暖かい目で見て頂けると幸いです。
今回もこれまで同様、全文無料の投げ銭方式となります。
拡散してくれた人には有料部分のおまけも読めるようにしておくので、どしどし拡散して頂けると僕の承認欲求が爆上がりします!!
note執筆のモチベーションに繋がりますのでお願いいたします!!
それではご挨拶もほどほどにnote執筆の経緯の説明から。
この度mana杯という340人規模の大会に参加しまして、ありがたいことにベスト8に食い込むことが出来ました!!🎉🎉🎉
チームメンバーと練習仲間のみんなには頭が上がりません。
いつもありがとう!!
みんなのお陰で勝てました!!
340人規模のmana杯に参加してきました。
— ソラ (@sky_pokemoncard) September 3, 2023
初戦負けから気合いのサブマリン戦法で19位のトナメ上がり!!
本戦はTOP8でした!!
最終戦の方は台湾の世界代表で調整で来たとのこと。
世界の壁に屈しました、、
優勝してて流石でした!
マッチアップと綺麗なデッキリストはリプライあります!#mana杯 pic.twitter.com/PDBhr8t4O4
※本noteでは当日の振り返りは予定しておりませんので、当日のマッチアップにつきましてはツイート(ポスト)のリプライをご確認ください。
考えてみると相互シャッフルになってから、初のまともな実績ということで大変嬉しく思いますが、最終戦は熱い試合だっただけに勝ちきれず悔しさも残りました。
これを良い刺激と捉え精進する次第です。
大会に関しては会場も綺麗かつコンビニも近く、対戦に集中しやすい会場選択で運営の心配りを感じました。
招待選手も第一線で戦うような常勝プレイヤーから人気YouTuberまで幅広く招待しており、個人的には運良くよし選手と対戦できたことが嬉しく光栄でした。
サインをお願いしたところ快く引き受けてくれて、「次はもっと大きな舞台で対戦しましょう。」と言ってもらえ(興奮しすぎて幻聴かもしれません。)感激で死ぬかと思いました。
今の実力では到底そんなことはできないので、もっと精進しようと思います。
進行も多少早足には感じましたが、大規模な大会にもかかわらずテンポ良く進行して頂き、CL1週間前の大規模大会ということで擬似CLと言っても差し支えない緊張感もあり、良いモチベーションを貰えたと感じております。(CL横浜は落選ですが、、、)
対戦頂いた方々、運営・ジャッジの皆様方ありがとうございました。
また次回参加させていただく際もよろしくお願いします!!
それではいざいざ本題へ。
まずはキーカードの読み合わせから。
所謂テキスト確認ってやつです。
カードのテキストなんてそんなん知ってるよ!!って人はデッキリストの項から読んでいただけると幸いです。
テキストを確認しながらゴッドパオジアンというデッキがどんなデッキなのかについても書いているので、まだポケモンカードに触れて間もない方や、CL横浜をみてゴッドパオジアンについて知りたくなった人に読んでいただけると参考になる部分があるかと思います。
べ、別に全文読んでほしいだなんて、お、思ってないんだからね!!
▼キーカードテキスト確認
では今作のヒロインたちを見ていきましょう。
▶︎パオジアンex

氷タイプの癖に雪道が苦手なケモ耳ドジっ子系ツンデレ。
一撃の破壊力が高い。
CV:釘宮理恵。
水タイプHP220たねのポケモンex。
鋼弱点のにげるが2。(S135族でにげるが2なの永遠に納得出来ない。)
たねポケモンですので進化することなく即座に起動できるアタッカー。
exですのできぜつするとサイドを2枚取られてしまう点と、HPが220とあまり高くはない点には注意しましょう。
特性《わななくれいき》をバトル場で使うことができ、山札から基本水エネルギーを2枚持ってくることが出来ます。
おい!!たっぷりバケツexって言ったやつ誰だ!!
怒らないので手をあげてください!!

失礼。
取り乱しました。
このたっぷりバケツexパオジアンexの《わななくれいき》はバトル場でしか使用できないのですがターン1回の制限はありません。
そのため別のパオジアンexがバトル場に出ることで2回目の《わななくれいき》を使用することができ、一気に4枚もの基本水エネルギーを山札から持ってくることが可能です。
ただしパオジアンexはexルールを持つルールを持つポケモンですので、特性《わななくれいき》が頂への雪道でなくなってしまいます。

「ルールを持つポケモン」なので気をつけよう!!

そのためロストスイーパーや各種スタジアムなどの頂への雪道を壊せるカードを採用し、《わななくれいき》を強く使うことが重要になります。

これを掃除する用の掃除機が欲しくなる。

これが沢山ある所で目当てのポケモンにタッチするの
ほぼ不可能。
青天井わざ《ヘイルブレード》を水水で使うことができ、自分の場のエネルギーを参照しトラッシュする枚数によって打点が60点ずつ上がっていきます。
パオジアンex以外に付いているエネルギーもトラッシュする事で打点になるので、その点も注意しましょう。
ダメージラインは
1枚で60点
2枚で120点
3枚で180点
4枚で240点
5枚で300点
6枚で360点
と上がっていきます。
ここテストに出るからしっかり覚えておくように!先生は言いましたからね!!
このように相手がVMAXだろうと進化exだろうと一撃できぜつさせることができ、360点を出す為の6枚という要求を自身の特性《わななくれいき》とスーパーエネルギー回収にて達成でき、特性とわざが噛み合っている優秀なアタッカーです。

このカード、冷静見ていくと破格の性能をしているのがよくわかります。
なんたってこのカード1枚でエネルギーサーチと高打点アタッカーの、2つの役割をこなしてしまうんですから普通にぶっ壊れ性能です。
昔から1枚が2枚になるカードは強いと相場が決まっていますので、充分パッケージヒロインを張れるスペックです。
▶︎セグレイブ

幼馴染系ツンデレの負けヒロイン枠。
僕が一番好きなのは大体このポジション。
CV:東山奈央。
水タイプHP160の2進化ポケモン。
鋼弱点のにげるが2。
2進化ポケモンの為、通常であればセビエ→セゴール→セグレイブと順番に進化させなければ出すことができないが、ふしぎなアメを使うことでセゴールを飛ばしてセビエから進化させることができます。

