[アルバム完走感想] #0001 「Compilation Collection "Prism Sketch Vol.1"」
好きになったら徹底的にやる、厄介なファンことS.KT.です。
ぐだぐだ書いていたら10,000字レベルのボリュームになってしまいました…
お時間のある時にどうぞご覧くださいませ。
はじめに
今回、はじめてアルバムの感想について綴ってみようと思います。
今回紹介させていただくアルバムは… こちら!
本アルバムはサークルプロジェクトである [image sketch Studio] に参加された7名のアーティストによる1stコンピレーションアルバムです。
果たして、S.KT.はこのアルバムを通してどうなってしまうのか!?
早速参りましょう!
注意:本記事の内容は私S.KT.が独自に調べた内容が含まれるため、最新の情報に関しましては、必ず一次情報をご確認ください!
X(Twitter) - [image sketch Studio] サークルプロジェクト
出会い
前史
さて、まずはこのサークルとの出会いについて少し語っていきたいと思います。
私は突然このサークルに出会った訳ではなく、サークルメンバーの皆様とは浅からぬ接点がございました。それは…
…こちらをご覧ください。
これはS.KT.の宣伝ではなく、初心者向けDTM動画を投稿されているVTuber「クランとリオン」さんが度々主催されている楽曲アレンジ・リミックスのコンテストに関する私S.KT.の試聴感想でございます。
私はこれまで、参加してきたコンテストのいくつかで楽曲を試聴した感想を(勝手に)書かせていただいておりました。
今回感想を書いていきますアルバム「Compilation Collection "Prism Sketch Vol.1"」のアーティストの皆さんについて、私はこのコンテストを通して初めて存じ上げることとなりました。
複数回の参加を経て、私は皆さんの楽曲の方向性に触れ、心打たれる経験が続くこととなりました…
そして2024年4月1日… 「その時」は突如訪れました。
こちらのツイートを皮切りに、サークルプロジェクト主催者の:quilik:さんからさまざまなアナウンスが行われていきました。
モザイクがあまり仕事をしていないサークル参加者の発表…
コンピレーションアルバム配信の発表…
そしてアルバムへの参加者が、今後の正式なサークルメンバーとなることなど…
この時こそ、サークルプロジェクト [image sketch Studio] を私が初めて知ることとなった瞬間に他なりませんでした。
:quilik:さんのnote記事はこちらに貼り付けさせていただきました。
…そして。
この発表を受けた私S.KT.は当時、次のようなリアクションを取ったとされています。
私はサークルメンバーの皆さんの楽曲に非常にインスピレーションを受けており、曲を作る上で大変参考にさせていただいておりました。ゆえにこの発表は、私に取っての名だたるレジェンドが突如集合するという、まさに青天の霹靂でした。
集結、個性。
予告されていたコンピレーションアルバムは複数回にわたるポストを経て、いよいよわたしたちの元へとお披露目されることとなりました。
発表されたアルバムは「Compilation Collection "Prism Sketch Vol.1"」。
リリース日は2024年5月15日でした。
そして当日、全9曲のアルバムが聴けるようになったのです!
さらに同日、アルバムに関する生配信も行われました。
私も各楽曲の裏話などを拝聴させていただきました!
[image sketch Studio]Compilation Collection "Prism Sketch Vol.1" リリース記念配信
チャートイン!
サプライズはさらに続きました。
こちらのコンピレーションアルバムが、2024年5月15日20:00にiTunesエレクトロニックチャートで1位を獲得されました(サークル開始から1ヶ月半)。
おめでとうございます!
代表の:quilik:さんによると今回の結果は想定外であり、またサークルの趣旨はランクインすることではない! ということはこれらのポストでおっしゃられている通りです。
しかしこうして結果が残ったことは、曲を聴いて感銘を受けた自分にとってこの上ない喜びでした。
十分に喜びを噛みしめながら、次なるサークルのご活躍も応援していきたいという所存です!
勝手に感想タイム
…真面目タイムはここまでで終了です。
ここからは曲を繰り返し聴いて感じたあらゆる内容を…可能な限りで書き連ねていきたいと思います!
とりあえず10周は聴いたかな? …いやまだ足りない!もっと聴いていきたいと思いま(ry
…行きましょう。
ライナーノーツのポストの引用をお借りしつつお送りいたします。
1. Intro - Prism Sketch crew
創られた始まりが流れ出す…!
1曲目にIntro…? あったかな…? →(ポストを見返す)…あったあった!
S.KT.がちゃんと追っていなかったせいでうろ覚えだったため生配信で初めて存在を知った楽曲でした。
しかしその分サプライズも大きく、私が事前に抱いていた「個性がぶつかり合うアルバム」という印象から一転… 「個性あふれる様々な楽曲をひと繋ぎにして、一つの大きなエネルギーにする」という、このアルバムの狙いが(個人的に)垣間見えることとなりました…!
