すかい、遊戯王クイズの魅力を語る【遊戯王Advent Calendar13日目昼の部】
【この記事は遊戯王Advent Calendar(通称アドカレ)の企画記事になります。詳しい企画内容は主催である刺身さんのこちらの記事でご確認ください!】
おはようございます。そして会えないときのためにこんにちはとこんばんは。
すかいです。
私の前の投稿者は火界さんでした。
記事のリンクはこちらになります。
構築論の受け止め方に関する記事となっています。
「自分のデッキに、構築論に誇りを持ってください。」
とても素敵な言葉です。私はイマイチ自分のデッキビルドを言語化できておらずスタートラインにも立てていませんが、自分が作ったデッキは好きでいたいなと思いました。
アドカレは遊戯王に関することを好きに書いていいという素晴らしい企画ということで、遊戯王に絡めながら私の趣味についてプレゼンさせていただきたいと思います。
まず、アドカレで初めて私の記事を読んでくださっている方も多いかと思いますので自己紹介させていただきます。
・プレイヤー名:すかい
・生年月日:1998年3月13日(23歳)
・身長・体重:170cm,57kg
・身分:大学院生です。次の4月から社会人
・拠点:兵庫県在住なので関西全般行けます。関西YPの方、そうでない方もお誘いください。
・遊戯王スタイル:使いたいカードを決めてそれを活かすデッキを組みたいタイプ。たまに構築記事を書いてます。
・遊戯王以外の趣味:ハンドボール、野球、数学(プロフィール画像がマスマティシャンである由来)、クイズ
私の好きなものの1つとしてクイズがあります。今回の記事のテーマは遊戯王クイズです!
今回の記事は遊戯王クイズに少しでも興味を持っていただくことを目的に書かれたものとなっており、途中ただのクイズの話をする場面もありますが、最後まで付き合っていただけたらと思います。
「遊戯王」と「クイズ」のシナジー
ここまで読んでくださった方の中に「クイズとかどうでもええねん。っていうか遊戯王のこと話せや!」という人もいらっしゃると思います。ところがどっこいこのクイズの視点は単なる趣味で終わりません。
クイズの魅力として「今まで知らなかった世界を知ることができる」という点があります。これを遊戯王に当てはめると、自分が知らないカードに出会う、即ち自分のカードプールが広がるということにつながります。また、クイズという形式を通してカード1枚を様々な視点での情報を得ることができ、視野が広がるのも魅力です。つまり、カードを知ることにクイズはもってこいであると言えます。
また、遊戯王には10000を超えるギネスにも載るほどのカードの種類があり、その1枚1枚に面白い個性があります。
例えば「炎属性雷族なのはこのカードだけ」、「イラストにはハンバーガーしか描かれていないのに戦士族のモンスター」、「一見支離滅裂なフレーバーテキストを逆から読むと文章になっている」、「環境を一色に染めたから初収録からわずか167日で禁止カードになった」、「アニメでは融合モンスターだったのにOCG化したらなぜか効果モンスターになっていた」のような、ステータスやイラストのみならず、フレーバーテキストに隠された遊び心、許されざるカードの歴史やアニメ絡みのエピソード…etc
カード1枚にゲーム性だけでは収まらない魅力的な個性がある遊戯王というコンテンツはめちゃくちゃクイズ映えします。
クイズは楽しんで学ぶことができるため、カードプールを増やすのにもってこいである。そして、逆に遊戯王はクイズ映えするコンテンツである。
このようにクイズと遊戯王はコンテンツ間に相互的なシナジーを有しています。
クイズを通してカードを知り、それがきっかけにそのカードを面白く思い、デッキを組もう思ったというような運命の出会いのきっかけにもなる可能性も秘めています。
(唯一の炎属性雷族モンスター)
クイズの世界に少しだけでも興味が湧いてきませんか?
少しでも興味が湧けばここから先も読んでみてください!
早押しクイズの問題予測理論
遊戯王とは全く関係ない早押しクイズについての話になります。
最悪ここを読まなくても次のクイズを楽しめますが、例題を遊戯王クイズにしており、ここを読めばこの後のクイズがより楽しめると思いますので、よろしければ読んでみてください!
私は、クイズ番組も例に漏れず好きで結構見るのですが、早押しクイズでこんな場面よく見ませんか?
問題文の途中でボタンを押して正解し、続きの問題文まで当ててしまう超人的な場面です。これできたらめちゃくちゃかっこよくないですか?これが決まった瞬間の快感こそ早押しクイズの魅力。皆さんにも一回味わっていただきたい!
普通のクイズでこれをやろうと思ったらどれだけの知識がいるのかとだいぶ無理難題のように感じるかもしれません。しかし、遊戯王にジャンルを絞ればワンチャンあるかも…という気になりませんか?
