150・経営分析指標を理解しているか ~ 当座って当座なんだけど、あまりつかわんか? ~
今日(11/15)は、久しぶりに昼過ぎまで寝ていた。
先週は動画の撮影でヘビィワークが続いて完全に寝不足状態。とりあえずまだ、寝不足はたっぷり寝ることで解消できる体力があるのでありがたい。
徹夜しても残るようになったら、歳を感じるんだろうなぁ、鷲は。
先輩には「60になるとガタッとくるぞ」と脅かされているが、酒を飲まない生活なのでスタミナの源の肝臓が丈夫なのが幸いかなぁ。
とはいえ、甘く見ない方がいいね、加齢は。
さて昨日は、
流動比率=流動資産÷流動負債×100
だったよね。
流動資産(売掛金)1,000万円 ÷ 流動負債(買掛金)500万円 × 100 = 200%
一般的には、この流動比率は200%を越えているのが望ましいと言われているが、この辺はその会社の業種業態とかでも違うが、できるだけ大きい方が間違いなく支払の安全性は高い。
という話しをして、今日は当座比率なんだけど、読んでみてちと説明が足りないことに気がついた。当座比率と違いが判りにくい。
ちと、148の「経営分析指標を理解しているか ~ 昔は土地を持っているのが最高に評価が高かった時代もあったのぉ ~」
を補足する。
流動資産とは、読んでそのままの「流動させやすい(=換金しやすい)資産」って意味ですな。一般的には金融資産の現金、預金、株式、債券。それからいずれ回収する売掛金とかもそう。他にも色々とあるけど、判りやすいところで。すぐに現金化できるということは、すぐに支払に回せるのでこの流動資産がたくさんあると資金繰りが楽 = 安全性が高いってはなし。
この流動資産の科目なんだが正確に書いておく
当座資産「現金、預金、売掛金、受取手形、有価証券」など
棚卸資産「製品、仕掛品、原材料」など
その他の流動資産「前払費用、短期貸付金、仮払金、立替金、未収入金」など
でござんす。
これらの合計をして流動比率をだすってチト訂正ね。判りやすくしすぎたかな。
で、本日は「当座比率」
「当座」とは「その場かぎり」とか「さしあたり」と言う意味である。
お金の話にすれば「さしあたり、すぐに交換ができる資産」となるかな。支払に回したり、額面等価で受け取って貰えたりね。
半製品や、材料もすぐに売ることのできる資産だけど、現金に較べれば時間もかかるし、場合によっては買い叩かれるよね、付加価値がついてないんだからさ。
で、当座比率というのは、流動比率よりも即金性の高い支払能力って奴。
当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債 × 100(%)
流動資産よりも近々の支払い能力を表す数字。
一般的に当座比率は90%を越えていれば単期での支払能力に問題はないと判断されることが多い。
もちろん、この辺は業種によってかなり傾向は違うと思う。
製造業や建設業などは、材料や半製品での資産が多いから流動比率は高くても、当座比率が低いなんて所もある。
逆にサービス業などは、流動比率と当座比率に差があまりない所も多い。また外注化の度合いによって違ってくるかな。
開発が内製化されているサブスクリプションサービスのITビジネスななんかは、間違いなく流動比率も当座比率も高いはず。
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