手帳初心者が、療養のための手帳を選んでみた【2025手帳会議】
1、2025年の手帳選び
これまで手帳には、軽く月間のスケジュールをメモするくらいで、あまり細かく書き込んだことはなかった。2025年の手帳を真剣に選んでみようと思い立ったのは、この夏(2024年)に統合失調症を発症したことがきっかけ。
noteで #手帳会議2025の記事を読んで、手帳にスケジュールだけでなく、毎日の体調やライフログを記録するという使い方を知った。
そういえば、以前双極性障害(双極症)と診断されていた時は、毎日の睡眠時間や体調を記録することを勧められたことがあった。その時は、たくさん紙を印刷して書き込むのが面倒で辞めてしまったのだが……自分の生活リズムの記録を残すのは、メンタルのために良い習慣なのだと思う。
そこで、来年は手帳に日々の出来事を記録し、後から体調・メンタルの関係を振り返れるようにしたいなと思い、“ 療養 ”をテーマに手帳を選ぶことにした。
2、手帳&文房具紹介
2025年に使うことに決めた手帳と、周辺の文房具がこちら。
「ほぼ日手帳」と「pure life diary 」の2冊に決めた。主な日々の記録はほぼ日手帳に書き込み、自身の内面やその日にあった良かったこと、振り返りなどをpure life diaryの方で書くイメージ。手帳初心者なのに、いきなり手帳を2冊も書けるのか?という不安は若干あるが、毎日必ず書かなくてもいいくらいのゆるさで続けていきたい。
①ほぼ日手帳
ほぼ日手帳は有名な手帳だが、実際に使ったことは一度もなかったので、これから使うのが楽しみ。
サイズは、一日ごとの記録や見た映画や読んだ本の感想まで書けるくらいの広いスペースがあるといいなと思い、カズンサイズ(A5)にした。かなり大きいので、その気分でシールを貼ったりコラージュしたりして楽しみたい。セットで、書きやすいと評判のほぼ日の下敷き(アイスグレー×イエロー)を購入した。
他にも、本のような装丁で素敵な表紙のデザインを選べるHONシリーズもあって、どれにするか悩んだ。ほぼ日手帳のカバーを買ってオリジナル・カズンサイズの手帳に付けるという選択肢もあった。
迷った末に、元のアイボリーの表紙のままほぼ日手帳専用のクリアカバーを合わせることにした。表紙のアイボリーカラーもかわいいし、ロゴがぽつんとある表紙デザインもかなり好きなので、しばらくはこのままでもいいかなと思っている。この先、好きな包装紙を選んで表紙を入れ替えて楽しむのもいいな💭
実際に開いてみると、マス目が多いことを感じさせない柔らかい色彩デザイン、さらさらした手触りの紙の色の暖かさ、全体的にシンプルなデザイン……これが人気のほぼ日手帳か〜と納得した。月刊ページは一日のマスが広く取られていて、たくさん書き込めるスペースがある✍️ 180度開く製本になっているので書きやすそう◎
バーチカルタイプの週間ページがあって、広い一日ページにも時間軸が記されている。予定を書くだけでなく、一日どんなふうに過ごしたか記録するのにも良さそう( 週間ページと一日ページ、両方ちゃんと書くのかは不明 )。
ほぼ日手帳を買ったのが初めてだったので、中身を見ながらページごとに少し感動してしまった。
②pure life diary
そして、もう一冊のpure life diary は、noteの記事を読んでいて見つけたもの。表紙の色が綺麗だな、というのが第一印象(大体なんでも色で選んでいる気がする)。
「スケジュール管理を目的とせず
自分を整える、知る、叶える、を
実現する手帳です」
というキャッチコピーがサイトに書かれている。開発者の一人の井上ゆかりさんは、『世界一やさしい内向型の教科書』の著者。TODOリストをこなすのではなく、 ” TOBE “ 。「どんな自分になりたいか」に目を向けた手帳らしい。自分に厳しく律していくのではなく、自分を大切にしながら自分を知っていくという優しい方針が、療養を目的とした一年の手帳にしっくりくるなと思って選んだ。
自分の価値観や強みを知るワークや、月々の振り返りやどんな自分になりたいかを考えるワークなどが豊富に収録されていて、今から書くのが楽しみ。さらに、購入した人に向けて毎月ワークショップを開催しているらしく(アーカイブあり)サポートも充実している。