2進化ポケモンの為HPが160と比較的高く、わざ《バスターテール》が水水無で使用でき、130点という中々の打点を出すことができます。
環境に多くいる、かがやくゲッコウガや、ウッウから倒されないHPかつ、セグレイブ側からは倒すことができる点が優秀です。
また《バスターテール》はエネルギーのトラッシュを必要としないわざの為、倒されなければエネルギーが盤面に残る点も優秀で、エネルギーが盤面に残れば《バスターテール》で毎ターン攻撃することができ、入れ替えることができれば残ったエネルギーは《ヘイルブレード》の打点にもなります。
エネルギーのトラッシュが無いということは、攻撃するためのエネルギーを集める必要がないということなので、エネルギーをトラッシュしてしまうこのデッキではセグレイブのような場持ちの良いアタッカーがいると展開が楽な場面が多いです。
さらになんといっても特性《きょくていおん》が強力で、手札にある基本水エネルギーを好きなポケモンに好きなだけ貼ることができます。
そのため《わななくれいき》やスーパーエネルギー回収と相性が良く、それらと組み合わせることを想定したデザイナーズコンボが強化です。
パオジアンデッキの心臓部といっても過言ではなくボスの指令で常に狙われる存在の為、可及的速やかに2体進化させ盤石な盤面を作ることが重要になります。
にげる為のエネルギーが2と多少多いのでボスの指令から呼び出され、逃げられないなんてことの無いように注意したいところです。
▶︎かがやくゲッコウガ

男子より女子から人気のあるタイプ。
多分女子バスケ部のエース。ファンサで2人きぜつする。
CV:小松未可子。
水タイプHP130たねのかがやくポケモン。
雷弱点のにげるが1。
デッキに1枚しか入れられない、かがやくポケモンでルールを持つポケモンです。
たねポケモンでありサイドを1枚しか取られないポケモンの割にはHPが130と高く、特性《かくしふだ》によりエネルギーを1枚トラッシュすることで山札を2枚引くことができます。
基本水エネルギーを山札から持ってくる《わななくれいき》と相性がよく、組み合わせることで《わななくれいき》で基本水エネルギーを2枚引き抜き、《かくしふだ》でトラッシュすることで山札を2枚引くことができるので、山札を計4枚少なくすることができます。
先述した通りルールを持つポケモンであるため頂への雪道を貼られた場合、特性《かくしふだ》が無くなってしまう点には注意が必要です。
また、わざ《げっこうしゅりけん》を水水無で使用することができ、エネルギーを2枚トラッシュすることで相手のポケモン2体に90点を与える動きが強力です。
これにより環境に多いサーナイトデッキやロストデッキに使用される、HPが少ないキュワワーやラルトスなどのポケモンを2体きぜつさせることができるので、相手盤面を制圧しながらサイドを2枚取る動きが理不尽です。
ただそれらのデッキには特性《なみのヴェール》を持つマナフィが採用されており、《げっこうしゅりけん》を強く使えないよう対策されています。

「後2でキルリアは取れねェだろうよい」
そのためマナフィを出された場面でも《げっこうしゅりけん》を強く使えるように、クロススイッチャーとキャンセルコロンを合わせて使い、マナフィをバトル場に呼び出し《なみのヴェール》を無くすことで《げっこうしゅりけん》で無理矢理サイドを2枚取るコンボが強力です。


このコンボを決めるために、《かくしふだ》やカイ、ポケストップ、後述するアルセウスVSTARの特性《スターバース》
これらを駆使することでコンボパーツを集め、クロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》を決めることが、このデッキ最強のコンボです。

▶︎ネオラントV

いつもクラスの中心にいるタイプの陽キャ。
おそらくサイトウコウセイさんとシナジーがある。
CV:竹達彩奈。
水タイプHP170たねのVポケモン。
雷弱点のにげるが1。
HPが170とVポケモンにしては控えめで、きぜつするとサイドを2枚取られてしまいますが、手札からベンチに出した時に使用できる特性《ルミナスサイン》により山札からサポートを1枚持ってくることができます。
ハイパーボールからネオラントVを呼び出し《ルミナスサイン》を使用すればサポートを持ってきてくれるので、手札にカイがない場面でも安定してカイを使用することができます。

人気があるのに攻略できない系のキャラ。
自分の番に手札からベンチに出さなければ使えない特性ですので、ネストボールや、バトルVIPパスで山札からベンチに出した時は特性を使えないので注意しましょう。
またネオラントVもVルールを持つルール持ちのポケモンですので、頂への雪道で特性が無くなってしまいます。
さらにネオラントVの場合、手札からベンチに出した時が特性の発動条件ですので誤って頂への雪道下でベンチに出してしまうと、特性が使えずただベンチを1つ占領しただけになってしまい大損です。
盤面の確認はしっかりやりましょう。
また、わざ《アクアリターン》を水無無で使うことができ、相手に120点を与えながらエネルギーごと山札に戻ることが可能です。
先述したようにHPが170と控えめな点ときぜつした際にサイドを2枚取られるという、自信の欠点をきぜつさせられる前に自ら山札に戻ることで補っています。
また120点を出せることが優秀で、小物の相手ポケモンをきぜつさせながら山札に戻ることが可能です。
さらに山札に戻ることで再び《ルミナスサイン》を使用することができ、最終盤面の詰めでカイを使いやすくなります。
中終盤に山に残っていれば、ハイパーボールから任意のタイミングでナンジャモやボスの指令を使うこともでき、相手の要求を上げることができる点でも強力なカードです。
▶︎アルセウスVSTAR

なんでもそつなくこなす学級委員長タイプ。
たまーに抜けてる一面もあり教室を間違えることも。
CV:名塚香織。
無色タイプHP280、V進化ポケモンのポケモンVSTAR。
闘弱点のにげるが2。
ポケモンVSTARですので進化元のアルセウスVが場にいなければ出すことが出来ず、Vポケモンなのできぜつした場合相手にサイドを2枚取られます。
VSTARパワーであり特性の《スターバース》が強力で、山札から好きなカードを2枚持ってくることができます。
VSTARパワーなのでゲームの中で1度しか使用できませんが、山札から好きなカードを2枚サーチするという汎用性の高さ。
序盤・中盤・終盤どこで使用しても強力なVSTARパワーであり、この特性1つでデッキ全体の安定度を飛躍的に向上させることができます。
また、わざ《トリニティノヴァ》を無無無で使用でき200点を与えながら、自分の場のポケモンVに山札の基本エネルギーを3枚まで好きなように貼ることができます。
《トリニティノヴァ》を使用する為に必要なエネルギー要求が無無無のため、色の指定がなく攻撃を行いながらエネルギーを加速する追加効果により、後続アタッカーを瞬時に育成する性能も相まって組み合わせ方はまさに無限。
登場から1年半経った今でもさまざまなデッキに採用されており、遂に株式会社パオジアンからもお声がかかり採用となりました。

