グラグラ、ポロポロ、ゴシゴシ。子供の成長を感じた日。
「明日、保育園行けない!!」
「いや、それは困るよ」
「じゃあ、ごはんの前にお迎えに来て!ごはん食べられない」
「いや、それは無理だ・・・・」
ポロポロと大粒の涙を流しながら訴えてくる次男。
次男はもうすぐ年長の5歳。
涙の原因はグラグラな乳歯。
長男の乳歯
振り返ると、長男・次男共に「歯が生える」のも早かった。
2人共生後4ヵ月頃には歯が顔を出し、生えそろうのも早かった。
そして長男は、年中の夏に呆気なく乳歯が抜けた。
保育園の中で月齢的には「後半」な長男、誰よりも早かった。
しかも、その「抜けた乳歯第1号」はいつの間にか抜けていた。
元々グラグラはしていたけれど、ある日お迎えに行ったら歯が抜けていた。
「歯、抜けたの?いつ?抜けた歯はどうした?」と聞いても全く身に覚えのない長男(笑)
保育園の先生も夕方まで気が付かず「探しておきます」と大慌て(笑)
結局、歯は出てくる事がなかった。
しかも、「いつの間にか抜けていた」はこの後もう1回あった。
長男の歯が抜ける前に、抜けた乳歯はどうしようか?ケースに保存しても微妙じゃない?等と迷っていたけれど、結局1本目が行方不明なので導入されないまま終わった(笑)
実際にこうやってケースに入れて保管してる人ってどれくらいいるんだろう?
「どこの歯が抜けた」か可視化できるのは面白そうだけど「捨てられない物」が増える事が微妙な気持ちになりそうだ(笑)
次男の乳歯
次男は長男より月齢としては早いけれど、年中の夏になっても抜ける気配がなかった。
このまま年長位までは乳歯のままかな?と思っていたら、2月中旬辺りから下の前歯が揺れ始めた。
歯ブラシで触れるとユラユラ。
そんな状態が1ヵ月程続いていたのに、昨日の夕方に突如外出先から帰宅したら「グラグラ」になっていた。
グラグラな乳歯の周りから出血し、血の味とグラグラした感覚でパニックになった次男はポロポロと泣き出した。
長男の時は、呆気なく抜けたので慌てる私(笑)
とりあえずうがいをして、騙し騙し過ごしていたものの、その夜次男は一切夕飯も食べなかった。
歯磨きに戸惑う両親
夕食を終え、歯磨きタイムがやってきた。
「お父さんに磨いてもらいなよ」
「いや、ここは優しいお母さんに磨いてもらいなよ」
と、お互いにグラグラの歯にビビッて歯磨きができない情けない親たち(笑)
すると次男が「じゃぁ仕上げはママにやってもらうわ」と言いながら洗面所で鏡を見ながら自ら歯磨きを始めた。
普段は自分で歯磨きをする事は滅多にない次男。
キリッとした顔で鏡を見ながら何度も歯ブラシをグラグラの乳歯にあてている。
その様子を見て「あー、抜きたいんだな」と察した。
10分近く歯ブラシをしたものの抜けず、私が仕上げ磨きをしても抜けず。その日は終わった。
いい歯が生えるおまじない
今朝、私が起きた直後に別室で寝ていた次男がニコニコと起きてきた。
「ママ、歯が抜けたよ。いい歯が生えるおまじないしよう」
とても嬉しそうな次男。
「いい歯が生えるおまじない」とは、この絵本の事である。
先日、本屋散歩をしていた時に偶然見かけて「タイムリーだ♪」と喜んで購入した絵本。
絵本を読みながら、次男と何度も一緒に唱えたおまじない。
やっと本当に「その時」がやってきた。
自分の乳歯が抜けた時の事なんて、「グラグラしていた時嫌だったな」というネガティブな記憶しかないけれど。
「いいはがはえるおまじない」というフレーズがあるだけで
「乳歯が抜ける」も「嬉しい思い出」に変わる。
抜けた乳歯を大事そうに握っている次男を見て、親になれた事が改めて幸せに思えた瞬間だった。
今日は沢山おまじないをしよう。
今日もありがとうございました!