専業主婦と窓際社員
専業主婦は辛い。というと、
家事や子育てでやることがいっぱいで、主婦だって大変だ!という話になることが多い。
今日はそういう話ではない。なぜなら私はそんなに頑張っていない。食事は作ってるけど、掃除は2日に一回やればいいほうだし、子供のこともそんなに構ってるわけじゃない。結構ごろごろだらだらしてることが多い。
それでも専業主婦は辛い、と思うことがある。いや、あった。少し前まで、とても辛かった。
この気持ちをわかりやすく例えられないかなと考えていて、今日思いついた。
この辛さは、窓際社員みたいな感じかもしれない。
誰かに仕事を任されるわけでもなく、やるべき仕事があるわけでもなく、それでも毎日出社しなければいけない。掃除とか、資料整理とか、探せば仕事はあるけど、直接仕事に貢献してる手応えはない。サボっても誰も困らない。むしろ無理しなくていいですよって気を使われてしまう。
いつも、あー今日は何しよう。って途方に暮れる感じ。
そんな中で、自分の今いる会社のためになにか貢献しなきゃと真面目に考えたり、自分にできる仕事はないかと探したりするのは苦しい。
開き直って好きなことやっちゃえって思えたり、副業を探して仕事してみたりすれば、気持ちは軽くなるんだけど、真面目な人ほどそうは思えない。会社に必要とされたいと思うし、そのために努力しなければと思う。
そしてだんだん、自分はここにいる価値がないんじゃないかと思えてくる。
そんな感じの辛さかなと思った。
贅沢な悩みかもしれない。
働いてる人から見れば、働かなくても給料が保証されてるんだからいいじゃんという話かもしれない。
それでも、専業主婦にしろ窓際社員にしろ、自分に価値がないと思ってしまうのはとてもしんどい。ひどくなると、しんどいと思うことすらいけないことと思ってしまう。何もできない自分がいけないのだ、と。
専業主婦が引きこもりやうつになってしまうのには、こういう気持ちがあるんじゃないかなと思いました。