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【第8回 読書会開催報告】ミステリー限定会2(25年1月19日(日))
▽はじめに
2025年1月19日(日)10時~第8回「Yokohamaゆったり読書会」~ミステリー限定企画2~を実施しました。今回も本当に読みたくなる本の紹介が多く、ミステリーはじめ脱線トークも含め楽しい時間となりました(^^)/(ご参加者の皆様ありがとうございました!)以下、開催報告になります。
▽開催場所
今回も桜木町のレンタルスペースをお借りしました。桜木町駅徒歩1分でアクセスも良く、キレイな内装であったので、また利用したいと思っています('ω')
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お借りしました('ω')
▽自己紹介・アイスブレイク
まず、自己紹介とアイスブレイクを行いました('ω')アイスブレイクのテーマは「年末年始の過ごし方」。お参りに行った、大吉を引いた、好きなドラマを見たなどのコメントと共に、インフルエンザで体調不良になった方もいらっしゃいました。寒くなっていますので、お体ご自愛ください<m(__)m>
▽ご紹介頂いた本
今回以下の本をご紹介頂きました。
①「連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集」連城 三紀彦 (著)
(概要)
ミステリー作家を敬愛する4人によるアンソロジー。遊郭に出入りする男の死体が握っていた白い花に魅せられた若い刑事や、母の愛人と過ごす茶室に生涯を捧げた女など、様々な謎が絡み合う物語が収録されている。綾辻行人と伊坂幸太郎の対談も収録。
(感想)
紹介された4人のミステリー作家はどの方も大好きな作家さんでした。あの有栖川有栖さんが、びっくり仰天してひっくり返った!?と言われる、レジェンド 連城三紀彦さん、一体どのような作品を書くのだろうと、とても気になってしまいました!初読み作家さんですが、探してみようと思います('ω')
②「追想五断章」米澤 穂信 (著)
(概要)
古書店に居候する芳光は、依頼を受けて5つのリドルストーリーを探し始める。その著者が未解決事件の被疑者だったことを知り…。精緻でほろ苦い、大人の本格ミステリー。
(感想)
米澤穂信さんは大好きな作家さんの1人なのですが、なぜかこの作品は未読でした。お話をお伺いし、段々謎が明らかになっていく作りが良いという話になり、とても読みたくなって早速図書館で借りてきました。穂信さんの十八番である認知の微妙なズレからの真相解明がとても面白かったです!
③「Ank : a mirroring ape」佐藤 究 (著)
(概要)
2026年、京都で大暴動が発生。人々が殺し合う未曽有の惨劇の中、霊長類研究施設の研究者・鈴木望は、事件の発端となったチンパンジー「鏡=アンク」を追って世界に広がる災厄に立ち向かう。
(感想)
『テスカトリポカ』が有名で、私自身まだ未読の作家さんでしたので興味深く聞きました!京都を舞台としたSFミステリーということで、私も含め、京都に住んでいたことがある方が数名いらっしゃり、「馴染みがある地域が出ると楽しいですよね!」と京都トークに発展しました(笑)設定が面白そうな作品でした!
④「ロシア幽霊軍艦事件」島田 荘司 (著)
(概要)
箱根富士屋ホテルに飾られていた1枚の写真。そこには1919年夏に芦ノ湖に現れた帝政ロシアの軍艦が写っていた。巨大軍艦は一夜にして姿を消し…?御手洗潔がロマノフ王朝最後の皇女アナスタシアと日本を巡る壮大な謎を解き明かす。
(感想)
歴史ミステリーかつ、御手洗潔が個性的でホームズとワトソン的な立ち位置で事件解決をするお話だとお伺いし、とても興味を持ちました!横浜が舞台で、馬車道などの歴史についても書かれているようですので、読むだけで楽しくなりそうです。島田荘司さんはまだ未読ですが、この作品は読んでみたくなりました('ω')
⑤「日本扇の謎」有栖川 有栖 (著)
(概要)
舞鶴の海辺の町で発見された記憶喪失の青年。唯一の手がかりは「扇」だった。京都市内へ舞台は移り、青年の周囲で不可解な密室殺人が発生。火村英生と有栖川有栖が難事件に挑む!
(感想)
火村×有栖川シリーズで比較的最近の作品です!この小説も舞台は京都で、この日は京都ネタが多い気がしました(笑)この謎は解けたのか?そうじゃないのか?結果的に解けた・・・よね?みたいな微妙なニュアンスがなかなか面白いとのことでした!火村×有栖川シリーズは大好きなので、読んでみたい作品です!
⑥「アマテラスの暗号」伊勢谷 武 (著)
(概要)
神道とは何か?天皇家の正統性とは?日本人はどこからきたのか?古代史の謎を解き明かす鍵は、最高神アマテラスと宮中最大の秘祭・大嘗祭に隠されていた…。
(感想)
内容的には、和製「ダヴィンチコード」のような内容。歴史的事実も交え、おそらくそうではないか?という都市伝説的な観点から謎に迫っていく。作者の伊勢谷さんの著作は、おそらく本作のみ?みたいな話もありました。個人的に歴史は大好きですし、「ダヴィンチコード」も面白かったので、この作品も読んでみたいと思いました!
⑦「真夜中のマリオネット」知念 実希人 (著)
(概要)
交通事故で重傷を負った美少年・涼介。手術後、刑事が秋穂に告げる。「彼は『真夜中の解体魔』だ」と…。涼介は操られた人形なのか、それとも人形遣いなのか?ラスト1ページ、あなたは必ず絶叫する!
(感想)
私が紹介した作品です!知念さん十八番の医療ミステリーは健在で、このミステリー、最後の最後まで真相がわからなかった点が面白かったです('ω')!美少年・涼介のつかみどころの無いキャラクターと秋穂の心情の変化も読みごたえありました。装丁は、Anotherと同じで、キレイですね!と参加者の方と盛り上がりました('ω')
▽おまけ企画
カードゲーム大会「みんなで本をもちよって」
読書会の最後に、参加者全員で「みんなで本をもちよって」というゲームで少し遊びました。ざっくりした内容ですが、本を使った大喜利でして、桃から生まれたものやら、最強の呪文やら、至高の映画のタイトルやらのお題に対し、持参した本から「文章」「単語」を抜粋して発表し合います。
今回は、お題が難しかったせいか、少々長考モードに(笑)!それでも皆さんなんとかアイデアをひねり出して頂き、有難かったです!次回第9回は、少しルールを改良しようと考えています!
▽終わりに
ミステリー好きが集まり、脱線トークも含めた雑談がかなり楽しかったですし、また読みたい本が増えて、積読が増える一方です(笑)!
次回3/2(日)の第9回 小説限定(ジャンルフリー)企画は、お陰様で満席となりました(^^)/
その次の会ですが、「ミステリー限定企画また開催してください!」の要望も数名頂き、今回とても楽しかったので、4月の読書会でミステリー限定企画 第三弾を検討中です。開催日が決まり次第、アップしますので、是非ご参加いただけると嬉しいです('ω')!