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オンライン疲れ

ロックダウン三週目。子どもたちが、遂にオンライン授業に飽き始めてきた。最初の二週は、特別な事が始まった興奮もあって、言われた事を意気揚々とこなして、楽しそうにしていた。友だちとは会えないが、大好きな担任の先生がコンピュータ上とは言え、毎日教えてくれている。このまま順調に進んでくれると望んでいたが…。

実際のところ、三週目の今週は、順調とは言えなかった。まず、三年生の娘が精神的に落ち込み、泣き続けて不安や悲しさを訴え始めた。もちろん、勉強への意欲は急激に落ちてしまった。その後、学校と相談して、そういう子どもが増えているという話を聞いた。ロックダウンという特別な環境、滅入るようなニュース、それに悪天候が続いている事も、子どもの心に影響するそうだ。娘といろいろ話しあい、いつもと違う事を試してみたり、気分を変えるようなことをした結果、今はいつもの娘に戻ったように見える。ただ、担任の先生からスクールカウンセラーと話すことを勧められている。

五年生の娘も苦戦している。特に算数。分数や小数をやっているが、概ね理解しているものの、難しくて理解できなかった部分を、先生に気軽に聞けない環境にストレスが積み重なっているようだ。仕事が終わった後に、見てあげているのだが、英語で習った算数を、私が日本語で教えているものだから、混乱を増幅させているようなもの。目に涙をためながら、わかりにくい私の説明を聞いている。私の英語力と娘の日本語力を伸ばしつつ、算数と向き合う日々だ。

二人とも、思い通りにいかないもどかしさもあるだろうし、オンライン授業に慣れてきた事もあって、完全なる中だるみ。つまらないと文句を言いつつ、こそこそサボっているようだ。

私も、完全にオーバーワーク。疲れている。8時間の自宅勤務。その上、子どもたちが家にいる事で家事が増え、勉強を見てあげるタスクも上乗せされた。子どもの心のケアも必要。全部をこなすのは無理だと割り切って、取捨選択しなければ、私も子どもたちも潰れるだろう。自分が二人いればなぁ、一日が30時間ならなぁと、現実逃避してしまうが、現実は現実。この息苦しい環境で、いかに楽しく過ごしていけるか考えるが、明確な答えなどあるはずもなく、無理せず、ただ目の前のことに向きあっていくしかないのかもしれない。

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