単なる捕食セリオンズにあらず。デッキ紹介「星花鳥」
おはようございます。そして会えないときのためにこんにちはとこんばんは。
すかいです。
お久しぶりです。構築に効く理屈第126回にて相談させていただいたデッキがどうなったのかの紹介になります。
1.やりたかったこと
今回の軸は「LL-インディペンデント・ナイチンゲール」の正規召喚です。
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完全効果耐性、レベルに応じた攻撃力上昇&バーン効果という、あまりにコピーし甲斐のある効果を有しているため、スターヴヴェノムや、クリスタルベルでコピーされることが多いこのカードですが、エンドフェイズまでのコピーではこのカードの強みの1つである完全効果耐性が活かしきれていないと感じています。
(完全にコピーするカードは禁止になってしまいました。)
そのため、このカードを正規召喚するという行為にも十分価値があると思い、構築を始めました。
2.デッキレシピ
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3.正規召喚への道
LL-インディペンデント・ナイチンゲールを正規召喚するにあたり、切り札に据えるには①の効果でのレベルアップを活かすことが必要不可欠です。融合素材のエクシーズ素材の数だけレベルが上がるため、レベル1モンスターを少なくとも4体は並べたいところです。
そこで目をつけたのが「ティンクル・ファイブスター」です。
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(よくわからない人は構築に効く理屈第126回を見よう!)
レベル5モンスターをコストに出したクリボー達はアドバンス召喚のためのリリースにはできないといういつの時代かわからぬ縛りしかついていないため、一気に5体もレベル1モンスターを並べられるこのカードの力を借りることにしました。
となると、次の課題はレベル5モンスターの供給です。
ここで注目したのが、捕食植物です。理由は下記の通り。
EXにアンブロメリドゥス、メインにドロソフィルム・ヒドラという出しやすいレベル5が存在する。
インディペンデント・ナイチンゲールを出すために採用する融合を無理なく戦術に組み込むことができる。
捕食計画などで捕食カウンターを自分のモンスターにばらまくというレベル1モンスターの展開のサブプランが作れる。
インディペンデントナイチンゲールを処理されたあとにビブリスプ&トリアンティスでスターヴヴェノムを出して、コピーするサブプランを用意できる。
そのサブプランを用意するなら最初からコピーしろやという声は聞こえないふりします。正規召喚して越えられたあとのサブプランでコピーする方が僕はオシャレだと思うのだ。
4.その他採用カード
○セリオンズ
採用理由は以下の通りです。
手数を増やす。
セリオンズ・チャージというドローソースの存在
セリオンズリングでインディペンデント・ナイチンゲールに戦闘耐性を付与できる
という点です。捕食セリオンズというアーキタイプが存在するほどの相性を誇るカテゴリです。今回のデッキコンセプトがロマンカードを軸になっているため、デッキにある程度の地力がないと戦えないと思い、捕食セリオンズのパワーで継戦しながらインディペンデント・ナイチンゲールを目指すことにしました。
○森羅の舞踏妓 ピオネ
植物の展開サポートとして優秀であるため不思議な採用ではないです。しかし、このデッキならではの役割として、「リンク先のモンスターのレベルを墓地の植物族と同じものにする効果によってレベル5モンスターを供給できる」というものがあります。
このカード自身が残ってしまうため、ティンクル・ファイブスターの邪魔になるのですが、冷薔薇の抱香や、恵みの風など能動的に墓地へ送る手段はあるので十分に狙えると考えています。
5.最後に
実は、鉄獣戦線が出たことによるビースト種族の強化を受けたときからインディペンデント・ナイチンゲールには挑戦していました。
しかし、なかなか出すことができていなかった中、今回のデッキではかなりナイチンゲールを出力することができているため、満足しています。
このデッキは構築に効く理屈にて、ボウシスキーさんをはじめ多くの方に助言をいただき、完成したものになります。
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実はこのときからセリオンズを採用しない理由はないなと感じていながらも捕食セリオンズのアーキタイプが知られていたことから躊躇していました。
「ティンクル・ファイブスター周りいらなくないか?」となるのを恐れていたのですね。
しかし、放送内でのセリオンズリングで戦闘耐性を与えられるなどの助言から、確かに採用しない手はないなと思い、採用したところ恐ろしくデッキが回るようになりました。
個人的にはインディペンデント・ナイチンゲールのための捕食とセリオンズという構造のデッキにできていると感じています。
このデッキはアーキタイプ(カテゴリー)のパワーで戦う楽しさを教えてくれました。
僕の遊戯王の楽しみ方を広げてくれたお気に入りのデッキです。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。