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最終レジェンド達成!!赤黒デッドゾーン解説
ご無沙汰しております。なぎです。
早速私事ではありますが先日まで行われたVULCAN UNCHANCE CUPで最終88位、最高レート1682といった好成績を収めることが出来ました。
最終レジェンドは今年の大きな目標の一つだったのでそれを達成できたことは素直にうれしい限りです。
さて今回は今期のランクマッチで使用した赤黒デッドゾーンについて自分が考えていることを書き連ねていきたいと思います。
目次は以下の通りです。
また、記事自体執筆することが久しぶりなので文章が拙いかもしれませんがそこはご容赦いただけると幸いです。
長いので暇なときに読んでくれると非常にうれしいです。
(以下常体)
はじめに
概要
まず、このデッキの概要について解説していこうと思う。
赤黒デッドゾーンとは、27弾で追加された新SR 『S級不死デッドゾーン』をメインに据えた、盤面除去と手札破壊(ハンデス)を行っていくコントロールデッキだ。
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基本的に相手のクリーチャーをめがけて殴り、『復讐ブラックサイコ』や『S級不死デッドゾーン』などで盤面・手札を捌く。
しかしコントロールデッキといえどビートダウンの側面もあり、各種SAやホール呪文による攻撃性能の高さも非常に評価している点である。
特に厄介なのが、このビートダウンがハンデスを絡めながら行われるところである。これにより相手のリソースを奪いながらアドバンテージを稼ぐという芸当ができる。実にいやらしい。
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また、フィニッシュは主に『暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス』を用いたシールド焼却なので、相手のSトリガーによる逆転を許さない。
主なゲームプラン
さて、そんなこのデッキのゲームプランは対面するデッキごとに分かれ、主に4つに分かれると考える。
1.コントロール後ゼロフェニックスによる盾焼却
2.各種SAとホール呪文によるリーサル
3.禁断解放と『禁断の轟速レッドゾーンX』による封印を用いたLO
4.『魔の革命デスザロスト』によるハンデス革命0カウンター
以上である。順に解説していく。
1.コントロール後ゼロフェニックスによる盾焼却
デッキ概要通りのメインプラン。有利対面、同型などはこれを目指してゲームを作っていく。デッドゾーンやゼロフェニックスの除去を有効に使っていけるデッキにはよく使う。
連鎖系白単、同型、ジュヴィラユニバース、レッドゾーン系(状況によるので後に詳しく解説)は主にこのプランを通していく。
自分の禁断の禁断解放までの残り枚数、相手の除去の枚数、ゼロフェニックスの枚数など、状況次第でプラン2に移ることも大切。
(これを以後プラン1と呼ぶ)
2.各種SAとホール呪文によるリーサル
コントロールが間に合わない対面や相手の受けが薄い対面、相手のトップ解決が強いデッキにはしばしばこちらのプランをとることも多い。
『時空の英雄アンタッチャブル』を用いつつ全体除去系(スパーク・クロック等)以外をケアしてジャスキルを狙っていく。その際でもブラックサイコ等を絡めつつ極力次ターンの回答が少ない常態で相手にターンを渡す。
(以後プラン2)
リーサル:即死打点のこと。基本的にシールド5枚+ダイレクトアタックの6打点のことを言う。
3.禁断解放と『禁断の轟速レッドゾーンX』による封印を用いたLO
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デッドゾーンと同弾で追加された『禁断の轟速 レッドゾーンX』と『伝説の禁断 ドキンダムX』が使用する新ギミックである《封印》を用いることで展開した盤面に対して山札を削りきることを目的としたプラン。
天門などの大型クリーチャーが継続的にでで来るデッキは、単除去ではどうしても間に合わないこともある。特に『天命讃華ネバーラスト』や『真・天命王ネバーエンド』が複数龍解してしまうともう除去できなくなってしまう。そのため、封印による盤面除去やLOを狙っていくことが多い。
特に天門はリソースを大量に集めてくれるため、上手くリソースを刈り取りつつ上記2体の龍解に合わせてこちらも禁断解放を狙っていく。アルカディアスパークには要注意。(以後プラン3)
LO:ライブラリアウト。山札破壊のこと。
4.『魔の革命デスザロスト』によるハンデス革命0カウンター
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プラン2でさえ間に合わない対面にワンチャンつかむプラン。登場時に全ハンデスがあるので抱えている革命0トリガーを消し飛ばしながら盾になにもないことをお祈りしてぶん殴る。
