児童館日誌
今日の外は気持ちよかった☺︎ 空には午後に上がった雨とようやく顔を出してきた太陽が虹をかけていて、地面には午前に降った雨が穴掘りしたところに溜まり深い水たまりをつくっていた。
今日はみんな何してあそぶのかなぁ〜とフラフラしていると、そら!バドミントンやるぞ!と元気のいい声が下から聞こえてきたと思うと、1年男子だった。いいよ〜やろう!と言うと、貸出しノート(児童館の物を借りる時に名前と時間を書くことになっているノート)に"そら"と大きく書いていたので、なんか笑えてきた。いくぞ!とラケットを渡され、バドミントンをすることになった。その子は空手をやっていて運動が好きなのかよくバドミントンをやろうと私を誘ってくる。バドミントンをやっていて良かったなぁと思う。スポーツは出来なくても良いとは思うが、まぁやれて損はないよなぁと思った。ピアノとか何かしらのスキルは役には立つもんね。まぁ下手でやるのが面白い時もあるけど。その子は、口下手でなかなか自分の気持ちや想いを言葉にすることが上手くない子。そのため友達ともよくぶつかる。本人も上手く出来ない自分にイライラしてしまう。自分に負けてしまうのだ。友達に暴言を吐いてしまったり…。だからよくひとりぼっちになっている。そんな子を私は甘やかしたくはないとは思いながらも、その子が友達とケンカして悲しみや怒りを抱えて私に甘えてくるのをそっと受け入れている。まぁ、受け入れるといっても一緒に遊んだり、側にいることくらいしかしていないが。それでもそれで気の済むのかその後にまた友達のところへ向かっていく。その姿はいつも応援したくなる。がんばれ!君ならできる!と心の中で叫んで応援している。そんな今日もバドミントンをやりながら私たちはコミュニケーションを取り合っていた。すると、友達が数人やって来た。みんなその子に茶々を入れながら(いつもそう。みんな素直にあそぼ〜とは言わない。笑)なんだかんだ仲良しだなぁ、と思い入ってきた子達にラケットを譲りその場を離れた。なんだかんだワイワイやっていた。
外を見ると誰もスタッフがいなかったので靴を履いて外へ出た。外から館を見ると館の窓からこちらの様子をジロリと見張っているスタッフが見えた。また何か気に触ることがあったら禁止ワードを叫び注意するんだろうなぁ、と思いつつ子どもたちのところへ歩いていった。
何やら楽しそうにしている子どもたちを覗くと、2年男子と4年男子たちが離れている数個の水たまりを全部つなげていた。よし、水たまりをつなげるぞー!と言ってみんなスコップで一生懸命地面を掘っていた。何でもあそびに変えてしまう天才だなぁ、と感心して見ていた。負けてはいられない!となぜか私の心にも火がつき、泥水に手を突っ込んだ。幼稚園の時か?小学生の頃か?懐かしい土水の香りと泥の感触があの頃の泥遊びの記憶をよみがえらせた。私の長靴やズボンや服がどんどん泥塗れになっていった。でも、そんなのお構い無しだった。きれいなスカートを泥塗れにしながら夢中で泥遊びをする女の子やいつもみんなとぶつかる男の子が他の子と協力しながら先人きって泥水を運ぶ果敢な姿になんだか胸が熱くなっていたから…。よし!そら!運んできて!!おう!ここに泥水流してほしい!サンキュー!!私たちは夢中で2つの水たまりをつなげていた。今思えばあの時間はスタッフであることを完全に忘れていた。やったー!つながったね!大変だったけどつながったね!そう言って辺りを見回すともうみんな別のことをしていた…。えーーーーーっ…。笑笑でも、その時ふと我に返った。あーこれが大人の結果をもとめてしまうやつだよなぁと。遊びに結果はいらないのに。。みんなは、つなげるぞー!と言ってがむしゃらにやっているあの時間が一番であって、つながったことには価値を感じないのだ。見渡して見ると、みんな終わりは始まりのようにどんどん色んな遊びを広げていた。思い思いに楽しそうにやっていた。つながった水たまりがどんどん壊されていくのを眺めながらあぁ〜面白いとなぁ。。と改めて感じた。
泥、水たまり、雨、木々、虹、虫のすべてにありがとーう!!と感じた一日でした。
長々と綴ってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。