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恥はかき捨てやったもん勝ち

記念品の原型作りが一旦終わり、彫金の方がホッと一息ついている彫金作家でコーチのぐっちです。

そんな私、昨日コーチ仲間の紹介で“インプロ体験会”に参加してみたのでnoteしてみたい。ZOOMで90分。またまた次女を抱っこしたまま登場だ。

初体験のインプロ。コーチングとの親和性はとても高く、気づき発見に溢れた楽しい時間だった。刺激的な発見に溢れた時間だったが、その中から4点挙げてみたい。

1)信頼する人のおすすめはとりあえずイエス

インプロって、なんだ?
聞いたはなんとなくあるけど、インプロダクション?いやいや、それイントロダクションだろ!?ぐらいのレベルでよく知らなかったインプロ。(ちなみに、インプロとはimprovisation(即興)の略だそうだ。)

定期的に開催しているコーチのインプロ体験会を2月も開催します。
もしあいてるよという方お声がけくださいー。

facebookでコーチ仲間がシェアしてくれたお誘い。なんだなんだ!?よくわからんけど、Yさんが面白いって言ってるから、きっと面白いんじゃないか?よくわからんがなんか面白そうだから、とりあえず参加だ!

今月あいてます!ぜひ参加させてください!子どもを背負って現れます!

と、早速メッセージを送った。

どうしよう・・・インプロってなんだろう?何させられるだろう?やめとこうかな・・・ウダウダウダ・・・・

そんなこと考える間も無く、

Yさんが面白いって言ってるから、きっと面白いんじゃないか?

ノリと勢いで確定だ。最近ちょっと意識している、信頼できる人がおすすめしてくれたものには、よくわからないけどYES!「軽やかにでまずやってみる」は面白い出会いにつながることを体感した。直感と信頼を大切に進むと、面白い発見につながっている。

2)運動音痴さんのマヌケもダサさも愛おしい

大変な運動音痴な私。昔から走り方がおかしいと笑われていた。なので”体を動かす”は人一倍苦手だ。踊るとマヌケになるし、センスもない。運動音痴芸人さんに親近感しか感じない。そんなのだから、「体を動かすこと」にアレルギーがある。

そんな私だけど、最近ちょっと、ダサくてもいいから動いてみることを意識している。

インプロ体験会の90分の間は、とにかく体が動いていた。ゲームを4つ教えてもらって、PC画面の前を広く使って、小走りしてみたり、画面に寄ってみたり。0歳さんが眠ったことをいいことに、抱っこ紐で頭を支えながら、しゃがんだり乗り出したり忙しい。

PC画面の端から「ちょっとちょっと〜!!!〇〇さん!聞いて聞いて!」と大袈裟に現れてみたり、「なにかな?なにかな?これは〇〇だよ〜!!」とニヤニヤしながら言ってみたり、「ブッブーハズレ〜」とワナワナ動いてみたり。運動センスがないから、イケてる動きにはならないし、ちょっとマヌケな姿だと思うけど、そんなこと誰も指摘しない。みんなとても懐が深い。

リアルな場なら、目の前に鏡はないから自分の姿をみることもないのに、ZOOMは無常にもマヌケな動きの自分が目の前にいてツライ。でも、次から次へとやってくるゲームにそんなことを考える暇もない。この感じがすごくいい。着込んでいる見栄や恥じらいなど余分なものが吹っ飛んで、本来の素っ裸な自分の姿が現れてくる感覚があった。

"論理的"とか"考察"なんてもんはなくて、今、目の前のゲームを楽しんでみる。椅子に座ってピクリとも動かず、ゲームに参加したらきっと何も言葉は出てこないだろう。ドタバタ動いて、体が先に進んでいるからこそ、切羽詰まってビビビと出てくる言葉があった。

