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「Starry Night」の松永涼から考えられること

 本日は片隅の松永涼Pとしての人格からこんにちは。
 今回は「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER Cool jewelries! 004」からの楽曲「Starry Night」のイベントコミュから、そこに参加した松永涼に関する推察、思想、偏見、妄想、思い込みをつらつらと書き連ねて行こうかと思います。
 松永涼の基礎知識レベルのことについては割とバッサリ省略するのでご了承ください。

 コミュのおおまかなあらすじとしては、「ゲストの考えたストーリーを本人出演のドラマ化」をする企画の番組に出演。
 楽曲メンバー(ほか三船美優・森久保乃々・藤原肇・砂塚あきら)へのオファーで、挑むのは「切ない恋愛」というもの。
 それぞれ独立したエピソードを持ち、松永涼のエピソードはというと。

「Starry Night」3話 次元を超えた恋

正直初見は正気か?って思ったし、今もわりと正気か?と思っている
 まあそれはそれとして紫ドレスウエービーヘアに千管さんの令嬢演技は最高だな!!!ははは!!!イラストもアドたけぇー!!!
 みたいな気持ちだったような。
 当時はハートボイルドウォーズで諸々の貯蓄が尽きた、などなどの理由から、担当報酬でありながらイベランを断念した苦い思い出があったのもあり……
 まあ内容柄ストーリーがそこまで動く話でもなかったし、良かったもんを楽しもうみたいな、割と逃避も兼ねたラフな気持ちでいた……と思います。
しかしまさかこれがデレステ空前の異世界転生ブームの先駆けになるなんて当時は誰も思ってなかったよね!
ただ、ようやく最近改めて見直して「ん???」と自分の中で目に留まったのが、ここなんです。

「Starry Night」エンディング 星空に託す未来

「片思い相手の背中を押す」という別れ方だけ指定した。

 異世界転生というテーマは完全に脚本指定かーい!!!オチに持って行かれたのは覚えてたんですが、改めて結構わりととんでもないことを言っていたんです。

 そもそもの話、涼がアイドルをやっているのは最初の理由としては「歌う場所が欲しかったから」。
 そして、なぜそこまで歌いたいのかというと第一に歌うことが好きだから、そして「かつての自分のように冷めたヤツ、つまらない思いをしてるヤツを熱くさせる歌を歌いたい」からです。

シンデレラヒストリー「Welcome to the 『idol』」

 そして、シンデレラマスターのドラマCDパートで、自信の持ち歌「One Life」について。
 かつてステージを去った自分だから歌える歌であり、傷ついたり落ち込んでるヤツにこそ聴いて欲しい、と言及しています。

「SOUND A ROUND」親愛度メッセージ

 ここまで見れば、何が言いたいかおわかりでしょうか。
松永涼は「誰かの背中を押すアイドル」であり、灯台から光を灯すタイプのアイドルでもあると私は思うのです。
 涼自身が、まさに歌など背中を押されて自分の人生と運命を変えた人間だから。
 そして「背中を押す」ことにおいては、前述のOne Lifeの歌詞を見ていただければ、それをより強く認識して頂けるかなと。

「SOUND A ROUND」+ 親愛度メッセージ

 One Lifeに関しては、SOUND A ROUNDの特訓前に楽譜が映り込んでおり、メッセージでもこう言及されてるので、「歌がウリのアイドル」の持ち曲として相当大事にされているのがわかります。
 そして、楽曲だけでなく、この後に言及する本イベントのカードの親愛度メッセージを見ても「背中を押す」ことに関しては、まさにそこど真ん中なことを言っているのではないかなとは思います。

 それでは何がとんでもなかったのか、という話に戻りますね。
 さっきも言ったように、前述のことを涼本人が指定したことがミソで。
 涼はアイドルとしてだけでなく、こういうところ(悲恋というシチュエーション)に来ても、誰かの背中を押すということを浮かべる人間なんだということ。
 言ってはなんですが、アイドルという立場とステージから「誰か」を応援する、勇気づけるエールを送る、というのは直接的に自分が何かを失うことはあまりないと思われるでしょう。
 ただ、片思い相手の背中を押す、というのは言ってしまえば明確な自己犠牲です。
 だからこその自分の心含めて、「切ない恋」になるのかもしれませんが。

劇場わいど623話

 片思いをして、別れることをあらかじて想定して「それでも背中を押す」と、シチュエーションを指定した涼には色々考えさせられるものがあります。
 自分の気持ちを殺してでも、相手の幸せを願いたい。という感情が、それなりに自我の強い涼に芽生えることもあるのかもしれない。
 いや、逆にそうなるほどの相手だからこそ、涼には悲恋になり得るのかもしれない。
 むしろ自分のことで色々あっても、最終的には人の背中を押すことを選ぶ、というのは今の松永涼という人間のどこまでも本質な部分なのかもしれない
 色々思わされるものがありますね。

 まあそれでも異世界転生の脚本はノリで決めただろ!とは今でも思いますがね!
 いやカード含め言われてるように、敷かれたレールや運命に抗うというテーマで見事に合致してるのは、確かにまあうんそうなんだけども。

「Starry Night」エンディング 星空に託す未来

 ただ、エンディングの「ここからまた自分の人生を歩む」と吹っ切れるのは、まさに「自分の人生は自分のもの」という考えの涼らしい結末だったと思います。
 ここは当時も、おっ、らしいじゃん……と思ったものです。
 こういう夜には歌がないと、と言ってるのも涼の過去に割とリンクしていてニクい展開(まあ本曲が星空の歌だからなんですけど)
 元世界サクッと死んでるし転生してる世界で色々な意味で大丈夫か???という疑問は尽きないですけどね。

麗しのミューズ 特訓コミュ

 ほぼ一言のソースでダラダラ語りすぎてしまいました。
 最後に、本イベントの報酬カードの話をして終わります。

「Starry Night」+ 親愛度メッセージ

 掻い摘むのもややこしくなるから全引用で。
 これまでダラダラ言ってた諸々の話ですが、この親愛度メッセージを改めて見ると思います。
 松永涼は、人の背中を押すことと、自分の人生は自分のものだということ、を両立させているんだなと。
 もちろんドラマのような片思いの関係と違って、基本はアイドルだからそう言えるのはあるかもしれません。
 ただこのメッセージはつまり「背中を押す要因というものは確かにある、でも踏み出したのはお前自身だし、そこからがお前だけの人生のはじまりだ」ってことなんです。
 松永涼は今でこそ「背中を押す要因」であろうとしてますが、彼女もスタートは「踏み出したお前」側です。
 涼は併せ持つ人間だから、こんな言葉を胸を張って言うことが出来た。
 そのことを強く思わされた親愛度メッセージでしたね。

 深夜テンションでいつもよりまとまりのない文ですが、言いたいことは大体言えたのでこれくらいにしておきます。