実行する際は相手のマナ、墓地から搭載されているトリガーカードとその枚数をある程度推測し、通りそうなら実行することが大切。時には男気も必要。
受けの薄いレッドゾーンやモルトNEXTによく取るプラン。(以後プラン4)
デッキ構築
では、実際に使用したリストを用いて、各カードの採用枚数と採用理由について解説していく。1650を超えてから200戦近く回していたのである程度説得力はあると思っているため是非参考にしていただきたい。
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メインデッキ
勇愛の天秤 4枚
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初動①。相手の小型を破壊できいるのでレッドゾーン対面のトップギアを破壊できるのはもちろん、ジャスキルストッパーとして活躍することもしばしば。
相手のトップギアやアクロアイト、ララァが嫌すぎるので3ターン目にボンチャよりこっちを優先して打つこともある。そのためあえて先行2ターン目はこのカードを打たずにキープしておくこともある。(3マナボンチャ→5マナ各ホールが見えてる時は例外)
基本的にはデッドゾーン、レッドゾーンX、ゼロフェニックスを捨てることで実質2ドローになるルーターである。
また、捨てたクリーチャーは基本的に《超次元 リバイヴホール》で回収できるため、呪文よりもクリーチャーを優先して捨てることが多い。
ちなみにバイク対面先行トップギアされてしまうとほとんど対話させてもらえないため対面したら死ぬ気で引きに行こう。4枚確定。
ボーンおどり・チャージャー 4枚
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初動②。3マナでこいつ→5マナで各種ホールやトップ多色でも《轟音 ザブラックV》、最速タイガニトロと次ターンの様々なビッグアクションにつなぐことができる。また、デスザロストの早出しにつながる。
レッドゾーン対面でもトップギアが絡まず先行最速でボンチャを打てれば5マナ帯の選択肢が格段に増えるため積極的に採用。
天門対面後手だとこいつを引かないとリソースと盤面展開に差が開き追いつけなくなるため個人的に4枚確定だと思っている。
デメリットは後半に引くとそこまで強くないこと。そのデメリットを差し引いてもゲームスピードを意識した方が結果的に強いと感じたため採用。ボンチャでホール系が2枚落ちるととても悲しい気持ちになる。
爆霊魔 タイガニトロ 2枚
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対天門最終兵器。こいつを入れてから天門への勝利がグンとのびた。
基本的に特定のデッキだけをメタるカードは入れない傾向にあるのだが、このカードの真骨頂は同型でも刺さること。
同型戦で先行ボンチャニトロされたら返しの相手のマナは4。つまり最大値がブラック+デッドゾーンで突っ込むことになる。そうなると逆にカウンターを仕向けることができ、マナが伸びてない状態で相手の盤面と手札を奪ってしまえば、あとはゼロフェニッでイージーウィンできる。
それに加え、ボンチャの所でも軽く触れたが先行最速で投げることができた場合は相手のバイク系統にも刺さるのだ。
上記の点を考慮したときに、天門以外のあらゆるデッキに刺さることを踏まえ、また最悪デスザロストの最軽量進化元になる点を評価し採用に至った。
轟音 ザ・ブラックV 4枚
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⚠ こいつの効果は侵略の処理が全て終わった後に解決する ⚠
ここが最も注意するべき点である。マッドネスが手札に残っている場合、デッドゾーン等の処理が終わったあとにブラックVのハンデスが誘発するので是非とも気をつけたいところである。
特に、モルトNEXT等に標準搭載されている《永遠のリュウセイカイザー》が残ってしまうと完璧にふたをされてしまうため、ここは全力でかわそう。
最強の下バイ。相手の手札が1枚の時やタイガニトロを上手く絡められたときは無理に侵略をしないプレイングはよく取る。
また、暇なときに横に縦置きしておくことでゼロフェニを墓地から召喚することもできるので覚えておこう。
マッドネス:ハンデスに反応して出てくる札。タイタニスや永遠のリュウセイカイザーなどが代表例。
復讐 ブラックサイコ 4枚
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ナーフされても最強。特に語ることなし。
今期のランクマッチでは絶対4枚集めたい。
超次元リバイヴホール 4枚