採用の決め手としてはなんといっても《スターバース》によるコンボ達成能力+序盤展開の向上。
この2つが大きいです。
《スターバース》の対象を1枚カイにすると、カイで水ポケモンとグッズを持って来れるので、実質3枚サーチとやりたい放題です。
序盤は《スターバース》からカイに繋げることでセビエの進化を補助したり、クロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》に必要な足りないコンボパーツを集めたりと、展開を補助しながらデッキの最大値を向上させています。
また最終盤まで《スターバース》を温存できれば、ナンジャモやツツジにて手札を減らされた後でも、《スターバース》からスーパーエネルギー回収やボスの指令を持ってきてゲームを決めることも可能です。
また《トリニティノヴァ》がエネルギーをトラッシュをしなくても使えるわざなので、セグレイブの項で触れたように場持ちがよく、セグレイブと違いHP280という高い耐久もあり継戦能力が高い点も優秀です。
《トリニティノヴァ》後の選択肢として、山札の基本水エネルギーをアルセウスVSTAR自身にも貼ることができ、ネオラントVが出ているならそちらに貼ることもできるので次の番の《アクアリターン》も選択肢にできます。
《わななくれいき》から山札の基本水エネルギーを抜き切れていない場面では山札の圧縮にもなり、今後必要なカードに触りやすくなる点も覚えておきましょう。
またこれまでと同様にアルセウスVSTARもVSTARルールを持つ、ルール持ちのポケモンの為、頂への雪道により特性《スターバース》が無くなってしまうので注意しましょう。
またVSTARの天敵である空の封印石にも注意が必要です。
最近ではあまり採用されていないカードですが、この1手で形成が逆転する可能性があるので頭の片隅では警戒しておきましょう。

《スターオーダー》
▶︎デッキとしての課題
皆さん!!
今作のヒロイン達はいかがでしたか!?
みんな可愛い子たちでしたね!!
みんなとても可愛い子たちなのですが、寒いのが苦手な子が多く、寒いと機嫌が悪くなりツンツンしてしまうようです。
特に雪なんか積もってるともう機嫌最悪で。
雪が溶けるとデレてくれるんですけど、なぜかデレデレな時はいつもポケストップの前なんですよね、、
あと意外と綺麗好きな子が多くて、変な掃除機でお掃除してる時なんかは特に機嫌がいいです!!
1人猛吹雪でも元気な子がいましたが、子供の頃は大人になりたくない!!なんて我儘を言って拗ねてたんですよね。
アメを食べないと大きくならないよっていっても聞かなくて、、あの頃は大変でした。
まぁそんなイヤイヤツンツンな部分も子供らしくて可愛いのですが、大人になった今ではデレデレに尽くしてくれるのでギャップがあって可愛いやつなんですよ。
そろそろ怒られそうだな、、
(逆に今までよく怒ってないと思えたな。もうみんな帰ったよ。)
このようにメインヒロインの4/5が頂への雪道に弱く、デッキ単位で頂への雪道が辛いことがわかります。
その為このデッキの最重要懸案として、頂への雪道の攻略が必須条件となることがお分かり頂けたかと思います。
見たことがある方ならお分かりいただけるかと思いますが、頂への雪道で動きを止められたパオジアンデッキの何も出来なさっぷりは、滑稽を通り越して哀れとも言えるほどで正直見るに耐えません。
だがしかし!!
逆に言えばそれさえ超えれば圧倒的な制圧能力で、相手盤面を破壊することが出来るのがこのデッキ最大の魅力です。
その為のコンボの再現性と頂への雪道の攻略を、念頭に置きデッキレシピの項へ移りたいと思います。
頂への雪道を攻略し、やつに吠え面をかかせてやりましょう!!

おもしれー女」
目指せ!!おもしれー女!!
さて

スタジアムは左。
エネルギーは横向きで貼るタイプの人間です。
なんとここまで驚異の8500文字!!
前置き長すぎクソnote確定だと思ったそこのあなた!!
本当の戦いはここからだぜ!!
それではお待ちかねのデッキレシピおよびプレイングの解説になります。
本項でデッキの弱点も見えてきたのでいざいざ本題へ。
▼デッキリスト

Kc8Dcx-q3nlav-K4D8YJ
あまりにも前の事すぎて、冒頭で既にデッキリストが公開されている事に誰も気がつかない説。
▶︎特筆点
世のゴッドパオジアンのレシピと大きく違う点だと、頂への雪道を壊せるカードが6枚採用されている点だと思います。
基本的なデッキリストだと頂への雪道を壊せるカードは4枚(ロストスイーパー1、ポケストップ3)程度かと思いますが、前項でも触れた通りこのデッキタイプの多くは頂への雪道を苦手とするカードで構成されており、そこを突破することこそが頂への道だと考えて調整した結果、ロストスイーパー2、ポケストップ4の配分となりました。

ミュウ、ビーダル、エネルギー回収、ポケモンいれかえ、シロナの覇気、セイボリー、などなどよく採用されているカードの有無については、不採用カードの項で触れていますのでそちらをご覧いただければと思います。
▼採用カード解説
本項では採用枚数と理由、各カードを使うときに意識していることを書いています。
特性やわざなど基本的な情報に関しては前項で説明しておりますので割愛させて頂きます。
書き漏れがあったらすみません。

