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藤本里奈とカバー曲「CRAZY GONNA CRAZY」の歌詞をオタクが照らし合わせる会
とあるきっかけから、ちゃんと自分を藤本里奈Pですと言うようになりました。
しかしこれまでとあまり変わらない気がする。きっと大体はそんな感じ。
約1ヶ月ぶりにnoteを書きたくなった理由は、藤本里奈によるカバー曲「CRAZY GONNA CRAZY」です。
きっかけとしては、9月3日のライブ後にCutejewelries004の詳細が発表され、参加アイドルのカバー云々で盛り上がっていたので、その流れで担当の既存カバーに想いを馳せていた、という感じです。
お恥ずかしながら私は21年からのPで、カバー発表当時のことなどはあまりよく知らず、原曲もApple musicでこれを機に聴いたくらいです。
ちなみに曲自体はこれまたカバーのプリティーリズムレインボーライブのOPから知ってました。
カバーのことを知った時も、あ!知ってる歌だ!藤本さんがこんなしっとり系の歌を歌うのってなんかいいな……という感想程度でした。
しかし、上記のカバー繋がりのきっかけで歌詞を見直したら改めて色々書きたくなったので、今回のnoteになりましたというわけです。
歌詞を見るとわかると思いますが、「CRAZY GONNA CRAZY」は雪が降る夜における歌詞なんですよね。
藤本里奈で雪、というと夜ではないものの、このカードを思い浮かべるのではないでしょうか。
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モバマス、デレステ共通でこのカードにおける彼女は、プロデューサーと一緒にかまくらを作るという肉体派さながらのエピソードがあります。
雪は好きじゃなかったけど、今は綺麗だって思える。アイドルになってからそういうことが増えた、それはプロデューサーが色々教えてくれてるから……?というのがデレステの特訓コミュ。
そして、メッセージにおいてはロマンティックな気分になるんだかならないんだか、といったことや、愛されたい、ということを少しおどけた感じで言うところが彼女の愛おしさが込められていますね。
というわけで、ここからは歌詞を見ながら、藤本里奈というアイドルに想いを馳せて行こうと思います。
カラオケもあきちゃった頃でも
腕に手をからませればゴキゲン
何が一番大切なの?
聞きたいけどなかなか言えない
ほんの一瞬でもあなたと
いっしょならいいと思ってる
まず私目線で藤本里奈の可愛いと思うところは、
①基本的距離が近い。バグってるレベル
②でも肝心なところでちょっとおどけたりしちゃう、たまにわからなくなるところ。
なので、まさにこの二つが入っとるやん!と感激するんですよ。
そしてここで言いたいこと、藤本さんのソロ曲「LOVE☆ハズカム」における二人称は「キミ」なんですよ。
それと違うからどうこうというわけじゃなく、むしろカバー曲でという切り形で「あなた」と可愛らしく言ってくる藤本里奈の歌声が、なんと愛らしいことか。
(一応「Gossip Club」のソロリミでも「アナタ」とは言ってるんですけど、カリスマでどこか挑発的なギャルの歌である、この歌のそれともまた毛色が違うんですよね)
そして大好きで大事な人たちを大切にしたい、そんな藤本さんが一瞬でも「あなた」と一緒にいたいと思ってる。という歌詞もまさに私の中でドンピシャだなと思うわけです。
真面目な自分は茶化しちゃう自分に 負けてるいつもね
だけど不自然じゃなく素直になれるよ 今夜は!!
土方の現場に馴染もうと髪を変えたり、アイドルとして流行を雑誌でチェックしたり。
ほんとは真面目なところもある藤本さん。
もちろん、明るくて人懐っこくてあげぽよな彼女も決して嘘ではないでしょうけど、どこかおどけちゃうところもあるのもまた彼女。
そんな中で、雪の夜の中で、素直になれる。
可愛らしい声で、でも決意を固めたようにそう歌う彼女はきっと凛々しいんだろうな。
という感情でいっぱいにさせられます。
この後のサビがまた可愛い声とロマンチックな歌詞が合わさって胸がいっぱいになる。
CRAZY GONNA CRAZY
雪が降る街並みを
LOVE YOU GONNA TAKE YOU
2人踊り続ける
CRAZY GONNA CRAZY
星が降る公園を
LOVE YOU GONNA TAKE YOU
あざやかに色染めて
長く清らかな道を歩いてく
ついてゆくよ ずっと
夜が明けなくても きっと
藤本里奈といえば、「道」
過去に物理的にも道を作ってきた彼女は、アイドルになっても彼女だけの「道」を作って歩んでいく。
それは向井拓海とのイベントコミュ「Virgin Love」や2つ目のSSR「ラビング☆マイロード」の衣装やメッセージからもわかるのですが、このカバーでは「あなた」についていくという形で道を歩んでいくのです。
夜が明けなくても、この綺麗な道を一緒に。
もしかしたら歌の中の「あなた」と一緒の藤本さんは、こういう形で自分の道を進んでいくこともあるのかもしれない。
そう思うとなんてロマンチックなんでしょう。感情壊れる。
CRAZY GONNA CRAZY
いつの日かメロディーを
LOVE YOU GONNA TAKE YOU
あなたに届けたいよ
CRAZY GONNA CRAZY
あたためた情熱も
LOVE YOU GONNA TAKE YOU
知らせなきゃ冷めるだけ
舞踏会の夜 流れるハーモニー
ついてゆくよ ずっと
あなたの優しさに きっと
そして2番。
まずここで思い出すのは一つ目のSSR「ラブモリ☆パーリィ」のライブボイス「アタシの歌、届いてる?」なんですよね。
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最初は自己肯定感が低く、こんなことを思っていた藤本さん。
だけど、もしこのままだったら歌(メロディー)という自分の想いを届けようとも、なんなら届けたいとすら思わなかったでしょう。
ここで藤本里奈目線で見るならアイドルらしい部分が出たなぁと思うと同時に、「『あなた』の優しさ」にもついていくという歌詞が続く。
ソロ曲で、キミのおかげで変われた気がする、というように、相手によって自分が変われたと歌っていた里奈にこの歌詞をあてるのは禁止カードでは!?という破壊力。
優しいのは里奈もだよ!!!
このあとの怒涛の英語歌詞において、全体的な訳はちょっと解釈に自信がないので割愛しますが、ここには触れておきたい。
what you gonna do? I ain't fool
簡単に訳すると
なにをするつもり?私は騙されない/(バカじゃない)
ということになるわけですが、初期の方に自分をバカだと卑下してた藤本さんがもしまじまじと目を見てこう言ってきたら昇天しませんか? 私は多分昇天する。
LOVE☆ハズカムが可愛くてポップな女の子としてのキラキラなら、CRAZY GONNA CRAZYはそれこそ雪の煌めきの大人っぽいキラキラ。
LOVE☆ハズカムがアイドルとしての藤本里奈の歌なら、この歌をカバーした里奈はどちらかというと一人の女の子としての側面が強い気持ちで歌っている……のかもしれない。
毛色は全く違うのに、同じ「藤本里奈」として歌いこなす金子真由美さんには感謝しかない。
もちろん藤本里奈にカバーをさせていただいた原曲のCRAZY GONNA CRAZYにも。
それでは最後に一言。
雪の夜の藤本里奈のカードが見たい!!!!