窓辺からの眺め#12
あんな緊張されたんだから嫌われているんだろうなと落ち込んだ。そう自覚している自分に少しだけ驚きを隠せない。最近モヤモヤしてる何かがあるなと思っていたがはっきり分かった。何かの気持ちを美月に持っていると。
でも、その気持ちに名前がまだ付いていない。
どうしたらいいかわからないけどサッカーに影響があるのもよくないなと思う。そんな事思いながらサッカーボールを何気なく蹴りつつ夕日の下帰っている。
学校では1人になる事の方が珍しいから気が付きにくいが帰り道に1人になると自分の気持ちに正直になれるのかなと、少し大人になった気分でいた。