改めてデッキリストを載せています。
ご活用ください。
▶︎パオジアンex
《げっこうしゅりけん》でサイドを2枚取れないデッキor《げっこうしゅりけん》からサイドを2枚取れなかった試合だと、VSTAR及び進化ex3体との真っ向からの殴り合いが想定され、その場合2から3枚使う可能性があるので3枚の採用です。
基本的に先攻の場合、手札にあればスタートさせてよく、後攻の際はセビエなどのサイドを1枚しか取られないポケモンがいる場合は、そちらの方を優先してスタートさせます。
理由としては、
先攻の場合、後1からパオジアンexをきぜつさせてくるデッキが現環境に少ない点と、《わななくれいき》を先1、先2と使う事で基本水エネルギーを4枚集める動きが強いのでスタートさせて良いと考えています。
後攻の場合、相手が先2からパオジアンexをきぜつさせてくるデッキタイプかどうかがまだ分からず、その状況でスタートさせてしまうとベンチに下がる手段がこのデッキだとクロススイッチャーしかない為、後攻でのスタートはあまり芳しくありません。
先1の相手の動きでデッキはある程度分かると思うので、先2でパオジアンexがきぜつする対面でないのなら、セビエなどに基本水エネルギー手張り→にげる→パオジアンexバトル場で《わななくれいき》の動きを取れると、かがやくゲッコウガが盤面にいる場合、その後の《かくしふだ》まで繋げることができます。
通常は難しくとも先2の上振れからパオジアンexをきぜつさせてくるデッキ(サーナイトexやロストギラティナなど)もありますが、その要求はかなりあると思っているので相手の上振れを恐れるより、こちらが押し切って勝つことを意識してパオジアンexを使っています。
もちろん相手の盤面と手札の枚数も考慮して、パオジアンexを前に出すかは決めるのですが、このデッキでは時に強気なプレイも大切になると考えています。
《わななくれいき》を使用する際は必ず山札にある基本水エネルギーの残量をその都度確認し、エネルギーが無い状態で《わななくれいき》の宣言をしないよう注意しましょう。
また相手から手札干渉をされた時の受けとして山札に基本水エネルギーを1枚残しておくと、《わななくれいき》から《かくしふだ》に繋げることができるので、そこからスーパーエネルギー回収などを引いて勝利となる場面もありえます。
細かな点ですが覚えておくと勝利が近づくかと思います。
▶︎アルセウスVSTAR・アルセウスV
最初の番に出来るだけ出したいが、最終的にどこかのタイミングで出せれば良いと考えているので1-1での採用となります。
デッキとしてはアルセウスVSTARに頼り切っている訳ではなく、出せたら要求が減って楽になるくらいのカードなので最終盤まで《スターバース》を温存できる試合もあります。
その点でも1-1の採用が妥当に感じます。
前項でも触れましたが《スターバース》からコンボパーツを集める際は、カイを絡めることで3枚サーチに早変わりします。
一見要求が足りないと思われる場面でも、《スターバース》カイから実は揃っていたなんてこともあるので、見逃さないように注意しましょう。
アルセウスVSTARといえばダブルターボエネルギーをつけての《トリニティノヴァ》180点が印象的ですが、このデッキは《きょくていおん》から基本水エネルギーをアルセウスVSTARに貼ることも出来るので《トリニティノヴァ》を200点で強く使うことができます。
そのため耐久の低いVポケモン(ライコウVなど)ならそのまま倒せるのが偉いです。
前項でも触れましたが、このデッキでは珍しく盤面にエネルギーを残しながら攻撃ができる数少ないアタッカーですので、HPの低いポケモンを単体できぜつさせる際はパオジアンexよりもアルセウスVSTARで倒した方が、エネルギーのトラッシュがなく継戦能力が高いです。
HP280という高い耐久により相手の攻撃を基本的には1回耐える点も優秀で、アルセウスVSTAR1体でサイドを1から3枚取れる性能が不器用なこのデッキを縁の下から支えてくれています。
▶︎ネオラントV
《ルミナスサイン》によりカイに触ることができ、デッキの安定度を上げてくれる為、1枚の採用です。
デッキのコンセプトをいじることなく《アクアリターン》を使えるため、デッキ単位で相性の良いポケモンです。
《アクアリターン》で小物のポケモンをきぜつさせ、サイドを取りつつ山札に戻りサイド1のポケモンを押し付けることができるので中間択として優秀だが、3枚のエネルギーを必要とする点が多少重く場にも残らないので、無理して使おうとは考えず余裕がある中で使うことを意識しましよう。
120という打点によりクレセリアなどをきぜつさせられる点も優秀です。
特性《しっこくのわざわい》を持つミカルゲが、相手盤面に出ている時は、《ルミナスサイン》を使うことが出来ないので注意しましょう。
▶︎セグレイブ・セビエ
どの試合でも少なくとも2体は進化させる必要があるので、サイド落ちなどを考慮して3-3での採用です。
セグレイブに関しては2枚の採用も時々見ますが、早期に2枚ポケストップに巻き込まれてしまうとすごいつりざおに触るまで再起不能になってしまうので、安全に運用したいのであれば3枚をおすすめします。
《きょくていおん》によりデッキを支えるデッキの心臓部である為、どんな試合展開だろうとセビエを必ず2体出すことを意識し早期に進化させましょう。
毎ターンの始めと終わりにセグレイブラインが2体出せているかを、必ず確認することからスタートすると言っても過言ありません。
どんなに優勢な盤面でも、セグレイブが1体のみでベンチを埋めてしまうもしくは埋められてしまうとセグレイブがきぜつさせられてしまった場合、1ターン確実に攻撃できないターンを作られてしまう可能性があります。
2体目のセグレイブラインをどうしても出せなかった時は、次の番きぜつしても問題がないようにスーパーエネルギー回収などで基本水エネルギーを集め、《きょくていおん》が使えるうちに先に貼っておく動きも大切になります。
その他セグレイブを1体のみにしていいのは
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・最終盤の詰めの段階でセグレイブを倒されても勝ちにできる場面。
・相手アタッカーを毎ターン全滅させることができ、相手側からの攻撃でセグレイブのきぜつが絶対に無い盤面を維持したまま勝ち切れる場面。
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のみです。
かなり綱渡りな戦術かつ1度でも相手に展開を許すと、セグレイブラインを毎ターンきぜつさせるだけで相手の勝利になってしまう危険性があり、プランの1つとして覚えておくことは重要ですが相当有利な場面でないと実行は難しいかと思います。
アルセウスVSTAR同様盤面にエネルギーを残しながら攻撃することができるのが優秀で中終盤セグレイブを2体進化させることができ、相手バトル場がHP130以下のポケモンであればセグレイブで攻撃するプランも大いにあります。
かがやくゲッコウガをピッタリきぜつさせる打点も素晴らしいです。
▶︎マナフィ
相手からの先2《げっこうしゅりけん》により、セビエを2体きぜつさせられてしまう点を許容できず1枚の採用です。
この枠は検討の余地があり、下記のような場面であればそもそも必要ないカードになってしまいます。
---
・こちらが先攻を取り先2からセビエをセグレイブに進化させることが出来た。
・後攻を取ってしまったが相手が先2から《げっこうしゅりけん》使ってくるデッキではない。
・後攻を取ってしまったが相手が先2から《げっこうしゅりけん》を使うことが出来なかった。
---
また、マナフィを出したとしても先2クロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》を通されてしまうと結果的には意味のないカードになってしまいます。
ですが先2から上記のコンボを決めることの難しさは使用者である僕が理解しており、相手の先1の展開が完璧かつ必要パーツがサイドに落ちておらず、先2も完璧なプレイをされることで通されるものだと考えています。
ただマナフィが構築上無くただ単に先2《げっこうしゅりけん》を決めるだけであれば、先1にセビエを出せなかったなどの致命的なトラブルがない限り、ほぼ確実に決められるデッキだと個人的には思ってます。
その為セビエを2体とマナフィを出してそれを越えられるのであれば、それは相手が強かったと僕は思うことにしています。
つらつらと書きましたが要するに最初に書いたマナフィが無いことによる先2《げっこうしゅりけん》を僕が許容出来るか、出来ないかの問題でしか無く、僕は許容出来ないので採用しています。
▶︎かがやくゲッコウガ
説明不要、、というかここまで読んでくれてる人なら説明はいらないかと。
もはや入らない理由教えて欲しいくらいこのデッキと噛み合いまくったカードで、このカードを中心に構成されたデッキの為、当然抜けるわけがないです。
ルールが許すのであれば∞枚採用したいカードで、1枚しか入れられないので渋々1枚の採用です。
《かくしふだ》は基本的に毎ターン使用していいのですが、基本水エネルギーの残量によっては脳死で《かくしふだ》をすることによって要求が増えてしまう場面があり、とりあえずで《かくしふだ》から入るのはやめましょう。