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このデッキが最強な理由。破壊されたブラックサイコを再利用したりブラックVを回収して後続を確保したりなど、戦況や局面に応じて器用で細かな動きをすることができる。
状況に応じて様々なサイキッククリーチャーを展開することが可能。同型戦ではこいつの消耗戦になる。そのためマナ置きが多少歪んでしまうが、最速で走ることは少ないので特に問題は無い。
黒マナになる点、手札が減らない点を考慮して最大枚数搭載。
ちなみに天門対面で《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を出されると6マナになってしまうので注意したいところである。
超次元ボルシャックホール 2枚
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5,6枚目のホール呪文。このデッキはいかにSAをたたきつけられるかがそのままデッキパワーや更に勝率にまで直結するため2枚の採用。
ボルシャックホールは同じようなカードにムシャホールというカードがあるが、それぞれ自分が使ってみて良かったところを述べていきたいと思う。メリット、デメリットを判断した上で各々枚数等チューニングしてほしいと思う。
《ボルシャックホールの利点》
・3000火力で相手の小型を破壊しながら盤面展開できる
・リバイヴホール同様、状況に応じて臨機応変に展開することができる
・良くも悪くも除去範囲が絶妙なので攻撃対象にしたいクリーチャーを呪文効果で破壊しないことができる
《ムシャホールの利点》
・破壊範囲がパワー指定ではなくコスト指定なので、ボルシャックホールでは破壊できないウィズローザ、ヤドック、ジュヴィラ等を焼きたいなら採用を検討。
以上である。破壊範囲を増やすのに重きを置くのか、出せるサイキックのバリエーションを増やすのに重きを置くのかは実際に使用感を試して調整してみてほしい。
また、本構築ではタイガニトロに2枚枠を譲っているが、先述したとおり下バイの多さ=デッキパワーの高さになるので環境次第ではホール呪文8枚とるなんてこともある。
今回はタイガニトロのマナ武装達成にある程度弊害にならない2枚の採用で落ち着いた。
S級不死デッドゾーン 4枚
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このデッキのメインアタッカーと盤面除去を同時にこなすデッキの核。個人的には天門に対してしつこく除去を当てるためにしっかり引き込みたいので個人的には4枚確定だと考えている。
S級侵略[不死]による奇襲性能はもちろん、-9000といった小回りのきく除去を複数回行うことで対天門の《真・天命王 ネバーエンド》等の除去体制持ちクリーチャーを処理できるのも強み。
また、ブラックサイコでハンデスした際に出てきたリュウセイカイザーなどの各マッドネスを効果処理順で先に破壊することが可能。
封印から落ちるとニコニコになるカードその1
暗黒神羅凰 ゼロ・フェニックス/羅月デス・フェニックス 4枚
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上面はcipとpigで相手一体持って行くことができるフィニッシャー。下面は小型除去と相手の除去の牽制を行える超優秀カード。
この除去がパワー指定でも無ければコスト指定でも無いので、クリーチャーに向かって突っ込んでいったブラックサイコやデッドゾーンをこいつに進化させることで盤面除去+盾焼却を行い安全にフィニッシュを狙っていく。
墓地から出せるのは場に火と闇のクリーチャーがいるときなのは注意したい。デッドゾーンを使っていると、進化クリーチャーがいるだけで墓地から出せると錯覚してしまう時がある。レッドゾーンXであればゼロフェニを墓地から召喚することができるのでデッドゾーンではなくこちらで盤面処理をすることもよくある。
そのため、勇愛の天秤では捨てずにハンドキープすることしばしば。
加えて、8マナの時に4マナ進化元+こいつで疑似SAを生み出すことができるのでその点も覚えておきたい。
さらに、10マナの時に4マナデスフェニ→6マナゼロフェニといった即時起動ができることも念頭に置いておくとプレイの幅が広がると感じる。
ちなみにこいつが場にいる状態で相手が《轟く侵略 レッドゾーン》で侵略してきた上で禁断解放した場合、レッドゾーンでの除去→ゼロフェニ効果待機→禁断解放→ゼロフェニ効果解決となるのでドキンダムXを破壊して勝ちに持って行ける。デッドゾーン側もレッドゾーン側もこれは覚えておくと良いだろう。
初手にかさばるといらつくけど引けなくてもいらつく。前者はまだなんとかなるがとくに後者がLOのリスクもあると言うことでしっかり引き込みたいため4枚確定だと考えている。
封印から落ちるとニコニコになるカードその②
cip:場に出たときに発動する効果
