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子供の本音をサラリと聞き出す方法はコレかもしれない。

何事もやればできますって合気道でも言ってたじゃん」

とある日。

長男と2人でウボンゴ対決をしていた時の事。

長男は4ピース、私は3ピースとハンデをつけてもらったにも関わらず私が苦戦していた時に、長男がサラリと言った「合気道」というキーワード。

相変わらず「合気道を習わせたい親」と「合気道を習う気がない子」で議論は平行線が続いている。
↑そろそろ諦めれば?って感じですが(笑)


思いもよらない事を言い出した


そこで改めて
「合気道の事、よく覚えてるね。習うのは嫌なの?」と聞いてみた。

するとウボンゴのピースをせっせと動かしながら
「まずはプールを頑張るって言ったじゃん。一番上の級まで行ったら次は合気道をやろうと思ってるんだ


え…( ゚д゚)???

初耳。

一番上の級とは、泳法を習うのではなく「タイムを競う」レベルである。

今月、オレンジ帽子(クロール)を1年がかりで卒業し、4月から緑帽子(平泳ぎ)へ進級予定。

後から入会したお友達が先に緑帽子になり、長男にとっては高い壁だったオレンジ帽子卒業。

そこをやっと超えて、少し自信がついたのかもしれない。

「いつまでに黒帽子になりたいの?」と聞いてみると

「小学生のうちに黒帽子になって、競争する人になれたらいいなって思ってる」

え…!初耳( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)

「競争する人って?」

と確認すると。

「リゾナーレに行ったときTVで見たじゃん?あぁいう人だよ」

そのTVとは、パリ五輪の選考を兼ねて開かれた大会の事である。
確かに楽しそうに見ていた。

色々と初耳な事を言われて、頭が働かなかった私はハンデもむなしくあっさり長男に負けた。
↑言い訳(笑)

2つの発見


ゲームをしながら話す長男はとても自然だった。

「習い事どうする問題」については、食事中に全員で話したり、寝る前に2人だけで話してみたり、色々試みてきた。

でも「ゲームをしながら」話す長男が一番自然で、本音が聞けた気がした。
(本音かどうかは私には分からないけれど)

もしかしたら「対話」してるフリをして、子供からすれば「尋問」「問い詰め」と感じさせていたのかもしれない。

ゲームをしながらの会話は、まるで「同僚と煙草休憩してる時の会話」みたいな空気感だった(笑)

面と向かって話すよりも、長男にとってはポンコツな母(泣)を相手に有利なゲームをしている時の方がリラックスして会話ができたのかもしれない。

そして映像の影響力である。

数カ月前に、スイミングスクールに貼ってあった「選手コース」の子供のポスターを見ながら「選手になって優勝するとメダルが貰えるんだね。選手になりたい?」と聞いてみた時は、全く興味がなさそうだった。

それがTVで大会を見た時は楽しそうに見ていた。


そもそも家でTVを見る時は、視聴時間が限られているし録画したEテレやアニメを倍速で見ていたりする。

それは「見たいTV」に対して「時間が足りない」から。

そんな日は絶対に「水泳の大会を見よう」という事にはならない。

でも「リアルタイムでやっている番組しか見られない」という状況だからこそ「偶然の出会い」があったのだ。

これは私が朝ラジオを聞いている時に流れてきた知らない曲を「コレいいな」と感じる時に似ている。

「流れているものをボーっと見る」なんて時間が惜しいと思って拒絶してしまうけれど、年末の紅白みたいに「たまには偶然に身を任せるのも悪くないな」と感じだ。

長男の本音を聞きたい時は、ゲームをしながらサラリと会話してみよう。
そして、次の旅行でも部屋で「大して興味もないTV」を敢えて見てみよう。

〈あとがき〉
幸いな事に、親のスマホやタブレットで「YouTubeを見る」「携帯ゲームをする」という発想が全くない生活なので旅先でのレジャーや旅先のTVで「偶然の出会い」ができたのだと思います。
旅先でもスマホをちょこちょこ見ている親が言える事ではありませんが、「持ち運べる電子機器」が近くにある限り、中々周りにある「今は興味がないもの」に関心を寄せる事って難しいだろうなと感じます。
「興味のあるコンテンツ」ばかりを見るようになると視野も狭くなるし、親である私もバランスが悪くならないように気をつけようと思いました。

今日も有難うございました!


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なんでもやってみる母
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