改めてデッキリストを載せています。
ご活用ください。
▶︎バトルVIPパス
初ターンに展開したいポケモンが多くその要求を叶える為に最も適したカードである為、最大枚数の4枚での採用です。
かがやくゲッコウガ、バトルVIPパス、基本水エネルギーを所持している場合は《かくしふだ》から入り、2枚引いて当たらなかった物をバトルVIPパスから出す動きと、
バトルVIPパスからパオジアンex、セビエを出しバトル場に手貼りからにげる、パオジアンexバトル場で《わななくれいき》から基本水エネルギー2枚を持ってきたのち《かくしふだ》から山札を2枚引く動きなどが考えられます。
前者の場合、最低限セビエを2体場に出すことができる為、《ムーンライトリバース》が絡むサーナイトexに先攻を取られている時などに使えそうな動きで、後者の場合、セビエを1体しか出せない可能性がある代わりにパオジアンexがバトル場にいるため、次の番も《わななくれいき》から入ることができ後1からパオジアンexをきぜつさせられる対面でなければ使えそうな先攻向きの動きと考えられます。
もちろん手札や対面によって動きも変わるのであくまで一例ですが、この番に何体セビエを出したいのか、次の番セグレイブに進化させる事は出来るのか、次の番の攻撃はどこのポケモンですることになるのか、などを考えて初手のバトルVIPパスを使うと最適な盤面を目指しやすいかと思います。
複数枚初手から所持しており、理想盤面を作れるのであれば《かくしふだ》より先に使用し盤面を作り、その後《かくしふだ》をすることで次の番に必要なパーツを集めやすくなります。
後1カイで持ってくるグッズの筆頭で2ターン目以降はハイパーボールやスーパーエネルギー回収のコストになります。
▶︎ハイパーボール
全てのポケモンを持ってくることが出来るかつ、アルセウスVSTARやネオラントVを持ってこれる点が優秀な為3枚での採用です。
上記カードをサーチできるので、使用する事で必要なカードを2から3枚持ってくるボールと言っても過言ではなく、初手のどうしようもない手札からネオラントVを持ってくることでカイを使用でき、バトルVIPパスなどにアクセスできるので一気に盤面を作ることが出来ます。
キャプチャーアロマと選択になるカードだと思いますが、キャプチャーアロマだと先1のどうしようもない場面から確定でたねポケモンを持ってくることが出来ず、表が出た場合1ターンの遅れが確定してしまうのでハイパーボールの採用となります。
2枚トラッシュのコストが重いものの《わななくれいき》やスーパーエネルギー回収を先に使用する事で、ハイパーボールのコストを捻出できる点も覚えておきましょう。
▶︎ネストボール
バトルVIPで盤面を形成出来ればほぼ使うことが無く2枚で足りている為、2枚の採用となります。
1ターン目にセビエを1体しか出せていない場合、2ターン目のカイで持ってくる候補カードとなり、ふしぎなアメを手札に抱えていればカイからセグレイブとネストボールを持ってくる事で、セビエをベンチに出しながらセグレイブを進化させることができます。
スーパーエネルギー回収などのコストになる場合があるので、いらないからと空打ちしてしまうとコストが足らず痛い目を見ます。
▶︎ヒスイのヘビーボール
サイドに落ちているかがやくゲッコウガ、アルセウスV、マナフィなどを持ってくる為に1枚の採用です。
しっかりと最初の山確認をし必要ないのであれば、スーパーエネルギー回収などのコストになるので空打ちはやめましょう。
▶︎ふしぎなアメ
セグレイブを2体は確実に進化させる必要がある為、サイド落ちも考慮して3枚の採用となります。
基本的に3枚目はスーパーエネルギー回収などのコストになることが多いのですが、早期にセグレイブをきぜつさせられる試合展開では、3枚使用することもあるカードなので軽率にコストにするのはやめた方が良いです。
勝ちまでの道筋を立てて、ここからセグレイブが盤面から消える事はないと判断できるまでは大切にしましょう。
▶︎スーパーエネルギー回収
試合を決めるカードであり大量のエネルギーを供給する為に必要不可欠なカードである為、最大枚数の4枚での採用です。
パオジアンexの打点を爆発的にあげることができ、クロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》を決める為のコンボパーツの一角を担っているので、基本的には3枚から4枚使用するものと思い大切に扱いましょう。
終盤手札干渉をされる前に所持していれば、先に使ってしまいエネルギーを盤面につけてあげる事で何をされても負けない盤面を作る事ができ、その点を意識できると勝ち切りやすいかと思います。
山札にエネルギーがなく《わななくれいき》から《かくしふだ》に繋げられない場合、スーパーエネルギー回収から《かくしふだ》に繋げられる点も覚えておきましょう。
▶︎クロススイッチャー
2回使用したいので4枚の採用です。
このデッキでは自らトラッシュする以外クロススイッチャーを失うことはないのであと何ターンで勝てるのかを意識し、これ以上ベンチを呼び出す必要が無ければトラッシュしても問題ないカードです。
手札干渉と相性の良いカードなので後ろのにげるが重いポケモンをクロススイッチャーで縛りつつ、ナンジャモを使えると1ターン猶予を貰える可能性があり劣勢盤面でもひっくり返せる力があるカードです。
またV系統のデッキや、サイドを1枚しか取られないアタッカーを採用していないデッキに対しては、パオジアンexの《ヘイルブレード》でバトル場のポケモンをきぜつさせていくだけで勝ててしまうので、大切に取っておかずスーパーエネルギー回収などのコストとして使いましょう。
▶︎キャンセルコロン
クロススイッチャー、キャンセルコロンを2回使う可能性があり、有効な相手には必ず1回は成功させたいのでサイド落ちも考慮して2枚の採用です。
展開の中で2回目の使用がないと判断した時は、空打ちすることなくスーパーエネルギー回収などのコストにしましょう。
またキャンセルコロンはマナフィの《なみのヴェール》を無くすカードではないので、特性《しんぴのまもり》を持つミミッキュや、特性《しっこくのわざわい》を持つミカルゲ、特性《とおせんぼ》を持つカビゴンなどに対しても有効に使えます。
プランの1つとして覚えておくと役に立つかも知れません。
▶︎ロストスイーパー
ポケストップでトラッシュされることがなく、カイから持ってくることのできる、頂への雪道を壊すカードとして2枚の採用です。
コストとしてトラッシュする以外、トラッシュに行くことがないので頂への雪道が絡む場面では特に大切にした方が良いカードです。
このデッキを使っていると忘れがちですが、相手のポケモンのどうぐも壊すことができるので忘れないようにしましょう。
▶︎すごいつりざお
ポケストップによる巻き込みでトラッシュされてしまった、アルセウスVSTARやセグレイブなどをを山札に戻す為に1枚の採用です。
最初の山確認でサイドに落ちていなければ、積極的にポケストップを使用して問題がなく、最悪アルセウスV、VSTARがトラッシュされてしまっても、すごいつりざおから山札に戻す事で中盤以降に《スターバース》を使う展開も考えられます。
また基本水エネルギーを1枚から2枚戻す選択肢もあり、《わななくれいき》から《かくしふだ》に繋げる動きや、この番の要求がエネルギーのみの場合《わななくれいき》から戻したエネルギーを持ってくることで要求を達成できる場面もあります。