手帳の中身も淡い色合いで、目に優しい感じ。ひとまず二十四節気や、趣味に関する予定を書き込んでみた。
ウィークリーページの記入欄の広さはこんな感じ。これくらいなら、毎日ちゃんと書いていけそうかな…?まだ使い方を深く知らないので、これからのワークショップや動画で知りながら書いていくつもり。
③文房具紹介
その他、アイデアを書き留めるノートとしてkleid Tiny grid notes B6 Light Blue、同Grayを購入。
これは、表紙の色やロゴのデザインに惹かれて買った。
そして、手帳に書く用のボールペンとして、PILOT フリクションwaai シリーズのサンドベージュ(0.5mm)と、同チリーブルーを買ってみた(後日、ミニグレーも追加購入)。
淡くて優しい色遣いが目に優しく、書き心地はさらっと軽い感じ。フリクションなので間違えた時に消せるのが良い。
一緒に買ったマーカーは、ZEBRA MILDLINER(マイルドライナー)シリーズ。色は、マイルドオリーブ、マイルドグレー、マイルドソーダブルー、マイルドライラックの4色を選んだ。蛍光ペンとは違って柔らかく薄めの発色。マーカーを引いたところが控えめに主張してくれる感じが使いやすい。この先他の色も揃えてみたいと思うくらい。
色に一目惚れして買った付箋。かわいい。
3、手帳の下ごしらえ
次に、手帳の下ごしらえとして、インデックスシールを貼ったり内表紙にコラージュをしてみた。インデックスシールは色合いを合わせて、midoriチラットインデックスS グレーをほぼ日に、同ブルーをpure life diary に貼った。
名前の通り、ちらっと見えるくらいの主張控えめなインデックスシール。透明感があって、色合いがそれぞれの手帳にぴったり。pure life diaryの方は、公式サイト限定購入特典でオリジナルインデックスシールが付属するのだが、今回は店舗で購入したため自分で選んだものを合わせた。
pure life diary の方は内表紙をコラージュして、テーマにしたいキーワードや、どんなふうに一年を過ごしていきたいかとか、ふわっとした目標を書いてみた(写真でぼかしている部分)。冒頭部分にあるいくつかのワークも、書きながら自分好みにシールを貼って飾っていて、自分だけの手帳になっていく感じを楽しんでいる(デザインされた表紙を作り替えてしまった背徳感も若干ある)。
4、他に気になっている手帳
2025年の手帳は以上の2冊に決めたが、他にも気になっていた手帳がある。それは、SUNNY手帳・日の長さを感じる手帳・自分軸手帳の3つ。
①SUNNY手帳
すっきりしたデザインで、表紙の色がかわいい。デイリー手帳タイプのデイリーページが書きやすそうで、手帳を調べていて一番最初にいいなと思っていた手帳。
②日の長さを感じる手帳
日の出や日の入りの時間が、グラデーションで表現されていて、月の満ち欠けや季節の移り変わりを感じられることをテーマにした手帳。色合いにこだわりを感じる。普段日の入りの空を眺めるのが好きなので、こちらもいつか買ってみたい手帳。
③自分軸手帳
「自分軸」を見つけるためのワークが豊富に収録されていて、こちらも魅力的な手帳。普段自分の気持ちや自分のやりたいこと、意志を自覚するのが苦手という自覚があるので、自分軸を大事にするというテーマに惹かれた。
この3つの手帳が気になっていたのだが、ほぼ日手帳の一日ページの広さやpure life diary のコンセプトに惹かれて、最終的に2025年手帳会議の結論はこの2冊に決定した。
◯感想
今年初めて手帳会議2025というタグを知り、色々調べながら、世の中には魅力的な手帳がたくさんあるんだな〜と思った。それだけでなく、手帳の使い方も人それぞれで、まさに沼のような世界があることを知った。これだけ色んな手帳があるのだから、一年で手帳を何冊も同時に使うスタイルがあるのも理解できる。
自分は、まず手帳を書くことを習慣として続けられるか?というところからなのだが……少なくとも、毎日の体温や睡眠時間・歩数・支出などの記録を書くところから始めて、使いながら書き方を模索していきたい。