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突撃訪問

嘘でしょ!?

私は目を疑った。

思わず「え!」と言ってしまった。


そこには、元嫁が立っていた。

うわ。

「昨日は疲れたでしょう!眠れた?」

早朝から突撃って、凄い迷惑。
そしてあなたの顔、二度と見たくなかったのに。


「あぁ、いえ。あまり眠れませんでした。」

どう接して良いのか分からなかったし、恐怖心が生まれた。


「あのさぁ、昨日話したじゃん?気持ち変わった?あの人(彼)より良い人沢山いるから紹介するよ〜?」

この人、正気か?と思ったが

「そうなんですか、気持ちは変わらないですが、そんなクズな男より素敵な方がいらっしゃるなら紹介して頂きたいですね。」

話題に乗ってみた。

元嫁は顔色変えずに
「えー!まじー?その気あるなら全然紹介するよぉ」と、嬉しそうに返してきた。

女の嫉妬から来る怒り。

私もあなたが嫌い。

「そうそう、今日これから病院なの!近くだったから寄ってみたの!」

こんな早朝に病院だなんて。
そうだよね、彼の尾行してたのだから、うちも知ってるよね当然。

「朝早くから大変ですね、お大事になさってください。」

ほんとに嫌い。

「うん!あ!病院終わったら例の司法書士事務所へ行くから書類出来たら連絡するね!署名の件、よろしく!」

そう言い捨てて帰って行った。
二度と、二度と来んな。


昨日の今日で朝から突撃訪問…。

彼は知ってるのかな。


彼に電話をかけてみる。

「おはよう。あのさ、今来てたよ。元嫁さん」

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