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イースターはチョコレートのイベント!?
▲今年、子どもたちがもらったチョコレートエッグ
子どもたちの最大の楽しみチョコエッグ
4月4日は、イースター(復活祭)。ジーザスが生き返った日を祝う祝日だ。子どもたちが、待ちに待ったイベントで、娘たちの最大の楽しみは、チョコレートエッグ。今年は、家族や知り合いから大量にもらった。庭や家中に、このチョコエッグを隠して、エッグハント(たまご探し)をする。その後は、スコットランドの伝統行事、ゆで卵転がしをしに、丘のある公園に行く。最後は、サンデーディナー。大概チキンやビーフのローストミールを家族そろって食べるが、晴れて暖かければ庭でバーベキューになるかもしれない。未だロックダウン中のイギリス だが、規制が少し緩んで、屋外で、2世帯もしくは6人までと会うことができる。この緩和で、外でパーティーする人が多くなるかもしれない。天気次第ではあるのだけど。
本来なら、イースターの日に、教会に行くのが伝統だが、旦那があまり信仰心がないので我が家は教会には行っていない。一度、子どもたちが小さい時、旦那の実家の地元の教会に親戚一同連れだって教会に行ったが、子どもたちが飽きてしまって、うるさくしてさんざんな目にあったことが思い出される。
今年はチョコエッグの消費が増加
昨年のイースターは完全ロックダウンの真っ最中。ロックダウン初期のパニックの只中だった。買い占めや配送の遅れもあって、スーパーマーケットから商品が消えた。入店制限が始まり、店の前は長蛇の列。なかなか中に入れない。購入の個数制限も始まったが、依然として品薄で買いたい食材やトイレットペーパーが手に入らない経験をした。そんな昨年は、かろうじて、チョコエッグを子どもに一つずつ買った覚えがある。
今年は、ロックダウンが一部解除されていることもあって、昨年よりずいぶん気分も明るい。2世帯もしくは6人までと屋外で会えるので、外のパーティーなら家族や友だちと会える。そんなこんなで、今年はチョコレートエッグやイギリスのイースター伝統のレーズンパン・ホットクロスバンズの消費が増えているそうだ。イースターを祝えなかった昨年より、状況は確実に向上していることを示している気がして、なんだかとても前向きなニュースだと思った。
3月21日現在、チョコレートエッグの消費は、1億5300ポンド(約231億円)。ホットクロスバンズの消費は3700万ポンド(約56億円)。昨年比で、76億増だという。
金曜日のグッドフライデー(Good Friday)から始まる、イースターホリデー。ロックダウンは解除されていないので、本来のように家族が一同に集ってワイワイお祝いするというわけにはいかないが、できる範囲でイースターを楽しみたい。