№260(006) 【日経新聞】東芝や三菱重工、原発技術伝承「2030年の崖」まとめ読み をコンサルティングセールス視点で読む
日経新聞2021年3月7日
東芝や三菱重工、原発技術伝承「2030年の崖」まとめ読み
元鉄工所のオヤジとしてはとても気になる記事。
東日本大震災の結果、日本では原子力発電に関して「信頼」「未来」がない状況に陥っている感じがある。
個人的には、原子力発電の未来を完全に閉ざすことはあってはならないと思っている。
もしかして、根源的に問題のある発電方法なのかもしれないが、その問題も将来の技術で解決できる方法もみつかる可能性もある。
この辺はテクノロジーやエンジニアリングに対しての立ち位置によって変わってくるのかもしれない。
鷲の立ち位置は「技術に限界はない」
なので、スタート地点が善意の技術だとしたら鷲は未来を信じる派ね。利権がどうのこうのとかの陰謀論はビジネスなんだから当たり前に話しでね。
そんな立ち位置もあるので、今の日本の軽水炉原子力発電に関連する状況はとても気になっている。
技術というのは「記録」として書面や図面に残るだけではダメなんだよね。
技術を駆使するのは人間。
最先端で動くのがロボットだったとしても、それを運用するのは人間。
物事には常に想定外がある中で機械は「ハード的」にも「ソフト的」にも故障が発生する。その故障を直すのは最終的には人間。
人間がなぜ「想定外の故障」に対応できるのかはたぶん理由はこれだけ。
「勘が働くから」
これだけは、AI(現時点の)にも敵わない人間ならではの強みだと思う。将来はどうなるのか判らないけどね。
物事には常に予想外想定外がある。それはトラブルという形で「物事を止める」。
止まった物事を再スタートさせるためには「トラブル」を解消しなくてならないわけだよね。
じゃなきゃ世の中先に進めない。人類の進歩は大げさだけど、人類の幸せは来ないわけさ。
そして、トラブルがあると言うことは「新たなお困り」のヒントが見つかるということでもある。トラブルはニーズでもあるし、その解決結果を次に活かすのは「付加価値の創造」でもあると思う。
まぁ、このくらいポジティブじゃなきゃビジネスなんてできないってね。
トラブルって言うのは、間違いなく「複合要因」。
そのトラブルを起こした「物事」は今までの歴史や経験にもとずいて作られている。今までのあらゆるニーズやトラブルを解決してきた結果である。
ということは、現代は過去の較べて「複合要因の塊」の重層で作られている。そして未来は現在の状況も積み重なり「さらに複合要因の怪物」になるのさ。
そんな怪物を誰が面倒見るのさ。
若手の新しい発想着想も人類の進歩には最大重要。ジジーは成功体験に縛られるからね、概ね、鷲も含め。
しかし、止まった時の解決には経験に基づく「勘」が絶対に必要なのは歴史が証明しているんだよね。
複合的に絡んだ物事は、知識だけでは解決できないことがある。
日本の原子力産業は、東日本大震災で解決的な状況になっている。当然、未来が良くわからないから若者は来ない。
となれば、今いる技術者が面倒を見なきゃいけないんだけど、その技術者には機械以上に早い時間で老朽化が来る。
「勘」という暗黙の叡智を捨てることになるのがどうなるかって、自明だよね。
鷲の言う「本質的な経営課題を引っ張り出す」コンサルティングセールスも、型はあるけど、最終的には「勘」を磨くこともテーマにしている。
人の営みとして、メチャクチャ複合的な絡み合いをする経営のお手伝いをする人間は勘が働くことがメチャクチャ重要だと思う。
勘もある程度までは経験的な話ではなく、トレーニングで学ぶことができる。
ある程度の「弾み」を付けて行けば、経営者ではなくても色々な判断が「洞察力」として発揮できるハズだと信じている。
【コンペに負けないB2Bコンサルティングセールス】が学べる
スカンクワークス合同会社
https://skunkworks.llc
株式会社エクソン
https://exon.co.jp
skunkworks.llc チャンネル(You Tube)
https://www.youtube.com/channel/UC1EPn1RXl93oFg9LNUDczwA
スカンクワークス合同会社公式Twitter
https://twitter.com/SkunkworksLLC