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社会人になっても分からない税金。義務教育に取り入れませんか?

「iDecoは全額が所得控除って書いてあるんですけど、所得控除ってなんですか??

ある日、職場での出来事。
私の隣に座る20代の新人の女の子が突然質問してきた。

何やら最近話題の?NISA&iDecoについて書かれた資料を読んでいたら、そもそも用語がサッパリ分からないと言う話。

そうだよね~。
会社員だと、控除とか所得とか何の事だか分からないよね。

書店に行けば、今は「新NISA」関連本が平積み。
そして季節モノとして「確定申告」関連本も平積み。

でもさ、そもそも大事な所が抜けていませんか?


年金手帳と給与明細


私も20代の頃は何も分からなかった。

皆さんはこの「年金手帳」の存在を覚えているだろうか?

見るからに昭和の香り


最初に手元に届いた時「何だコレ?」って感じではなかっただろうか?


学校の授業でうっすら「20歳になったら年金に加入する」みたいな話を聞いた事があるけれど、結局正体がよく分らない。

一体いくら払って、何を貰えるの??

社会人になり給与明細を見ると、分かるのは給与と交通費位。
「引かれるもの」の詳細が何も分からない。


私は入社後2年で転職に踏み切ったので、よく分らないまま
年金手帳が返却され、ほんの2ヵ月だけ国保に加入した。

国保に加入する時だって、言われるがままに役所へ出向き
「この書類に記入せよ」という指示に従って手続きしただけで、結局いついくら保険料を支払ったのかも記憶がない。
(結局3カ月もたたないうちに再就職した)


その後紆余曲折があり、社会保険や税について勉強する機会があったので今はそれなりに理解している。

だけど、ずっと会社員という人にとって「税」「年金」というキーワードは「よく分らないモノ」の1つではないだろうか。

国民の必読書を発見


書店で投資や確定申告に関する本が平積にされている中、私は全く違う本を購入した。

2018年に発売されてかなり売れた本なのでご存じの方も多いだろうし、今更かもしれない。

だけど私はずっと気になりつつも「フリーランス」ではないので、手に取った事がなかった。

でも読んでみたらめちゃくちゃ面白い!

「脱サラ」とか「フリーランス」を検討している人は、起業マニュアルを読む前に、まずはこれを必ず読んだ方が良い。


税金は勿論だけど、どちらかと言えば「年金」とか「健康保険」等の社会保険の点で、「やっぱり会社員って凄く優遇されているよね」と感じる。

特に、会社員の夫、専業主婦の妻、子供2人という家族の場合、夫が「会社員」であれば会社の健康保険に3人とも加入できる(追加保険料0)だけど、自営業になった途端に4人分の健康保険料が発生するとか。

会社員の人が読めば「有難いな~」って思うし。
フリーランス・自営業の人にとっては、永久保存版である。

全編漫画で面白いのに勉強になる。
これは全国民の必読書だと思う。

教育の順序


そもそも税金について、私達はいつどうやって学んだのだろうか?
正直、10代の時に税率が上がった時大騒ぎした事位しか記憶がない(笑)

今回noteを書くに辺り、「税金 義務教育」と検索してみたら国税庁の小中校生向けの教材ページに辿り着いた。

あぁ、そうね。
何かこんな感じで習うよね。

「社会生活にとっての税金」みたいな、全体像。

だけどさ、そうじゃないのよね。
個人の生活にもっと身近な所。

給与明細、源泉徴収票、医療費控除、住宅ローン減税、確定申告

生活していると突然現れる、この「漢字の多いキーワード」たち。

自分の収入から何が引かれて、どんな時にその恩恵を受けているのか?

そういう事を、もっとしっかり教えて欲しいワケです。


ちなみに「高校生 金融教育」と検索すると、今度は金融庁のHPが出てきました。

こちらは「生活設計、預貯金、投資、民間保険、クレジットカード、ローン」など、「金融商品」や「契約」に関する事が書かれた教材。


「国税庁」と「金融庁」それぞれが「教育資料」を作り、現場ではどういう順番で教育されているんだろうか?

金融教育=投資教育

と、周りが騒ぎすぎじゃないだろうか?

10代にもなれば親も子供が学校で何を習っているのか把握しなくなる頃。

子供が断片的な知識でカードを作ったり、投資を始めたりしないか、親も知識が必要だと思う。

まずは身近な人へ


1月に長男(小1)が二重歯列だった前歯を抜歯した。
その時、会計で1円も払わない理由を初めて聞かれた。

「子供が病院で治療をした時に病院へ払うはずのお金は、日本に住む他の人達が『保険料』という名前で変わりに払ってくれるように、政治家の人達が決めたんだよ」

という様な話をした。

「タダ(無料)」ではなく、「他の人(働く人)が払ってくれている」
という事を強調した。


大人が偉いとは言わないが、「社会人が代わりに支払ってくれている」と思えば、自然と礼儀は身に付くのではないか?と思う。
そして社会に関心が持てると思う。


そして冒頭の20代女子は「何で税金払わなきゃいけないんですかね~」と呟いていたので、まずはコレを読め!と田内学さんの本を推薦した(笑)

noteの中だけではなく、リアルな場所で私が学んだ事をひっそりシェアする事が、私にできる社会貢献かもしれない。
最近そんな事を感じます。

ちなみにその女子は、ここで話した転職女子である↓
かわいいなぁ。

知識だけじゃなく、良い事も悪い事も含めて「自分の経験」が何か役に立てたら、こんなに嬉しい事はない。

〈あとがき〉
実はひっそりとR4年に年金手帳が廃止されたんですよね。
つい最近まで、あのレトロな手帳が配布されていたかと思うと何だか不思議な感じがします(笑)


今日もありがとうございました。






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なんでもやってみる母
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