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君は自慢の年下幼馴染

8月中旬

〇〇「あっちぃ…今年の夏の暑さバグってるだろ…」

今年から社会人の〇〇

お盆休みということで久々に実家に帰ってきていた。

〇〇「懐かしく感じるな、半年も経ってないけど笑」

〇〇「ただいまー」

〇母「あら〇〇じゃない!」

〇〇「ただいま、母さん笑」

〇母「ほら、上がって上がって!」

〇〇「そんな急がなくても…笑」

〇〇「お盆だからね、ただいま」

〇母「さっき、お隣さん家にも連絡してからもうすぐ来るわよ」

〇〇「お隣さん?」

〇母「岩本さん家、よく遊んでた女の子がいたでしょ?」

〇〇「あー、蓮加ちゃんか!」

岩本家

蓮母「れんか〜」

蓮加「何、今忙しいんだけど」

蓮母「〇〇くんが帰ってきたらしいわよ」

蓮加「!?え、〇〇兄が!!」

蓮母「だから、ご挨拶に行こうと思うのだけれど、忙しいなら行かないわよね?」

蓮加「行くー!!!」

蓮母「じゃあ、行きましょ」(〇〇くんのことになると周りが見えなくなるんだから笑)


〇〇家

蓮加「〇〇兄ーー!!!」

〇〇「あ、来たかな?笑」

バタバタバタ 

蓮加「〇〇兄!!」

スッ そーっと襖を開ける。

〇〇「久しぶりだね笑」

〇〇「なんでそーっと開けるのさ笑」

蓮加「〇〇兄がカッコ良すぎて見れない////」

〇〇「っ////」

蓮加「あー、〇〇兄照れたー!笑」アハハ

〇〇「大人をからかうんじゃない笑」

蓮加「照れたことは否定しないんだね〜笑」

〇〇「もう帰ろうかなぁ…」

蓮加「あー、ダメー帰らないでよ!」

〇〇「ふーん、帰ってほしくないんだ笑」

蓮加「っ////」

〇〇「おかえし笑」

蓮加「いじわるー」ムスッ

〇〇「怒らないの笑」ヨシヨシ

蓮加「っ////」(恥ずかしすぎて耐えられないよ…////)

〇〇「元気にしてた?」

蓮加「うん、元気だったよ!」

〇〇「なら良かったよ笑」

久々にあった2人だけど

蓮加「ねぇ、お願いがあるんだけどさ…」

〇〇「なにしてほしいの?笑」

蓮加「れ、れんかって呼んで欲しい…な」

〇〇「なーんだ、名前で読んでほしかったんだ笑」

〇〇「れんかさ、まだしてほしいことあるでしょ?笑」

蓮加「!?」(バレてる!?)
蓮加「ギュッ ってして欲しい…!」

〇〇「わかった、おいでれんか」

ギュッ ヨシヨシ

蓮加「////」

〇〇「れんか、あったかいね笑」

蓮加「はっず////」

こうして甘えたがりの蓮加が10分くらい抱きついていた。

〇〇家 居間

〇〇「あ、お久しぶり蓮加のお母さん」

蓮母「蓮加ね、〇〇くん来たって言ったらすごい勢いで家飛び出しちゃって笑」

蓮加「あーー、それは言わないでよぉ!」

〇母「仲良さそうで安心したよ笑」

蓮加「来年、〇〇兄の近くの大学に行くんだよ!」

〇〇「え、こっちの大学に来るの!?」

蓮母「その話なんだけど、もしよければ、〇〇くんの家に住まわせてもらえないかなって」

〇〇「え?俺の家に?」
蓮加「〇〇兄の家に?」

〇母「そう、前に相談受けててね」

蓮母「蓮加を一人暮らしさせるのは不安なのよ笑」

蓮加「そんな話があったんだ…」

〇〇「れんかは知らなかったの?」

蓮加「うん」

〇母「あんた、彼女は?」

〇〇「居ないけど…。」

〇母「じゃあ、決まりね笑」

〇〇「まってよ、俺はいいけどさ、れんかは?」

蓮母「って言ってるけど?笑」

蓮加「一緒に住む!!!」

〇〇「!?!?」

〇母「ですって、」

蓮母「うちの蓮加をよろしくお願いします」ペコ

蓮加「やった!笑」

〇〇「よろしくね、れんか!」

〇〇と一緒に住めることになり、更にやる気を出した蓮加は、見事大学に合格。

そして、4月から2人で暮らすことが決まった。

to be continued…?