そして、この予測はヤマカンではなく、ちゃんとした解答の根拠を得る「コツ」が存在することをご存知でしょうか。
何が言いたいかというとカードの知識を豊富に蓄えている遊戯王プレイヤーに、早押しのコツの知識が合わされば、我々にも遊戯王クイズにおいて早押しの超人芸ができる!それを体験してみませんか?ということです。
コツ:決まり字という考え方
百人一首でも同じ言葉があるので聞いたことがあるかもしれません。これは字のごとく、問題文の途中で答えがただ一つに決まる字の存在のことです。
例題はこちら。
サムネイルの問題でもありますが、答えはわかりましたか?
そう、答えは魔法カードの「クイズ」です。
この問題文において、カードについて全知全能な人にとっての決まり字は
です。
遊戯王の効果テキストに「発動」というテキストを含むカードは7839枚(記事執筆当時)ありますが、「発動プレイヤー」というテキストを含むカードは「クイズ」以外ありません。この事実を知っていれば、「発動プレイヤー」の「プ」の字が把握できた段階で答えが「クイズ」に確定し、ボタンを押すことができるというわけです。
この「決まり字」はその人の知識によります。もし、発動プレイヤーのテキストに関する知識は知らないが、「クイズ」のテキストの概要を知っている人であれば、「プ」では押すことができなくとも、効果の説明をしている文章あたりで押すことができますね。
世の中のクイズプレイヤーたちは自分の決まり字を一字でも早くできるよう知識をつけています。
ここからの2つは早押し問題の代表的なパターンとそれに付随するテクニックの話になります。
パターン1.パラレル
パラレルとは、先ほどの北岳の問題のような「ですが、」という文言が問題文に含まれるひっかけ問題のことです。
例題はこちら。
答えはお分かりですね?
答えは「(水霊使い)エリア」です。
このパラレル問題はひっかからないように存在を知ることはもちろん、パラレルならではの予測のコツもあります。
・「ですが、」の直後が決まり字であることを意識する。
・「対」の関係を意識する。
の2点です。
この問題は霊使いの問題であるため、答えは文中のヒータを除く五択です。これが「ですが、」の後ろの文字が「水(すい)」であればエリア、「地(ち)」であればアウス、「風(ふう)」であればウィン、「光(こう)」であればライナ、「闇(やみ)」であればダルクというように直後に決まり字となる情報が来るので反応の準備をしておくとすぐに絞れるというコツです。
また、確定ではないため、ギャンブルにはなるものの、まず挙げられたのが「火霊使いヒータ」の時点で、答えは火の反対の水に対応する「水霊使いエリア」であるという問題のメタを予測して確定の決まり字が来る前に答えるという戦法があります。
これが「対」の関係です。「ですが、」の後には前に挙げられたものと対になっていたり、関係の深いものが来るということがセオリーとなっています。
ちなみに、北岳の問題は問題文の「日本で1番高い」のどこにイントネーションがあるかで聞かれるものが何か予測できるそうです。「1番」にイントネーションがあれば「2番目」を聞かれる、「高い」にイントネーションがあれば「低い」を聞かれるというような予測ができるそうです。
パターン2.列挙
これに関しては例題を見ていただいた方が速いです。2題あります。
こちらの答えは
①デュエル中に1度しか効果を使用(適用)できない。
②ラーの翼神竜
でした。
このように問題文で単語が並列して挙げられる問題が列挙問題です。このパターンにも予測のコツがあります。それが、
・最後に挙げられるものは最初のものに比べ特徴的なものが来がち。
・「あと1つ何?」タイプは「特徴的なもの」か「影の薄いもの」が来がち。
ということです。
最初に列挙するタイプの問題では基本的に共通する事柄に対することが聞かれるため、三つ目あたりにはそれを代表するようなものが来やすいということです。
今回の問題では、「デュエル中1度」の代名詞である(と個人的に思っている)「RUM-七皇の剣」を最後に挙げました。
また、最後に列挙するタイプの「あと1つ何?」の問題では、そのあと一つが他のものに比べて特徴的であったり、逆に影が薄かったりと浮いたものが聞かれることが多いです。
今回の例題では三幻神の中でも、他の二体と比べて設定上格上で、特殊召喚できない、別モードが存在するなどの多くの特徴を有する「ラーの翼神竜」を答えにしました。
これらのコツは出題者の人間的な部分を突いたコツと言えますね。このようなパラレルや列挙のパターンのみならず、クイズを作る人間の性として、皆さんに解いてもらいたいと思ってもらっていると同時に、解いた後に少しでも面白い!と思っています。このあたり、どこかデッキビルドに似ていると思います。
つまり、誰もが簡単に解けるような問題や、誰も解けないような無茶苦茶な問題は出にくいということを念頭に入れておくとよいでしょう。
これらをまとめると、
・決まり字によって問題文の途中で確定でボタンを押すことができる。
・パラレルや列挙などのパターンを知っておくことで、決まり字や答えの予測を行え、ボタンを速く押すことができる。
ということです。
早押しの問題予測を体験してみよう
お待たせしました!
