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pasteltime
衝撃
事前に彼の帰る場所を突き止めようと計画していた私は待機していた友達の車に急いで乗りこむ。
彼を見失わないように間隔をあけながら尾行していく。
車内は無言だったが
私も友達も内心ドキドキしていたはずだ。
10分程走った場所で彼の車が停車し
暗闇の中を入っていく。
ここは何処?
尾行がバレないように光を消して見渡す。
一軒家に立派な表札。
子供の物だと思われる小さな自転車。
表札に書かれていた文字を写真に残し、その場を去った。
ここで生活し、ここから私のとこへ会いに来てくれて、ここに帰るんだね。
考えてみると彼の苗字も知らなかったな。
表札に書かれていたのが苗字なのかな。
でも場所は分かった。
色んな不安もあった。
友達が言葉に変えていく。
「ここで、元奥さんと子供と同居していて、離婚しているのに何故同居してるのかな?でもさ。ひとつ屋根の下って、そういう事だよね。」
言わないでよ…。
私だって頭の中いっぱい。
整理出来ないよ。でも彼を信じたいの。
…。
ねぇ。何故一緒に暮らしているの?
お願い、全部教えて。
ねぇ。
何故、最愛だと誓い合ったのに今別々にいるの。
どうしてこうなっちゃったの。