改めてデッキリストを載せています。
ご活用ください。
▶︎カイ
水タイプ専用サポートであり最強の要求達成カカードなので、最大枚数の4枚の採用です。
セグレイブの進化に貢献するのはもちろんコンボパーツ集める性能としても申し分ない性能です。
山札のセグレイブが残り1枚などの限定的な場面でなければ、一番最後に使うカードになり《かくしふだ》やポケストップから必要パーツを探し、揃わなかったものをカイから確定で持ってくる動きとなります。
先程言った通りセグレイブが山札に残り少ない場面であれば、カイから先に持ってくる事で守ってあげた後にポケストップを使うと裏目がないです。
▶︎ナンジャモ
序盤のどうしようもない手札をリフレッシュしてくれる点と、こちらのサイドが4枚のタイミングで相手に差し込めると強い手札干渉サポートで序盤、中盤どちらにも役割があり1枚の採用となりました。
こちらのサイドが4枚の時に使う場面が多く、こちらがサイドを2枚取ると残りサイドが2枚になるタイミングなので、相手からするとこのタイミングでこちらの手札に干渉し逆転を狙ってくる場面です。
そのためそれらのカードを使わずキープしている可能性が高くナンジャモやツツジを使われる前に山下に送ることで、次の番ナンジャモを使わせない動きが重要です。
2枚目の採用も検討したのですが、2枚採用したとしても使う場面は1回のみの可能性が高く1枚の採用となりました。
2枚目のドロー系サポートとして、シロナの覇気やツツジの採用を検討されている方もいるかと思いますが、どちらも序盤が強くなく、このデッキ自体が押し切って勝つデッキの為+1で採用するならナンジャモの2枚目だと考えています。
▶︎ボスの指令
試合を決めるカードであり、ボスの指令+キャンセルコロンから《げっこうしゅりけん》を通すことができるので1枚の採用です。
サポートはポケストップでトラッシュされてしまう為、手札に抱えているかつ有効な場面であれば早期にボスの指令を使っても問題ないと思っています。
最後に試合を決めるカードにもなりますが、相手の盤面に致命的ダメージを与えられるなら《ルミナスサイン》などから積極的に使っていきましょう。
▶︎ポケストップ
頂への雪道を壊す・コンボパーツを集める・山札を圧縮すると役割が多い為、最大枚数の4枚での採用です。
実際に頂への雪道を壊せるのは1から2回だと思っており、残り2回はロストスイーパーで壊すことを想定しています。
2回しか頂への雪道を壊せない理由として、ポケストップ自体がコンボパーツを集める手段の1つになっているので先貼りしてしまう点と、ポケストップでポケストップを回収できない為トラッシュされてしまう性能にあります。
基本的には山札を出来るだけ圧縮したいので、毎ターン使ってよいのですがアルセウスVSTARとセグレイブがトラッシュされるのだけは問題なので、あらかじめハイパーボールやカイで持ってくる事で助けてあげる動きも重要です。
▶︎基本水エネルギー
10枚でもギリギリの枚数だと感じているのでこの数からは減らせないと考えています。
前の2進化exをパオジアンexできぜつさせる場合に必要なエネルギーが6枚となり、《わななくれいき》で2枚、スーパーエネルギー回収で4枚と集めるのが1番簡単な集め方になります。
これを3回行うとすると山に残るエネルギーは0枚となり、この時点でエネルギーがカツカツの運用であることがわかります。
サイド落ちを1枚だとした時、VSTARをエネルギー5枚から倒せると勝利になる為、実際には9枚でも足りていて、スーパーエネルギー回収もあと1枚残っていることが想定される点とこの使い方は最多枚数の使用となる為、実際は多少余裕がありそうにも見えますが体感としてはそんな事はないです。
《かくしふだ》でのトラッシュも考慮すると余裕で赤字な説もあるので、本当に《かくしふだ》から引かなければならないのか、無駄なにげるを使っていないか、無駄な手張りしていないか、などを考えて10枚の基本水エネルギーをフル活用するくらいの気持ちでエネルギーは運用することが大切です。
山札に残るエネルギーと盤面のエネルギーは、その都度確認し所在を把握しておくのが最優先です。
しつこいですが最終盤面では山札に1枚基本水エネルギーを残しておくことを意識してください。
▼不採用カード解説
▶︎ミュウ《ふしぎなしっぽ》
特性《ふしぎなしっぽ》で山上6枚を見てグッズを持ってくることができ、スタートすることでバトルVIPパスを探したり頂への雪道を貼られた場合でもロストスイーパーを探すことができるなど、役割が多いポケモンです。
ただこのデッキの場合、にげるためのエネルギーが余っていることがあまりない点と、ミュウを盤面に残されると2ターン目以降の《げっこうしゅりけん》やロストマインからサイドを2枚取られてしまう可能性があり、それらの点で不採用となります。
またグッズの多いこのデッキではポケストップが簡易的に《ふしぎなしっぽ》の役割を果たしているかつ、ポケストップの方が役割が多い点でもポケストップに軍配が上がりました。
