0528熱血講師!(階乗)

今日も塾に行ってきた。ようやく休みですわね~~
良い大人のみんなは、数学Aで習う順列って覚えてたかな?  よしのお姉さんはマジで一つも覚えてなかったけど、今日なんとか高校生にnPrの計算を教えてきたよ。人間必死でやればなんとかなるもんだね。
いまだに階乗のことを「びっくり」って読んじゃう。馬鹿がバレるよ~~

ダ・ヴィンチ・恐山氏の黒ウロを購読しているんだけど、最新の音声記事で「サウナの整い」について話をされていた。
その感想が完全に、『呪術廻戦』の登場人物である五条悟による領域展開・無量空処を食らった人、という感じで、とても良かった。ウケた。

無量空処を食らったサウナ好きおじさんがかすかに微笑みながら遺す最期の言葉
「そうか……“整い”はここにあったのか……」

最近そういう季節なのか、周りの講師で色々思い悩んでいる人が何人かいて、ちらほら話を聞いたりしている。
もう今年で25にもなるのにふらふらフリーターしてるよしのお姉さんにだからこそ、若人たちも話しやすいことがあるのかもしれないね。

生徒と接している上でどうしてもイライラしてしまうこととか、嫌になってしまうことって、当然ある。塾講師だって人間だもんね。
でも生徒たちに真正面からぶつかるのは、正直あんまり良い選択とは言えないと思う。
学校教員であれば、生徒の健康で健全な心身の育成を目的とした生徒指導までもが業務に含まれているし、時にはぶつかり、熱い指導を行うことも必要、かつ大切な業務であるといえる。

対して塾講師は、そもそもが金銭と引き換えに、学校の授業内容に+αできるような授業や、学習環境を提供するのが業務である。当たり前のことだけど、メインは勉強なんだよな。
めっちゃ端的な言い方をしてしまうと、わざわざ生徒のためにぶつかってやる義務は一切無い上、ぶつかってもぶつからんでも保護者さんからいただける授業料は変わらないんだから、ぶつかるだけ体力と時間の無駄。

私は塾の生徒に相対するとき、合気道をしているつもりで臨んでいる。合気道したこと無いけどね。すみません。
相手の勢いを真正面から受け止めずぶつからず、完全に殺してしまうのではなく、その推進力を上手く授業に回してもらう。

まともにぶつかってしまうと、生徒との関係も多少なりギクシャクしてしまう。その後和解できたとき2人の絆はさぞ深まるだろうが、それまでまともな授業ができないとなれば、いただいた金銭分の業務を全うできていないことになる。それはいただけないわよね。

生徒だって生物なので、やる気が無い、疲れている、眠そう、ダルそうにしている、反発してくる、あらゆるコンディションの揺らぎがあって当たり前だと思う。
そこを真っ向から叱ったり、話を聞いたり、相談にのったりするのは勝手だが、そうこうしているうちにも当然時給は発生し続けており、保護者の方から金銭で買っていただいている授業時間は、刻一刻と失われていく。
こういう言い方すると怖いね~~!

線引きが大事って話よね。
そりゃあある程度は話を聞いたりご機嫌を取ったりしないと、生徒は我々講師を好きになってくれない。好きな講師の授業は聞こうと思えるものだし、業務を円滑に遂行するためにも、最低限好かれるための努力は必要になる。
だからといって、生徒のご機嫌を取ってばかりでは、彼らは講師の言うことをどんどん聞かなくなっていく。お喋りで時間稼ぎできるとか、拗ねてもご機嫌取りしてくれるとか、そういうことを学んでしまう。本当によろしくないわね。

生徒に対し、自分の100で対等に相対すると、こういう大切なことがどんどん見えなくなっていく。どんどん相手への線引きができなくなって、関係性がねじれていく。
やっぱり、「相手は所詮脳みそも情緒も未発達な子供」くらいに見下しておくのが、自分のためにはもちろん、生徒や保護者の方々のためにも、丁度良い塩梅なんじゃなかろうか。

長くなっちゃったね。どうにも塾関連のことになると饒舌になっちゃうな。なんか熱血塾講師!って感じでやだな~~
今日は心ゆくまで寝ます、おやすみ~~

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