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Photo by
kuroyuyuyu
愛
彼が帰った後も心の中は彼でいっぱいだった。
まだ気になる程度。
既に恋していた事を気づいてなかった。
ちょうど友達から連絡があり相談してみる事にした。
友達は応援するから付き合ってみれば良いと私の気持ちを押した。
翌日の夜、家のインターフォンが鳴った。
誰だろう、こんな時間に。
玄関のドアを開けると彼が立っていた。
「え!?」
彼の行動力には度々驚かされる。
「昨日またあしたって言ったよね?」
そうだった!!
でも…。
お互い仕事が多忙な中で、平日の夜に会いに来てくれる。
私は愛を感じた。
私が以前に言った言葉。
「好きな人には毎日会いたい」
その言葉を叶えてくれている。
彼は、毎晩会いに来た。
「ねえ。疲れない?」
そう聞くと必ず
「疲れてるよ!でも会いたいんだぁ。」
少し恥ずかしそうに言った。
彼はコーヒーが飲めない、だから毎晩ココアを用意して待っていた。
毎日会っているのに飽きる事無く一緒に居る時間を大切にした。
愛おしかった。
好きだった。
…。
彼は来る度私を求めた。
もしかしたら身体の相性という物は存在しないかもしれない。
何故なら最初感じなかった事も気持ちが入ると感じるから。
私は大切にされてる。
こんなに大切に想ってくれる人、彼以外居ない。
私は泥沼にハマった。