▶︎ビーダル
特性《はたらくまえば》により、手札が5枚になるように引くことができ、頂への雪道下でも特性が無くならないので手札干渉+頂への雪道から復帰しやすいのが特徴です。
ただビーダルは1進化ポケモンですのでビッパを場に出せていないと出すことが出来ず、そのため序盤から貼られた頂への雪道には強くなく超えるのが難しいと感じています。
採用するのであれば1-1での採用となるかと思いますが、このデッキではポケストップを4枚、ロストスイーパーを2枚採用しており、スタジアムを壊せるカードを6枚採用する事で、先1後1に貼られる頂への雪道を超えやすくしています。
またポケストップで山札を毎ターン減らす事で山札の圧縮を行える為、最終盤の手札干渉+頂への雪道も比較的超えやすいと考えています。
以上の点からビーダルで頂への雪道を対策するのではなく、スタジアムを壊せるカードを増やすことで頂への雪道を対策しており不採用となりました。
▶︎ミュウex
ミュウの項で話した通り、にげる為のエネルギーがカツカツなこのデッキと、にげるが0のミュウexは相性がよく、特性《リスタート》により手札が3枚になるように引くことができる為、手札が少なくなりがちなこのデッキを支えてくれる点でも相性が良いカードです。
困ったときはとりあえずミュウexを前に出すで良く、この番の要求を達成できなかった際の中間択を作ることが出来るので、不器用なこのデッキに選択肢を与えてくれる点も優秀です。
わざ《ゲノムハック》を無無無で使用でき、相手バトル場のポケモンのわざをコピーして使うこと出来るので、こちらのかがやくゲッコウガがサイドに落ちている場合でも《げっこうしゅりけん》を使用できたり、ギラティナVSTARの《ロストインパクト》などもコピーして使うことが可能です。
ここまでべた褒めな訳ですが採用に至らなかった点して、真っ先に上がるのがベンチ枠が存在しないことです。
後述する理想盤面でも話しますが、セビエ、セビエ、アルセウスV、パオジアンex、かがやくゲッコウガの盤面が基本となり、残りの1枠にはネオラントVやマナフィを出していることが多い為、ミュウexを出す場所がなくミュウexを出すのであれば、ネオラントVなどを出せるように開けておきたいと考えています。
またこのカードもプレイを楽にするカードでしかなくプレイングで補える範囲なのと、頂への雪道で《リスタート》が無くなってしまう点でも耐性がなく今回は不採用となりました。
▶︎エネルギー回収
入れてもいいのですが枠がなく現在不採用となっています。
後述する基本水エネルギーの手張りの件や、《かくしふだ》でのエネルギートラッシュなど想像以上にエネルギー管理がシビアなデッキの為、その辺りの小回りを効くようにしてくれるカードです。
ただこのようなプレイを簡単にするカードは無くても問題がなく、優先的に抜けていくカードなので現在不採用となっています。
このカードで勝利することが基本的にはなく、入れるのであればスーパーエネルギー回収の5枚目として採用するのが良いと感じており、スーパーエネルギー回収を3枚にしてまで採用するカードではないと思っています。
▶︎ポケモンいれかえ
使いたい場面が後1からスタートしたパオジアンexやアルセウスVをベンチに下げるしかほぼ役割がなく場面が限定的すぎる為不採用となりました。
▶︎シロナの覇気
通常時は5枚になるように引き、前の相手の番自分のポケモンがきぜつしている場合、8枚になるように山札から引けるので、クロススイッチャーやコンボパーツを集めるのに手札をトラッシュすることなく、大量に手札補充ができるのが優秀かつこのデッキと噛み合ったサポートです。
問題点としては序盤が弱く最終盤面で使うことが強いサポートなので、最後まで山札に残っていなければなりません。
ポケストップでの巻き込みも考えるとそれは難しく、序盤から展開して押し切るデッキなので終盤しか強くなく終盤に使えるかも分からないサポートより、序盤中盤に役割のあるナンジャモの方が強く感じた為不採用となりました。
▶︎セイボリー
勝ちを大勝ちにするカード。
山札を3枚引きながら、相手ベンチポケモンを3体になるようにトラッシュさせるサポートですが、圧倒的有利盤面を作れることが多く《げっこうしゅりけん》と合わせて使うことで理不尽な展開を押し付けることができます。
デッキの最大値を上げるカードではありますが、セイボリーを使うほど余裕がある展開であれば、元より有利な盤面であることは間違いなく必要ないと判断し不採用となりました。
ポケモンカードは最終的に勝てば辛勝でも良いのです。
強いカードだとは思いますが、使い方によっては裏目になってしまうこともあるので、ある程度の練度が求められるカードだと思います。
▼サイド落ち確認
僕の場合ですが、サイド落ちは頭の中でリストを再構築するイメージで行います。
頭の中にあるリストをどんどん埋めていくイメージで、ポケモン→トレーナーズ→エネルギーの順に見て、上からリストを埋めていく感じです。
苦手な人は参考にしてみてください。