pig:場を離れたときに発動する効果
禁断の轟速 レッドゾーンX 2枚
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イメージはデッドゾーンの5,6枚目。しかしこのカードはデッドゾーンに無いような強みがあるので順に説明していく
①除去が封印であること
デッドゾーンは-9000での除去だったが、こちらは相手一体を《封印》する。正確には除去というより盤面からの除外となるため、同型戦のデッドゾーンやレッドゾーンX、レッドゾーン対面のレッドゾーンXやレッドエンドを軒並み機能停止に追いやることができる。つまり、再利用されることが無くなるので相手の除去から一時的ではあるが自分のクリーチャーを守ることができる。
また、タップしたクリーチャーに封印を付けると封印を外した時もタップされたままなので、擬似フリーズのような感じで使えるのも覚えておくと良いだろう。
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②火・闇の多色クリーチャーであること
そんなん見たら分かるだろ!と思うかもしれないが、これによるメリットがいくつかある。
まずは自分の禁断の封印を外せる点。先述したプラン3ではこのカードをいかに沢山使えるかで禁断解放及びLOまでの時間が決まってくる。レッドゾーンと違いこちらのデッキは闇のコマンドが主体なので、能動的に封印を外していくにはどうしてもこのカードの存在が不可欠であるように感じた。
つぎにこれも繰り返しの内容になるがゼロフェニを墓地から召喚するための条件をこのクリーチャーのみで満たしていると言うこと。
5マナ各ホール→X侵略→次ターン墓地からゼロフェニの動きがスムーズに出来、且つ封印からゼロフェニが落ちることを期待できるのも強みと言える。
場をぴょんぴょんできるがアダムスキーと違って進化元ごと重なるのは注意。Cipも使えないので注意。
上記の点を考慮した際に複数枚必要だと感じ、しかしながら多色がかさばってしまうという理由で現実的に使用可能な2枚という枚数に収めることとなった。
封印から落ちるとニコニコになるカードその③
凶殺皇 デス・ハンズ 4枚
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Sトリガー枠。このほかにもさまざま採用候補があったがそことの差別化点を明確にしつつこのカードを採用した理由を述べていければと思う。
・クリーチャーである
・闇単色のカードである
・確定で相手のクリーチャーを一体破壊できる
・現実的に手打ちが可能
以上である。
まず、今回の構築はタイガニトロを採用している点からデッキ内の闇文明のカードの需要が他の構築より高くなる。そのため、《DNA スパーク》や《閃光の守護者 ホーリー》といった光文明の受け札より自然に採用しやすいこのカードの採用に至った。
次に、闇文明のクリーチャーが場に残るという点を評価している。このデッキは、進化クリーチャーの数が多いデッキであり返しのターンに場に残ったデスハンズをブラックサイコやデッドゾーンに進化させて攻撃せずに効果を使うというプレイングを取ることもしばしばある。
また、この構築ではプラン4をまあまあの頻度で実行するため、先述した光系の受け札ではそもそも進化元にならなくてそのまま負けると行ったことも実際にあった。
そして一番と言って良いほど重要なのが、手打ちが現実的なコスト帯且つ除去が破壊であること。7という手打ちでも最低限のコストであり、先述したとおりクリーチャーであるためリバイヴホールで回収できる除去としても非常に優秀な点を評価した。
特に天門対面ではゼロフェニやデッドゾーンとうの除去が枯渇してくることもざらにあるので、このカードで盤面の除去+次ターンハンデスや追加の盤面除去といったゲームプランを組み立てることができる。
もちろん盤面が伸びきった状況ではスパーク系に軍配が上がってしまうが、上記の点を意識した、且つ今回の構築のポイントを意識した上でデスハンズの採用に至った。
受け札は環境次第で各自構築と相談してチューニングして見てほしい。
魔の革命デス・ザ・ロスト 1枚
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常にどこかで一発逆転を狙っているカード。登場時全ハンデスなので革命0トリガーを捨てさせながらシールド全お祈りは一番デュエマを実感している。
しかし意外と器用で登場時全ハンデスできる進化クリーチャーとして、ブラックサイコ同様次ターン以降ゼロフェニにつなぐことができるので天門や各種コントロール対面でも安易にマナに置かないようにしよう。
プラン4を実行する際の見極めは慎重かつ大胆に。体感同名STが2枚見えたら突っ走っても問題なし。逆に受け札が全然見えていない場合は思い切って別のプランに移行することもある。相手の構築の受け札の種類と枚数をしっかりと判断してからプランを実行すると思ったより貫通することが多い。
