148・経営分析指標を理解しているか ~ 昔は土地を持っているのが最高に評価が高かった時代もあったのぉ ~
今日(11/14)から、千葉市産業振興財団の主催しするCHIBA経営力養成講座という経営者向けの研修が始まった。
もう、6年ぐらいになるかな。
立ち上げから親会社の株式会社エクソンで受託して実施をしているんだが・・・千葉も再び感染者(陽性者って話しは突っ込みなしね、面倒くさいから)の数が増えてきて、もしかして途中での中止打ち切りも可能性として見込んでおいた方が良さそうな雰囲気。
この辺は、お役所だから絶対にリスクは取れないから仕方ないわね。
祈るしかない。
さて昨日は、
まず、貸借対照表の構造はここにあるので再確認して頂戴。
主要科目の所を見ておく。
流動資産と流動負債ってあるよね?流動比率の計算式の項目だね。
だった。
さて、この流動資産とはなんぞやからいくか。
流動資産とは、読んでそのままの「流動させやすい(=換金しやすい)資産」って意味ですな。
一般的には金融資産の現金、預金、株式、債券。それからいずれ回収する売掛金とかもそう。他にも色々とあるけど、判りやすいところで。
すぐに現金化できるということは、すぐに支払に回せるのでこの流動資産がたくさんあると資金繰りが楽 = 安全性が高いってはなし。
しかし、資産があれば当然負債もあるのが企業経営。
負債というのはけっして借金だけではないのだ。例えば、買掛金、未払金、前受金など。
例えば、資産に売掛金があると言うことは、負債には買掛金もあるのが普通かな。まぁ、これがバランスシートたる所以の意味。
お客様に請求している来月入金予定の売掛金が1,000万円。
外周の取引先から請求書が来ている再来月支払の買掛金500万円みたいなやつね。
で、ここだけ計算してみようか。
流動比率=流動資産÷流動負債×100
だったよね。
流動資産(売掛金)1,000万円 ÷ 流動負債(買掛金)500万円 × 100 = 200%
一般的には、この流動比率は200%を越えているのが望ましいと言われているが、この辺はその会社の業種業態とかでも違うが、できるだけ大きい方が間違いなく支払の安全性は高い。
これが例えば・・・
流動資産(売掛金)50万円 ÷ (買掛金)流動負債500万円 × 100= 10%
これはやばいね。もしも、固定資産(土地)950万円持っていても支払はできない可能性がある。土地が値下がりしているかもしれないし、換金に半年もかかったらアウトだ。
逆に、売掛金は50万円でも、現金を950万円持っていれば、流動比率200%なので、支払余力には十分な余裕がある。
では、明日は当座比率を書こう。
さて、1,000文字超えたから具体的な解説は明日。
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