▶︎優先度S
(最初の山確認で必ず確認した方が良い物。)
アルセウスVSTAR、アルセウスV、ネオラントV、セグレイブ、セビエ、かがやくゲッコウガ、スーパーエネルギー回収、ふしぎなアメ、クロススイッチャー、すごいつりざお、ボスの指令。
▶︎優先度A+
(状況次第で最初に確認した方が良い物。)
マナフィ 、ヒスイのヘビーボール、キャンセルコロン、ロストスイーパー
▶︎優先度A
(2ターン目以降の確認で良い物。)
パオジアンex、ナンジャモ
▶︎優先度B
(優先度は低いがその都度確認する必要がある物。)
ハイパーボール、カイ、ポケストップ、基本水エネルギー。
▼理想盤面

1ターン目の理想盤面は上の図の通りになります。
先後ともにこちらの盤面を意識してプレイしてください。
優先度としては 先1であればセビエ1体は必ずで、後1であればセビエ2体を優先的に出しましょう。
ロスト対面の場合は、後1《おとぼけスピット》+あなぬけのヒモからセビエを落とされないよう最低3体はポケモンを出し、ケアすることでセビエを守り抜きましょう。
後1でセビエ2体を出さなければならない対面については下記の通りです。
・先2からボスの指令でセビエを狙えるデッキ。(アルセウスVSTAR系統・ミュウVMAXなど)
・先2からベンチ狙撃でセビエを狙えるデッキ。(サーナイトex・ミラーなど)
手札のカード次第で動きがかなり変わるので一概にこのポケモンが優先と言うものはセビエしか無いのですが、出す順番の優先度をつけるとすればこんな感じになります。
セビエ>かがやくゲッコウガorパオジアンex>アルセウスV
基本的にはアルセウスVSTARに頼らずとも戦える為、アルセウスVの優先度は低いと考えています。
手札にアルセウスVSTARを抱えており、セビエもアルセウスVも出せるなら優先度が逆転する場面もないとは言えませんが、《わななくれいき》を使えていない場合、攻撃するためのエネルギー枚数を達成できていないことが想定される為、基本的には上記の優先度で問題ないかと思います。
▼初ターンの手貼りについて
プレイの中で初手にある基本水エネルギーをパオジアンに貼るか、貼らずにキープするかの選択になる場面がありますが、2ターン目の攻撃をパオジアンexで行う事になるのか、かがやくゲッコウガで行うのかで基本的には決まってきます。
◆パオジアンexで攻撃する場合。
・相手デッキがV主体とするデッキで2-2-2or3-3or1-3-2のサイドプランが想定される対面。
・次の番のセグレイブに進化するための要求を現時点で達成しておらず、パオジアンexに2回手貼りする事で《ヘイルブレード》120点で攻撃することが想定される場合。
・最初の番にセビエを出せておらず、パオジアンexに2回手貼りするしか攻撃の選択肢がない場合。
◆かがやくゲッコウガで攻撃する場合。
・相手が進化exもしくはロストギミックを主体とするデッキの場合。
書き出すとこんな感じです。
ではなぜ手貼り1つでここまでいうのか。
それはこの手貼り1つで2ターン目のクロススイッチャー・キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》の決定率が変わってくるからです。
どういうことなのかと説明すると、初手の手札に1枚エネルギーがある場合or《かくしふだ》でエネルギーを後から引いてきた場合のエネルギー総数が手貼りをすることで2枚以下になってしまうからです。
内訳としては
・手札にある1枚
・《わななくれいき》×2で+4枚
・《かくしふだ》×2で-2
・手貼りで-1
合計が2枚となります。
では2枚以下になると何がまずいのでしょうか?
そう!!
《げっこうしゅりけん》を使用する為に必要なエネルギー枚数は3枚ですので、スーパーエネルギー回収まで《げっこうしゅりけん》を使うための要求となってしまうことです!!
要するに要求が1枚増えてるって訳です。
ただ話はそんなに簡単なものではありません。
なぜならばスーパーエネルギー回収は手札を2枚トラッシュしなければ使えないカードなので、手札の枚数が常にカツカツのこのデッキにおいては、実質要求が3枚に増えてると言っても過言ではありません。
以上の理由から2ターン目の《げっこうしゅりけん》を意識する対面では、脳死で手貼りをするのはあまり良いプレイでは無いと僕は考えます。
次の番の《かくしふだ》のためにキープすることも、もちろんあるのでその点はあしからず。
▼コンボパーツの集め方
伝家の宝刀クロススイッチャー、キャンセルコロン《げっこうしゅりけん》に必要なパーツを集めるに当たり意識することを簡単に纏めました。
まず必要になるカードが下記の通りです。
達成できていない時はこのどれかが欠けていることになります。
セグレイブ
かがやくゲッコウガ
ふしぎなアメ
クロススイッチャー×2orボスの指令+にげる為のエネルギー
キャンセルコロン
スーパーエネルギー回収or基本水エネルギー×3
かがやくゲッコウガは既にベンチに出せていると想定すると、水ポケモンとグッズ1枚はカイから集めることができるので、あと4枚の要求となります。
前項で話した通り水エネルギー×3を既に達成しているとすれば、スーパーエネルギー回収が要求ではなくなる為、残りの要求はあと3枚。
この時点で既に対象カードのうちどれか1枚を持っていると《スターバース》から2枚持ってくることで、要求達成となり無事相手盤面を破壊することができます。
では集め方の手順の話をしていきます。
基本的には《わななくれいき》から基本水エネルギーの要求をクリアし、《かくしふだ》ポケストップにて山上5枚をみてパーツを集めます。
エネルギーの要求を《わななくれいき》から《かくしふだ》まで使ってしまうと達成出来てない場面では、ポケストップから使用し《かくしふだ》を後回しにする事でエネルギーの要求をひとまずクリアさせながらパーツを探すことが出来ます。
ここのポケストップでスーパーエネルギー回収に当たると、エネルギー要求がなくなるので《かくしふだ》を使うことができ、さらにコンボパーツを探しにいくことが出来ます。
頂への雪道が絡まない対面かつ前の番に貼ったポケストップが残っていれば、ロストスイーパーからポケストップを壊し新しく貼り直すことでポケストップをもう1度使うことが出来ます。
カイ《スターバース》は基本的に最後になり、これらの不確定サーチで揃えられなかった物を確定サーチで揃えることで要求を達成します。
このコンボを決められなかった時の中間択まで常に意識できると、無駄なにげるなどが無くなるかと思います。
▼終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。
誤字脱字も多く、その上あれもこれもとくだらないことを書いていたら、またしてもとんでもない文量になってしまいました。
あまり反省はしておりませんが心よりお詫び申し上げます。
大体のとこはここに書いてしまったので、答えられることは少ないかと思いますが、ご感想、ご意見、ご質問はTwitter(X)のDM(@sky_pokemoncard)にてお待ちしております。
いくら投げ銭全文無料とはいえ、有料部分に何も書かないものあれなので、関東の美味しい中華料理屋を書いておきます。
個人的に餃子が好きなので、餃子が美味しいお店が多いです。
良ければご購入or拡散していただいて読んでみてください。
最後に
このnoteはCL横浜にゴッドパオジアンで挑む方を全力で応援しております。
健闘を祈ります!!
改めてここまで読んでいただきありがとうございました!!
また次の記事でお会いししましょう!!
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