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支援級とは何なのか?
「次男君は賢いし、知能テストの結果も年齢相応でしたが
集中力が短かったり、
1対1でもお話が耳に入らない時があるので
通常級に進学する場合は少し配慮してもらった方が良いかと思います」
とある日。
通っている療育の先生から、そうアドバイスをされた。
私は平静を保ちつつ、内心とても動揺していた。
次男の現在地
次男(年長)は、去年の秋頃から療育に通っている。
年長の5月時点で、私が次男に対して気になっている事は
・滑舌が悪い(さ行が特に)
・口元が緩い(集中するとヨダレが唇に溜まる)
・優しそうな大人を前にすると調子に乗る(しつこい、ベタベタする)
・機嫌が悪くなると手に負えない(寝起き、要求が通らなかった時)
「口元が緩い」は、今更ながら「噛む練習」が明らかに足りなかったのではないか?と反省している(^_^;)
お口周り以外については「子供らしい」という表現で片付けられる事なのか「自制心が足りない」と捉えられる程なのか、今一つ分からない。
でも保育園で友達と大きなトラブルを起こしたり、集団活動に参加できない…と言う事もなく、割と普通に過ごせている。
学校は何をする為に行くのか?
次男は長男と同じく数字や計算が好きだ。
更には図形やパズルも好きだ。
既に離脱しているけれど、小学校受験塾に通っていた頃のテストはペーパーの点数はとても良かった。
半年前は「ひらがな」も読める文字が少なかったけれど、今では全て読めるし、何も見ないで書ける文字も増えてきた。
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長男と比べて「ひらがなが読めるようになる」時期は遅かった。
だけど「ひらがなを書けるようになる」は結果的に早かった。
結局は「興味があるかどうか?」だし、それぞれの個性だ。
小学校という場所が「勉強をする為に行く場所」なら、次男はきっと特に問題視される点はないと思う。
学校のスタイルに合わないから?
自治体から手紙が届いたのは4月の事だった。
「支援が必要な児童の就学について」みたいな事が書かれていて、小学校や養護学校の見学ができると書いてあった。
どうやら「療育に通っている子供」向けに送られて来るようだ。
学区内の公立小なら長男が既に通っているし、この手紙をどう捉えたら良いのか分からず療育の先生に相談をした。
すると「お母さんは、通常級か支援級かどちらが良いか希望はありますか?」と聞かれた。
正直な所「支援級」という選択肢を1ミリも考えていなかったので、少しフリーズしてしまった。
「いや、分からないです。先生はどちらが良いと思いますか?」と聞き返した結果が冒頭の答えだった。
確かに、次男が1対30の教室で一番後ろの席にされたら先生の話を聞かないかもしれない。
興味のない教科が始まったらお絵描きでも始めるかもしれない。
でも、それって悪い事なんだろうか?
「つまらない」と感じる事を「聞いてるフリ」して座っていることを子供に求めるべきなんだろうか?
通常級に通う長男だって、全然集中して話を聞いてるワケじゃない。
支援級について調べていないし、見学もしていないので今日は「感情論」でしかない事を許していただきたい。
ただ印象として「通常級」「支援級」と分断される事にやっぱりモヤっとする。
通常級に通う子供だって、本当はもっと自由にそれぞれの学び方で学べる方が幸せなのではないだろうか?
長男が一応公立小で楽しく過ごせているので、次男も公立へ…と思っていたけれど、再び「オルタナティブスクール」という選択肢がチラついてきた。
公教育に波が来ている
そんな中、私が敬愛して止まない工藤校長が成田修造さんの番組にゲスト出演されていた。
すると、同じくゲストとして参加されていた平川理恵さんという方が広島県の公立校での取り組みについて話をされていた。
とても公立とは思えない内容で、大変興味を持った。
平川理恵さんの紹介はこちらで↓
芦屋市でも、教育改革が推進されている。
私は教育関係者でも何でもないので、よく分らないけれど
文部科学省、教育委員会、市長、市議会など、それぞれの領域があるらしいので「どこから声を上げれば変わるのか?」は分からない。
だけど、少しづつ「公教育で教育改革」という流れが動き出している。
お金だけの問題ではないので、単純ではないだろうけれど。
・保育料無償化
・給食費無償化
の様に、徐々に広がっていくかもしれない。
結果的に「公立の通常級」に落ち着くかもしれないけれど。
次男の就学を前に、改めて教育について考えてみたいと思う出来事だった。
〈あとがき〉
私自身が「学校」という場所にいる事が苦痛で仕方がなかったので、今は学び方の選択肢が無数にあって良い時代だなと思います。
「自己抑制ができる子」よりも「自己理解ができる子」に育って欲しいです。
子育てって難しいですね。
今日も有難うございました!
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