ここまでに得た知識を使って遊戯王クイズを解いてみましょう!
今回「早押しクイズの問題途中で押しても正解できるおもしろさ」を知ってもらいたいと考えているので、問題文は途中までしか書いてません。
しかし、理論を知って予測のコツを得たあなたならきっと大丈夫。
挑戦してくださる方は、自分がここで押したと仮定して、続きの問題文を予測して答えを導きだしてみてください!
問1)唯一の創造神族として/…
問2)これまで発売されたカードをあいうえお順に並べたとき、1番“最初“のモンスターは「/…?
問3)「250円」「レモン」などの/…?
問4)「Emカウンター」/…?
問5)ランク4ギミックとして有名な「クラウンブレード」の「クラウン」は/…?
問6)「ゴブリン」「ケルベロス」「フェ/…?
問7)「おジャマ」モンスターは全て何/…?
問8)遊戯王で「四征竜」と呼ばれるモンスターは/…?
問9)英語でもカード名が前から読んでも後ろから読んでも同じ/…?
問10)その名に反して融合召喚を行わないことで知られ、現在禁/…?
問題文の続き、正解はこちら。
最後に
いかがだったでしょうか?
遊戯王クイズと言えば、YouTubeチャンネル「ミソのデュエルのミソ」さんを中心に様々な企画力あふれるクイズが多く見られます。これは、遊戯王がクイズ映えするコンテンツであることの裏付けであると思っています。視聴者の一人として私も楽しんでいる一方、王道の早押しクイズがあまり見られず少し寂しい思いをしていました。
そこで、遊戯王早押しクイズも面白いんだぞということを伝えたくこの場をお借りしてこの記事を書きました。
早押しクイズの魅力、そして遊戯王は早押しクイズに適したコンテンツであることが伝わったでしょうか?
問題予測体験で早押しクイズの超人芸の気分を少しでも味わってもらえたかと期待していますが、実際に自分で押して答えていない以上、感動も薄いかと思われます。しかし、安心してください。
早押しクイズ、80題作りました。
皆さん、「みんはや」という早押しクイズアプリをご存知でしょうか。無料で日本中の人と早押しクイズを楽しむことができるアプリです。この「みんはや」の機能にて、作問機能があり、この機能で誰に解いてもらうでもなく一人で趣味としてアドカレ前からちょくちょく問題を作ってました。そして、「フリーマッチ」というルーム対戦機能があり、そのルーム内でルームリーダーが作った問題に挑戦できます。
参考画像です。(GooglePlayStoreから拝借しました。)
ダウンロードはこちら↓
https://minhaya.com/
もし、この記事を機に、早押しクイズに挑戦してみたい!という方や面白そうだからやってみたい!という方、俺の幅広いカードの知識をみせてやるぜ!という方がいらっしゃったら私のTwitterまでご連絡ください。人が集まればガチでクイズ大会開きます。
また、自分もクイズ作っていて、解いてもらう人を探していたという人も是非お声がけください。
(この宣伝が記事の一番の目的説は否定できない。)
趣味で作問をやっている理由は冒頭でも述べましたが、勉強になるからです。作問のためにNewronやWikiでいろいろカードについて調べるうちに、イラストや元ネタ、裁定、歴史などの様々な視点でカードを知ることができます。それが面白くてハマってしまいました。
デッキビルドや対戦だけじゃない遊戯王の楽しみ方として遊戯王クイズは非常に楽しいものであり、カードの魅力を知るには最適のコンテンツであると思います。
遊戯王の奥深い世界をクイズでもっと味わってみませんか?
初のコラム記事として熱意が空回り(?)して6000字を超える文章になり月曜の朝からしんどかったかもしれませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
25日までの昼と夜に記事が投稿されリレーしていく遊戯王Advent Calender2021、13日夜の部の記事投稿者はハル^ヲ^クンさんです。
本人のブログに記事が上がるほか、アドベントカレンダーにURLが貼られるのでチェックしてみてください!
ハル^ヲ^クンさんのブログ
https://note.com/haluoluoluo
アドベントカレンダー(昼の部)
https://adventar.org/calendars/6240
アドベントカレンダー(夜の部)
https://adventar.org/calendars/6241
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私のデッキはニューロンにて公開しております。「SKY_BLUE」と入力していただけると見ることができます。ぜひよろしくお願いします。
またお会いしましょう。