向井拓海と松永涼はある種の「同類」であるか?〜ならびに炎陣というユニットへの所感〜
ツイートやそれをまとめたmintでも言及していた話を、こちらのNoteでも覚書として残していこうかと思います。
こちらの記事はデレマス歴1年ちょっとの新米Pによる所管なので、こういう見方もあるのかー、くらいの気持ちで見ていただけたら幸いです。
向井拓海と松永涼。2人とも私の可愛い可愛い担当ですが、世間的にこの2人の接点といえばまずユニットである「炎陣」および楽曲「純情Midnight伝説(以下純情)」が浮かぶかと思います。
そして更にいうと、木村夏樹のストーリーコミュでの共演、涼が参加メンバーとなっている「夏恋」や「Drastic Melody(以下ドラメロ)」での拓海のゲスト出演による共演などが挙げられるかと思います。
拓海と涼は「同類」かもしれない
所謂ヤンキーモチーフの炎陣という中でのメンバーではあるんですが、赤と青というカラー分けからもそこそこ反対の方にいるような側面が。
営業コミュでもひたすら焼肉を元気に食べる拓海と、それをやれやれと見つつ夏樹があまり食べてないことを気遣ったりする涼。
パッションアイドルの拓海、クールアイドルの涼。
元ヤンキーの拓海、元お嬢様の涼。今フリフリを着てる拓海と、昔フリフリを着ていた涼。
こう書くと結構対称的に見えて、実はこの2人、とある面で強く似通ったアイドルだと思うんですよね。
それはなにか?
それは、自分がこの世界にいること、生きていることを叫びたい「衝動」を強く抱いているアイドルだということです。
拓海は「EVIL LIVE」のコミュで過去の自分は納得できない事には従えないタチだった、普通じゃないだけで縮こまってるのはおかしい、だから反抗していたという旨を話しています。
一方で、涼は自身のストーリーコミュで過去があって今の自分があり、選んだ場所で自分はここにいる、とPに告げています。
拓海の方はそれこそ喧嘩という当時の戦い方を今は省みてはいますが、家を飛び出した元お嬢様の涼もしかりで。
2人とも自分自身は世間の理想でなくとも、自分は確かに自分であり、ここにいるんだと叫んでた/叫んでる、その点で根っこがとても似てると思うのです。
謎世界線ではあるものの、拓海の個性をしっかり表した営業コミュ。
そこでも生徒たちに「自分がここにいて、自分を見ろ」と主張することをアドバイスしています。
自分を見てほしい。
涼も麗しのミューズで「アタシを見ろ!というワガママな気持ちも自分を動かして強くしている」という言及をしています。
言ってしまえば彼女ら、自己主張が強いんですよね。
でもそれはアウトローだったり、敷かれたレールに反発して生きてきたからこそ、自分が消えないよう、ここまで来た自分を示すように叫ぶ。
ここまで見ると、「抑えきれない衝動を世界に叫ぶ」旨が歌詞に含まれるドラメロで、拓海がゲストとして出演したことに対してとても納得がいくんですよね。
この2人、度々お互いの良いところを評価してるような言及があるんですよね。
また、拓海はEVIL LIVEでのユニット「BAD BEASTS」において、世間の賛否両論を受け、みんなに好かれるキャラは自分に似合わない、と笑い。
涼はドラメロで凛に対し、嫌われても主張をする覚悟が必要なんじゃないかとアドバイスをしています。
この二つ、直接関係はないですが、誰かに嫌われることに覚悟というものを感じ、それでも踏み出す必要性を謳うのは、やはり元お嬢様であり家を飛び出した涼だからなのはあるのかなと思います。
拓海はまだ現在ヒストリーも未出で過去が不明瞭なので今ひとつ言い切れはしないのですが、これらを総合して
・涼が勇気を出して培ってきたものを、拓海は元々持っていた女だった
・そして、そんな拓海がダチと認めるほどに、涼はアツいガッツを持ってここまできた女だった
……のではないか。私はそう考えるのです。
炎陣というユニットを踏まえた2人
さて、2人の共通ユニットである炎陣ですが彼女らのユニットテーマは所謂ヤンキー、夢に「特攻」。
なんだかめちゃくちゃ勢いが強くて逞しい、そんなイメージが来そうですが、私が彼女らを見て思うのは、見た目通りに見えてそうじゃない子たちが、見た目通りのようなことをするユニットだと思うのです。
自己肯定感が低く、苦労の跡が見える里奈
波瀾万丈の人生を送ってきた涼
挫折の経験や繊細さを匂わせている夏樹
最年長であり、たまに考えが底知れない亜季
軽そうだったり、イケイケ系に見えて、むしろ腹に一物持ってそうな子だらけじゃないですか。
そして、拓海自身の「暴れること」についての考えが、純情のカードの特訓コミュで語られます。
「みんな発散したいのに様子を見て溜め込んでいる」「ならアタシたちがライブで発散させてやろう」
これは大衆に対する拓海の考えなわけですが、この言葉は隣で歌うユニットメンバーにも言えると思うのです。
それを強く感じるのが、純情4話の涼と夏樹のやりとりなんですよね。
過去のこともあり、手のかからない女でいたかった涼。
でもアイドルになって、そして今回ステージの上でワガママにやろう、と思った。
そして夏樹もこれに対し全員でワガママに暴れてやろうと言う。
まさに周りの目を伺っていた涼が、ステージの上で暴れることを決めた。
拓海の考えが、涼の需要にも少し似通ってるんですよね。
涼本人のアイドルとしての変遷もあると思うけど、もしかしたら、もしかしたら直接そう言ったやり取りはせずとも拓海と涼でどことなくそういったところで共鳴しているのかもしれないな、っていう妄想でした。
そして炎陣全体としても、拓海の大衆に向かっての「発散させたい」って考えが、メンバー間でもお互い知ってか知らずか刺さってるのかもね……という。
余談
実は10th LIVEの愛知公演にて、炎の華→One Lifeというセトリになっていたんですね。
この時の現地組の私は突然の連続担当に情緒がめちゃくちゃになったものです。
(正直炎の華のとき次ラブカムかもなとなんとなく思ってたし……)
ただそのとき、炎の華の炎の演出から繋ぐような形で、One Lifeで青い炎が出て来る演出になっていたんですね。
(なお他の方の言及でそういえば…と思い出したくらいには情緒がめちゃくちゃな思い出ばっかりだった)
上記で赤と青のカラーリングの話をしましたが、それはイメージであり、炎陣としての涼の青は実は「静」ではなく、青い炎でむしろめちゃくちゃ高温なんだよな、と思わされますね。
向井拓海と松永涼、実は同類かもしれない、根っこが似通ってて、アツい2人。
たまたまなのか純情で考えと需要が一致してたり、ドラメロで拓海が涼を応援していたり。
一見したタイプや生まれは違うけど、涼が「叫びたい、暴れたい」というある意味原点に立ち返りたくなったらそこには拓海がいて、背中を押してくれるのかな、なんてことを考えてしまいますね。