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私の中にある傲慢(~バンコクにて思う)

4泊5日で、バンコク旅行に行ってきました。
私にとっては初海外旅行。
見るもの全てが驚きに満ちていました。

写真では東京とさして変わりませんが
空気や匂いが独特で、まったりとした時間が流れています。

美しい夜景。

美味しい果物。

旅行3日目、船に乗ってバンコクの中心部へ。
街を歩いて、帰りはお寺に寄っていこうと
パートナーと話していました。

ちょっとしたハプニングは、船から降りて
細い路地に迷い込んだ時に起きました。

パートナーが以前来たことがあるという道を
記憶を辿りながら歩いていたのですが
どうも道を間違えたらしく
どことなく下水の臭いが立ち込める細い路地裏。

まず私が気持ち悪くなり
パートナーも具合が悪いといって
何とか見つけたスタバで休憩しました。

正気に戻ってから、少し考えました。

確かに悪環境ではあったにせよ
そこで当たり前のように生活を営む人達。
私達はそこから逃げるように去りましたが
彼らはそこから逃れることもできないし
そもそも逃れようとも考えていないのでしょう。

可哀想と感じるのは、私の傲慢であり
世界にはこのような生活が当たり前という人が
まだまだたくさんいるのです。

日本に戻って、普通の生活がまた始まりました。
・・・普通って何なのでしょう。
家の中は清潔に保たれています。
この清潔さが、私の中では当たり前です。

可哀想なのは自分なのかもしれません。
バンコクの路地裏では生きていけないでしょう。

私が生きていた世界は、なんと小さかったことか。
あの路地裏が世界の縮図だとしたら
まさしく私は、井の中の蛙なのです。

帰ってきたばかりですが、もう一度タイに行って
今回とは少し違う目で見てみたい。

あの独特な空気を思い出しながら
そんなことを思ったのでした。

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空色
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