加えてこいつの偉いところは13000という絶妙なパワー。ボルドギにもパワーでは勝っているのがめちゃめちゃ偉いため捲れるカードがドラグナーかヴィルヘルムでしか止まらない。あれ、意外と止まるのか。
最終的には決めたら殴り通そう。これで何回救われたか。
禁断 ~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX 1枚
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今弾の目玉ギミック、《封印》を生かした実質全体除去と軽量呪文で選ばれない、さらには特殊敗北まで兼ね備えたトンデモ化け物カード。パワーが99999と頭おかしいので《ボルシャック・ドギラゴン》で止まらない上、種族がないので《ミラクル・ミラダンテ》でも止まらない。
このデッキはレッドゾーン系と違って闇のコマンドが主体なのでドキンダムXの状況で場に出ることはめったにないが、プラン3を実行するときは積極的に封印を外していき、あと1のところで盤面をコントロールしていく。
そのため、基本的には裏面の《禁断 ~封印されしX~》の状態で使用する。
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禁断を採用している主な目的は封印から各種キーカードを落としていくといったところになる。このデッキの主要カードは基本墓地から使えることが多いので積極的に封印を剥がしていくことで選択肢を増やすことができる。
火のコマンドを場に出したときに追加のデッドゾーンやレッドゾーンX、ゼロフェニを期待できるため個人的には採用した方が良いと感じた。
当たり前だがその分山札の枚数は禁断不採用のデッキよりも早く削れる。コントロールという側面があるこのデッキだが、もたもたしていると先に山札がなくなって負けてしまうので、コントロールに振り切るのか、ビートダウンで詰めてしまうのかの判断をしていかなければいけない。
総じて解放後の盤面性圧力やメリットを加味した上で、今回は採用する方向に至った。
超次元ゾーン
勝利のガイアール・カイザー 3枚
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ホールから出てくるクリーチャーめがけて殴れるSA。基本的にこいつ+ブラックサイコ+デッドゾーンで盤面処理をしていく。
火のコマンドなので封印を外せるのはもちろん、火と闇を含む多色クリーチャーであるのでゼロフェニを墓地から召喚する条件も満たしている。
2枚は確定枠。もう1枚は自由枠のため自分の構築に沿ってチューニングして見てほしいが、各種盤面処理をしていく際に、相手側の除去でこちらの勝利のガイアール・カイザーを含むクリーチャーを処理されない限り勝利ガイアールが超次元に戻らず相手の新規クリーチャーに対して処理できないと言うことがまれに存在したのと、他に搭載したい超次元が特段無かったため3枚に増やした。
割と雑に投げても後続をしっかり確保できているため個人的にはおすすめ。
勝利のリュウセイカイザー 1枚
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ちょーつんよい。あいての場にクリーチャーがいないときはとりあえずこれを出してテンポを遅らせる。天門の《ドラゴンズサイン》や《ヘブンズゲート》、5Cの《ミラクルとミステリーの扉》や《神聖貴 ニューゲイズ》、さらには《超戦龍覇 モルトNEXT》までもの着地を1ターン遅らせることができつつ盤面には闇のコマンドが残る。
そのためこいつ着地→次ターンブラックサイコでテンポを取りつつさらに次のターンでゼロフェニを着地させるといった芸当が可能。コントロール対面ではこの動きをよく取るので使用する際は頭に入れておくと良いだろう。
基本的に上に何らかの進化クリーチャーが乗っかるので勝利ガイアールの時に述べたときのように盤面除去されないといつまでも下の勝利リュウセイが超次元に戻らない。
従って相手のマナを縛りたいのに勝利リュウセイがいないという状況がある。そのため勝利リュウセイの2枚目を搭載しようかを考えたのだが、さすがに勝利ガイアールに軍配が上がり1枚の採用に落ち着いた。正直入れて試してみてもいい気はする。
時空の凶兵 ブラックガンヴィート 1枚
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デッドゾーンでも処理ができないデカブツがタップしていたときに処理する担当。
プラン1のフィニッシュとしてこいつを裏返して盾を詰めていくこともあり、総じて痒いところに手が届くため採用。
正直超次元の中では一番と言って良いほど使用率が低い(他が高すぎる)が、小回りのきくテクニックもそこそこあるのでやっていくたびに発見のあるスルメみたいなカードである。
