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【読書会_開催報告】歴史小説で雑談する会2(25年2月16日(日) 10時~開催)

▽はじめに
2025年2月16日(日)10時~「歴史小説で雑談する会2」を実施しました。
スピンオフ企画で、カフェにて開催しましたが、今回は初参加 2名含む、5名の歴史好きが集まったせいか、深く脱線したトークに盛り上がり、とても楽しい時間となりました!(ご参加者の皆様ありがとうございました!)以下、開催報告になります。

▽開催場所
今回も桜木町近くのカフェにて開催しました。ゆっくり話せる落ち着いたカフェを探すことが出来て良かったです!

▽自己紹介
まず簡単な自己紹介と、”旅と歴史”というテーマで、旅先で見た史跡などをフリートーク頂きました。京都の有名寺めぐり、新選組の屯所後、養源院の血天井、松山城、五代友厚の銅像など歴史にまつわる旅話をお伺いしました。

▽今日持ってきた本のご紹介
ゆるい雑談会なので、、、今日持ってきて頂いた本をまず机に全てドサ!時代、内容もバラバラ1冊も被ることも無く、今回も圧巻でした!(笑)歴史好きな私にとって、この段階で、もうニヤニヤが止まりませんでした(笑)

今回も面白そうな本が!
左上から時代順に並んでいます(笑)

▽ご紹介頂いた本
今回以下の本をご紹介頂きました。

①「緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴(上下)」黒崎視音 (著)

(概要)
幕末の女剣士、中沢琴新徴組で活躍し、その剣術と美貌で土方歳三も一目置いた存在でした。お国のために戦う純粋な思いは、時代の流れに翻弄されながらも、目の前の敵を斬り伏せていく姿は健気で美しいものでした。
(感想)
新徴組中沢琴、女性版の新選組が存在したらしいですが、知らなくて「おぉ~!」と思いました!剣の腕も結構立つ強い女性、本書では恋愛要素もあり、時代の波に流されていく新選組の歩みと共に、興味深い本でした。土方歳三の身長は167cmと意外に小さいなあという話も(笑)表紙の羽織のピンクのマークも印象的で読んでみたい1冊です(^^)/

「とっぴんぱらりの風太郎 上」万城目 学 (著)

(概要)
戦国時代から徳川時代への転換期、伊賀の国を追われた忍びの者、風太郎
京で出会った謎のひょうたんに誘われ、時代の流れに翻弄されながらも転がり始める彼の人生を描いています。
(感想)
ニート忍者という帯が面白かったです。ジャケットもルイヴィトンのバッグのようなデザインで、ご紹介頂いた方から、ジャケ買いした1冊と伺い、確かに良いデザインだなあと思いました。後述する秀頼を守るべく活躍した忍者だそうで、万城目さんの少しコミカルな表現も期待できそうな本でした!

③「闇の花道」浅田 次郎 (著)

(概要)
冬の留置場で老人が語り始めたのは、大正時代の帝都で名を馳せた義賊たちの物語。粋でいなせな怪盗たちの活躍を描く傑作連作の第一弾です。
(感想)
大正ロマンの義賊、ノスタルジックな世界観での江戸っ子、個性豊かな怪盗たちが活躍する本で設定が面白いなあと思いました('ω')。当時の帝国ホテルなど文化的世界観も味わえるようです!浅田次郎さんは個人的に好きな作家さんなので、お話を聞きながらとても興味を持った1冊でした!

④「千姫 おんなの城」植松 三十里 (著)

(概要)
徳川秀忠とお江の娘として生まれたお千は、徳川家と豊臣家の絆となるべく大坂城に嫁ぐも、戦が起こり、夫と共に死ぬか、生き残るかの選択を迫られます。大坂の陣後、生き残ったお千に更なる過酷な運命が待ち受けていました。
(感想)
歴史的には悲劇のヒロイン千姫、小さい時に秀頼に嫁ぎ、大阪夏の陣で秀頼を助けるため懇願するも死別。過酷な人生の中でも秀頼とは仲睦まじく2人で支え合った夫婦愛あふれる作品でした!秀頼は180cm以上あり、イケメンだったとも(笑)千姫視点の作品、読んでみたいです('ω')

⑤「官僚たちの夏」城山 三郎 (著)

(概要)
ミスター・通産省"風越信吾は、国家の経済政策は政財界の思惑に左右されてはならないという信念を持ち、通産行政を強引に進めていきます。高度成長政策が開始された60年代初めの通産省を舞台に、政策をめぐる政府・財界との闘いと、人事をめぐる官僚間の熱い闘いを描いています。

(感想)
近代も歴史小説のテーマOKです!高度経済成長期の日本、自動車産業がこれからという時代背景、今では当たり前の生活の影には、当時の官僚たちの涙ぐましい努力があった。2009年にドラマ化された作品で佐藤浩市さんが主演、その他豪華俳優さんが勢ぞろいでした!その後役者トークで盛り上がり(笑)。近代も少し勉強したかったので、この本で学ぼうと思いました!

⑥「十一人の賊軍」冲方 丁 (著)

(概要)
戊辰戦争の最中、侍殺しの罪で捕まった駕籠かき人足の政は、薩長率いる「官軍」から砦を守るよう命じられます。共に戦うのは十人の罪人たち。強者の狭間で足掻く者たちの熱き闘いを描く、時代アクションです。

(感想)
私の紹介した本①です。元々は映画作品のノベライズですが、冲方さんが原作ですので、とても面白かったです!罪人達のキャラが個性的で、少人数で、大人数の新政府軍を翻弄し、白熱のバトルを繰り広げるシーンは小説でも圧巻です!ご参加者からも、「気になってました~」の声があり嬉しかったです('ω')

⑦「雄気堂々(上) 」城山 三郎 (著)

(概要)
近代日本最大の経済人・渋沢栄一のダイナミックな人間形成の劇を、幕末維新の激動の中に描く雄大な伝記文学。武州血洗島の一農夫に生まれた栄一は、尊王攘夷運動に身を投じますが、その後、思いがけない機縁から一橋家に仕え、フランスで大政奉還を迎えることになります。

(感想)
私の紹介した本②です。今日は城山三郎さんが被りました(笑)自己紹介で話題に上がった「東の渋沢栄一、西の五代友厚」ともに、日本の経済の仕組みを作った経済の父。若いころの栄一は血気盛んで、破天荒で、でも頭良くて人に恵まれ、視野を広げていく。「晴天を衝け」談もありました。イケメン度は、五代友厚に軍配(笑)

▽ランチ会
読書会後、近くのイタリアンで軽くランチ会をしました。読書会ではなかなか語れなかった本や、歴史、アイドルグループや、映画、趣味の話まで雑談しました。実は初めて行った店でドキドキしましたが、センス、料理も良かったので、また行きたいと思いました('ω')!

某人気イタリアンでランチ会。全員ご参加
頂き、嬉しかったです('ω')

▽終わりに
今回も深い歴史トークが出来て良かったです!通常の読書会で、歴史小説を熱く語りすぎて、周りのご参加者が「ぽか~ん」となってしまったことも経験したのですが(笑)、この歴史小説読書会では、思う存分語れるので楽しいです!また第三回も開催したいな~と思いますので、もしご興味ありましたらご連絡頂けると幸いです('ω')

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