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桃太郎が向き合う問題。

「桃太郎」は、桃から生まれた少年が鬼退治に行って鬼に奪われた村の財宝を取り返す物語である。
物語の最後には「桃太郎はお爺さんとお婆さんと幸せに暮しました」とあるのでもちろんこの物語はハッピーエンドといいたい。
しかしながら一昨日ある本を手に取って、僕がそのように把握していた「桃太郎」の世界観が大きく変わってしまった。

現代では生活のあらゆる場面で税金がかかる。
もし桃太郎が現代にやってきた後に一連の物語を体験した場合どんな現実が待ち受けているのだろうか?
現代であれば桃太郎の最後の幸せというのは
税金と共にあるようだ。
それを説いた本が本当におもしろかった。

桃太郎は、鬼退治によって
元々奪われていた財宝をただ鬼から取り返しただけなのだがどうやらその行為にも
現代では税金がかかってくるらしいのだ。

どんな理由があろうと、現時点から「得」をした場合には課税対象である。
いくら奪われた財宝でも桃太郎は
労働の「対価」を受けているので課税されるのだ。

世界は知れば知るほど奥が深いと改めて実感した。
以前はあれだけ僕に幸せを共有してくれた物語の主人公たちは、その本の中では税金の問題と向き合い頭を悩ませていた。

童話の主人公たちを見習って
僕も「お金」の問題とは真剣に向き合っていきたいと思った。

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