
インドでスマホを盗まれた
インド旅行史上最も大変だった一日だった。(自分のせい)
まず10時半にチェックアウトしてハリドワールを巡ろうとする。
山の上の寺院に行きたかったので、道端を歩いていた少年に道を聞きこっちだよと言われたので疑いもせずその道へ。ロープウェイなのにやけに人が少ないなと思ったが、山道を歩くのが楽しいのでそのままついていくことにしてしまった。

川の近くまで来たら俺のことを写真撮れと言うので何枚か写真を撮る。


そしてなぜかスマホの言語設定を日本語→英語に変更させられ、次に俺が写真を撮ってやるからスマホよこせと首掛けストラップを無理やり取ろうとしてきた。
俺が諦めてしまい、写真を撮ってもらっていたらもうちょっと奥にと言われだんだん距離を離されちょっと目を離した瞬間にダッシュされ重い荷物を持っている自分は追いつくはずもなくすぐに諦めた。





まあ、パスポートとメインの財布はあるし何とかなると思って来た道を戻った。
ガキに遭遇した辺りでこの辺で青と白のボーダーのやつは居なかったか?スマホを盗まれたんだと言うと、優しいインド人が集まってきてまずは警察署へ行こうと言い、3ケツして警察署まで向かった。(運転手は16歳くらいの少年)
この先はもう行けない。近くだからすぐ着くよと言われバイクを下ろされたので歩いていくことにした。警察署はどこ?と警察署目の前で聞くとあっちだよと言われ郵便局に案内された。(めんどくさがり屋)警察署はどこ?と郵便局で聞くとさっきいた場所に案内され何もかも信用できなくってきた。同じところに戻ってもう一回警察署はどこ?と聞くとこの奥だよと言われ中に入ると本当の警察官たちがいた。
スマホを無くしたのでポリスレポートを作りたいと言うと分かったこっちの部屋に来いと言い、白紙の紙を渡された。このときやっと現実に戻され少し泣き始めてしまった。そしたら警官が泣くな泣くなと言い励ましてくれた。白紙の紙に何を書けばいいのかわからなかったので、取り敢えず電話番号とSony製で透明なケースに入っていたことを書いた。IMEIは?と言われたがメモってないから全く分からないと言ったら、はぁ〜みたいな顔をされた。そうすると私服警官がでてきて、こいつは俺の仲間だ。携帯を探しに行くぞと言い車を出した。どこに向かうか分からなかったので、車の中でどこに向かっているのか聞いてみたところ、お前が無くした場所だ。どこだと言うので、その場所はとっくに通り過ぎていたのでback backといい手で方向を示しながら、寺院へ向かっていき森の中へ入っていった。ここで盗まれたんだと言うと、現場検証のように動画を撮り始めああ、インドの警察もこんな感じなんだ。と思いながら道を戻った。
道中の寺院に監視カメラがあることを警官が発見してくれ、映像を見返してくれた。そこで、俺とガキが出てきたらこいつだ!!と言い指さしたらああ〜こいつかみたいな顔をしてみんな離れていった。また防犯カメラの映像を見返したら悲しくなってしまい、泣きそうになったら、俺たちが見つけてやるから泣くな!と言われホントかなぁと諦め気味に思いつつもその言葉で少し安心した。外に出てみたらたくさんの警察とたくさんの地元民が集まって僕の携帯を探してくれてた。この時はインド人の優しさに泣きそうになってしまった。一旦署に戻るとまた、事情聴取が始まった。取られたのは携帯だけか?とか、どんな感じで取られたの?とかたくさん聞かれた。あーこれは無理だよなぁと思いつつも2時間位署でポリスレポートを待っていたら、突如find it? という声が聞こえ、複数人の警官がやってきて顔をニヤリとしながらポケットから何かを出してきた。出てきたのは正真正銘私のスマホだった。指紋認証で開けて確かめると本当に自分のだった。この時は本当に嬉しかった。そして、同時にミニ財布も盗まれたのだが、そのお金もあるよと言って1800円分を返してくれた!!!!本当に嬉しかったので警察官の方々と握手をし、写真を撮った。

警察も写真を撮り、Facebookにアップロードしていた。(次の日街でめちゃくちゃ声かけられた)ありがとうと言いながら、お金をあげます。と言ったらいやいや要らないよと言い跳ね返されてしまった。本当にインド警察神すぎる。スマホを鍵付きリュックに入れ、アットホームなホテルに戻り事情を説明して、もう一泊することにした。警察官やホテルオーナーに厳重に注意されたが、良い経験をしたねと言われ周りの大人に頭が上がらない。
優しいインド人がたくさんいる事を実感できた一日だった。本当に感謝している。
"Thank you Haridwar Police"
アップロードされた動画でこれ言ってねって言われたセリフ

