【大学入試】小論文がわからない!?
大学入試には小論文を課しているものがあります。高校3年生の多くは、小論文の練習が不足しているでしょう。勉強にも行き詰まり、小論文入試を志す。しかし「小論文の書き方がわからない」と悩む人が多いのではないでしょうか。
小論文の添削などを学校の先生に依頼してみると、「まず自分で書いてみよう」と言われることがあります。自分なりに文章を書いてみて、提出すると必ず言われます。
「小論文の書き方がわかっていないね」
わかってないから聞いてるんじゃないか!!
そう言いたくなるほど、明確な答えが返ってきません。学校の先生は「専門が国語」の教師がいます。高校3年生が頼れる先生は、国語の先生しかいないはずです。
学習塾で聞いてみても、対応できる講師がいないこともあります。そもそも小論文の書き方がわからない先生も多いのです。
大学入試の小論文には「答え」が存在する
小論文に「答え」が存在すると聞いたことはないでしょうか。
大学入試に限らず、社会人の試験にも小論文が課されることがあります。しかし大学入試と社会人の試験には、決定的な違いが存在するのです。それが…
「答えの有無」
大学入試の小論文には「答え」が存在します。社会人の小論文には答えが存在しないことがあります。いえ、厳密に言えば社会人の小論文にも「答え」があります。
しかし社会人の小論文は、大学入試ほど明確な答えを要求しないのです。その理由は以下です。
・人間性を把握するため
・会社に適応できる性格を判断するため
・社会人として必要な知識があるか判断するため
人間性の把握は、答えを用意できません。しかし大学入試で求められる人材は、社会人ほど人間的な意味がありません。
「人間的な意味」とは、「人間性」「性格」「適応力」「コミュニケーション力」など、数値化できないものです。
では、大学入試で求められる「答え」とは何だと思いますか?
大学入試小論文の「答え」とは
結論を述べると「将来性」です。
あなたが小論文を書くときに意識するのは何でしょうか。まったく言葉が思い浮かばないときは、「とにかく書く」ことから始めると良いでしょう。
少し文章が書けるようになると、誰もが考えるようになります。
・どうすれば受かるのだろう?
・合格する文章と不合格の文章の違いは?
・なぜ受かる人は、そんな文章が書けるの?
不安に似た悩みが心を支配し、小論文が難しいと感じるようになります。
さて、考えてみてください。
『あなたの将来のビジョンはなんですか?』
ここでは「将来の夢」ではなく、「将来のビジョン」を考えてみてください。「夢」を「ビジョン」と言い換えるだけで、少しイメージが変化すると思いませんか?
ビジョンとは主にビジネスリーダーが意識する「将来の展望」です。ビジネスマンの考え方を知りたい方は、以下のサイトも参考にしてみてください。
ビジネスマンの考え方を学ぶと、高校生は以下のように感じます。
・まだビジネスには早いんじゃないの?
・高校生なのにビジョンなんて考えられない
・自分のことが一番よくわからない
高校3年生が小論文を苦手とするのは、ビジョンが無いからと言っても過言ではありません。
逆に言えば、「ビジョン」を明確にして「現在をどう生きているか」を述べるのが小論文です。特に志望理由書などは、自分の将来を述べながら「現在」を述べなければいけません。
漠然としたイメージだけではいけません。
「過去」「現在」「未来」は一筋に繋がっています。
大学入試の小論文で『ドラえもんの目的はなに?』と問われたら
『ドラえもん』をご存知でしょうか?
おそらく知らない人はいないと思いますが、藤子・F・不二雄氏により創造された国民的漫画(アニメ)です。
TVアニメになったのが1979年。既に40年以上、みんなに愛されています。子供の頃にドラえもんを見て、心躍らせた人たちも大人になっています。
だからこそ今の高校生は知らないのではないでしょうか?
「どうしてドラえもんは未来からやって来た?」
知ってるよ!と思った人は、しずかちゃんは第1巻では「しずちゃん」だったのをご存知でしょうか。
知っているつもりでも、実は知らないことが多い。
もちろん多くの情報が伝えられているため、漫画ドラえもん第1巻を見たことがある人もいます。
2021年現在、アニメドラえもんはまだまだ人気のアニメです。しかし大人の事情などが絡み合い、本来の目的を見失っていることがあります。
ドラえもんがのび太の元を訪れた目的は、「未来を変化させるため」ですね。
未来からさかのぼり、不満が残る人生を残さないために「改善しないといけない時代」それがのび太の時代だった。
だからこそ、のび太の子孫がドラえもんを送り込み、より素敵な人生を歩めるようにドラえもんを送り込んだというのが本来の目的です。
2021年現在、高校3年生のあなたは「ドラえもんの目的」をご存知でしたか?
そして、知っていた場合は小論文として書けますか?
小論文の中に、「しずかちゃん」と記載してばかりでは「しずちゃん」を知らないと判断されるかもしれませんね。
ドラえもんの目的を知るためには「第1巻」を読んでおくのは必須です。そこに答えが書かれているのですから。
大学の歴史を考えると小論文は書ける
実は大学も同じことが言えます。
それぞれの大学には創立された年が存在し、それから何十年も大学として成り立っています。
大学のホームページで「沿革」をご覧ください。
・そんな時代からあったの!?
・え、一度名前が変わってる…
・意外と新しい大学なんだ!
知らないことは多いと思いますよ。それぞれの大学には「求める学生像」がありますが、どの学生像も「歴史の中で培われたもの」です。
沿革を知らずに「大学入試の小論文」を書くのは、少し難しいのではないでしょうか。なぜなら、創立者の想いがこもっているのは「初代」でしかあり得ないのですから。
ぜひ調べてみてください。
次回の記事には「明確なビジョンの作り方」を紹介します。
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