切羽詰まって出ちゃった言葉を拾って、どうにかゲームを続けてみる。強引で、無理やりで、笑顔で、ヒヤヒヤで、やっちまったな〜の恥ずかしさがあって、突拍子もない感覚がとにかく楽しい。

そこに自分のマヌケな動きや、ありきたりでイケてない踊りなんて関係ない。

3)自己検閲なんていらないぞ

今回の体験で、一番印象的なことは、自分の動きに検閲をかける、という言葉だ。何か行動をしようとする時、今これを言ったらカッコいいかな?とか、このチョイスは、センスあるやつと思われるかな?とか、いい動きするじゃん!って羨望の眼差しがあるかな?とか、ついついどうみられ意識しちゃう、考えちゃう。そう言うのを「検閲をかける」って言うらしい。私は検閲かけまくりさんだった。

・これ言ったらこの場は盛り上がるかな?
・このセレクトはワンランク上な感じするかしら?
・賢くてユニークなイメージを与えるちゃうか?

とか考えてたことに気づかされて、これまた恥ずかしい。

ちゃんとしないといけないと思って、思ってることと違うことを言う。

検閲を取っ払うために、頭に休んでもらう。体を動かすことが、手っ取り早いんだ!あぁ自分で自分の動きを制限するように検閲しちゃってるんだ〜って気づいて、恥ずかしさを感じると同時に、レッテルから解き放たれた感覚もあった。

【検閲】けんえつ
《名・ス他》しらべあらためること。特に、種々の形で行われる思想発表の内容・表現を、公の機関が強権的に取り調べること。

一体、自分自身のどんな思想を誰に見せても問題がないように、取り調べてるんだか(笑)私はインプロのゲームで、無意識の自己検閲を実感した。

4)やらない恥か、やる恥か。どっちなんだい?!

さぁどっちなんだい!?

この回に集まったのは、ほぼみんなコーチング仲間。自己開示がわりと得意。ノリが良くて楽しいメンバーだった。PCを前にして、箱から何か取り出したり、ちょっとちょっと〜!と報告したりなんて、37歳母。ちょっと恥ずかしい!ということもあるけど、この場はみんなでやっちまおうぜ!という安心安全で許可がとれた心地よい場所だった。

やらずにモジモジ過ごす90分にするか、
誰に恥じらうこともなく、おもいっきり楽しむためにはっちゃけて動く90分にするかは自分次第。私が決めること。

この場は楽しむ!恥もかき捨て!むしろ恥などなし!

このスタンスに覚悟を決められると強い。そしてこの機会をしゃぶり尽くせる。するとこんなことが起こった。

想定外のことが言葉がでてきて自分にびっくり
しらない私。ノリノリな私。いいじゃん!それいいじゃん!

普段なら恥ずかしくてできないと思うことも、思考が勝っていつも通りのことしかできないことも、やる恥を取ると覚悟を決めると一気にワープする。

失敗が許されない毎日勝負の現代では、コミュニケーションを練習することができない。お試しすることができない。ノリで体験したインプロゲームの中では、安心して失敗してコミュニケーションの練習をして日常に帰っていける素敵な時間だった。

ちょっぴり普段なら恥ずかしくてできないことも、大いにやって良し、なんならやったほうがカッコいいぞ!と言われる時間はとても貴重だ。

普段は、子どもと保護者に対してワークショップをしているらしい。

対象が小学生以上だから、我が家はもう少し先だけど、娘たちにも失敗なんてない全部OK!という体験をさせたいと思った。そんなコーチたちのインプロ体験会だった。

また、次の機会があったら参加してみたい。それくらい堂々と色んな動きを試してる遊べる機会は貴重で、体の動きは思考を超えることをまた経験させてもらえた。

やっぱりYさんのお誘いはイエスだった。ありがとうYさん、と同時に、私もそんな風な「ぐっちがいうならとりあえず参加だ」と言われるように愉快な人になれるよう磨いていきたい。

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坂口佳世|ぐっち
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