時空の踊り子 マティーニ 1枚
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アンタッチャブルとともに出てくるブロッカー。プラン2を実行する際、レッドゾーン系に保険として並べることがある。しかしあくまで相手の要求値を少し上げることが目的であり、レッドゾーンXやスパーク系などで思ったより簡単に乗り越えられてしまうので頻繁に出すことはレッドゾーン対面でもそんなにない。
ただ、アンタッチャブルにくっついて出てくるというパフォーマンスの良さからお守りとして採用している。
時空の英雄アンタッチャブル 2枚
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第2のフィニッシャー。選ばれないは強すぎる。最強。
特に同型や単除去しか搭載していないデッキにめっぽう強く、ボルドギが効かないのも非常に高評価。基本的に5コストホール呪文で2体並べるが、出すタイミングには注意すること。選ばれないとは言っても攻撃はされるので、相手の勝利ガイアールの的になることは理解しておこう。
また、モルトNEXT対面悠長にこのカードだけ置いておくと相手の《メガマグマドラゴン》で全て破壊されるので油断はしないように。
裏返ることは基本ないのであまり覚えてなくてもプレイに支障は出ないが、ブロックされないという点を覚えておくと天門対面でミラクルミラダンテが効かないので詰めの際にかなり安定する。ちなみに1回だけあった。
中盤まで1枚で回していたのだが、勝利ガイアールの的になっても一体生き残っていれば有効的な詰めとしての運用ができるため2枚の採用に落ち着いた。
採用候補カード
さて、ここまで48枚のデッキリストを細かく見てきた訳だが、調整中に抜けていったカードや採用候補カードについても軽く触れていきたいと思う。各自調整の際の材料として参考までに目を通してくれるといいだろう。
特攻人形ジェニー
軽量ハンデス兼進化元。デッキパワーが低くなる&ランダム1ハンデスが底まで強くないため不採用。小型で動き回す形が主流になったらワンチャン採用を検討。
学校男
初動除去札として5枚目以降の勇愛の天秤として使える。ゼロフェニックスを絡めて自爆することで二面取ることが可能。そんな強くない。
ノワールピア
毎ターン墓地肥やし&ゼロフェニの最軽量進化元。小型クリーチャーが残るのが弱いためそこまで積極的な採用には至れなかったが、十分なパワーカードであるため採用を検討しても良いかも。
エヴォルメラッチ
火単色且つ進化先をサーチできる非常に優秀なカード。3→4で羅月デスフェニックスにつながることがとても偉い。盾を割り切った後にSAを探しに行く過程でこいつは非常に優秀。単純に回答が増えている。今回はタイガニトロ採用のため火単色であるカードは極力採用しないようにした。
闇鎧亜ジャックアルカディアス
軽量Sトリガー。デスハンズと違いこいつはバイク対面なら最大二面とることができる。
多色なのがネックなので今回採用を見送ったが、4面処理→5ブラックサイコと動くことができるのはデスハンズにはない強み。
禁断はエレメントだから選ばないといけないけど場を離れないから注意。
シバカゲ斎
ニトロ型なら積んでもいいなと思う一枚。墓地リソースが初動の8枚を除くと封印頼りなので採用したく、且つトップで進化先を体感多く引くこのデッキとはタダで進化元になるため非常に相性がいい。
今回は何回も蘇生することによって起こりうるLOと、現実的に使用できる枚数を採用する余裕がなかったことから採用を見送った。
超次元ムシャホール
ホール軸の構築なら採用検討あり。実際にホール9投ニトロ不採用型を試したことがある。デッキパワーの高さを実感できるので是非。
今回は例によって火単色なのと、ボルシャックホールと違いアンタッチャブルを並べられない点で採用を見送った。
(画像挿入)
DNAスパーク・閃光の守護者ホーリー
Sトリガー枠。例によって闇単色でないため採用を断念。
先述したホール型なら採用検討してもよい。
各対面でのプレイング・相性
さて、ここからは各環境デッキへの立ち回り、および相性について解説していければと思う。1600付近~200戦近く戦ったデータを元に母数の多い順に記述していく。なお、あくまで筆者個人の主観が含まれていることはご容赦いただきたい。プレイングについても至らない点があると思うが寛容な心で楽しんでいただきたい。
各種レッドゾーン(バイク)
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終わりに
途中ではあるがこの間に年を越してしまってること、この記事の需要がそこまでないことを考慮し、書く気が完全になくなったので公開することにしました。
今年もよろしくお願いします🙏
以上なぎがお送り致しました!