この楽曲の制作には主催者である:quilik:さん、並びに次のトラックの楽曲を制作されているshizさんが携わっておりました。Prism Sketch crew名義は、おそらく楽曲に複数人のメンバーが携わられたということを示しているのでしょう…
ネタバレありということで中身まで触れさせていただきますが、この楽曲はカセットテープの操作音と収録曲7曲のダイジェスト(ピッチ揺れあり)で構成されていたのです。
これが意味しているのは…?
…そう、このアルバムは一つの大きなプリズムスケッチだということです!
プリズムは光を七色に分かつもの…
カセットテープにアーティストの皆さんの個性を集め、それが眩く広がっていくようなアルバムが… 「ここから始まるのだ!」と言わんばかりのワクワク感を刺激されました!
(個人的な解釈です)
そして曲は再生されます…
2. Bright Step (feat. 夏色花梨) - shiz
始まりにふさわしいキラキラアッパーキターっ!
1曲目のテープレコーダーからシームレスにつながり、堂々登場!「Bright Step」の紹介です!
Q: この曲の明るさを感じられる要素を挙げなさい。
A: 全部。
楽曲のアッパーさはいうまでもありません。 これを聴いて元気にならないのが難しかったと言えます。
それを後押しするのは、音像快適なシンセサイザー、飛び回るエフェクト、そして非常に苦労されたとお聞きしているギターの快活な音色!
さらにはさらには… 次々展開していくコードと転調! もう聴いていて楽しいですよ!
そして歌詞は… もうドキドキ止まらんですね!
この曲を… 聴いて、見て、歌詞を流し入れてしまったら… もう無敵だね☆
随所に見られる印踏みに、アルバム全体を意識されたワードの挿入と… 非常にこだわりを感じられる歌詞は、どこをとっても煌めいています!
ボーカリストである「夏色花梨(なつき かりん)」は、聴けば元気、歌えば活気の圧倒的明るさ満点が駆け抜ける!
この曲をぶっ飛び快晴に押し上げていく圧巻さを演出されています!貫禄だ!
…先ほどから語彙力が溶けておりますが、ワンダラスなジャーニーを体感できるこの楽曲をとにかく聴いてください… あなたもいずれそうなります(?)
shizさんによるど真ん中を貫くポップが始まれば、爽やかな始まりの合図!
もうこれは皆さん必聴です!
そして、こちらの楽曲を手掛けられたshizさんが楽曲に関するnoteを執筆されております。ぜひご覧ください!
制作プロジェクトの悲哀は全DTMer共通の悩み…!?
3. Never Ending Story (feat. 小春六花 & Prism Sketch crew) - 優唯愛
重ね重ね奏で描かれた、決して終わらぬ次なるステップ!
2曲目はここから始まる新たなステージ!「Never Ending Story」が続いていきます!
実は事前情報のアーティスト名の中で、私S.KT.が最も勘繰った楽曲でした…
「& Prism Sketch crew」…? 皆さんで肩を組んで歌われるのかな?
など、さまざまな憶測を立てておりましたが、それ以上でした…!
この楽曲は作られた元の楽曲が、サークルメンバーの皆さんのテコ入れによってブラッシュアップされて出来上がった楽曲だったのです! 担当された箇所は非常に幅広く、多岐に渡ります…!
…しかしまずは! 音楽のキソの部分からお話ししてまいります!
こちらの楽曲、1曲目に引き続きアップテンポで前向きさを感じますが… その詳細は大きく異なります!
4つ打ちが織りなすダンスビート色が強く、曲全体を通してエモーショナルに満ちた曲構成です。
一方イントロではピアノの3連が美しく流れ行くなど一味違った展開が見られ、曲全体を通して見るとパワフル&ビューティフルが気持ちよくリンクしている状態です…!
ラストのサビでは+3(?)転調によってさらに感情が高まっていきます!この楽曲を歌うと、その音域に鍛えられることとなるでしょう… その1
そして「& Prism Sketch crew」の担当箇所は… ギターにベースにリリックミックスと、とてつもない迫力! 楽曲に秘められた強い思いをみんなで後押しするような感動をスパイスとして私の心に与えてくれました!
さらに歌詞は決意マシマシ!
聴くことで、誰もが次のステップを踏み出す時に感じるであろう「孤独」「弱さ」に向き合うことができ、乗り越えて前に進むうえで最大限の激励を送ってくれること間違いなし!
ボーカリストである「小春六花(こはる りっか)」は、確かな歩みを提供してくれる寄り添いと明るさに富んだ歌声!次々と紡がれる出来事のストーリーをまとめ、前へと進ませてくれる気概が満ちてくるようです!
今回楽曲を手掛けられた優唯愛さんの心境が込み上げてくるような楽曲であることが、生放送などを経てより一層感じられます! 仲間と曲を作り上げるってこんな感じなのかも…!?
優唯愛さんも楽曲に関するnoteを執筆されております。こちらをご覧ください!
ご自身のストーリー、そして& Prism Sketch crewの真相などが…!
4. 騎士をわからせる歌 (feat. 重音テト) - Wag@Beep
こだわりの武器、ちょっと過激!?
3曲目は… 一気にゲームに飛び込め!「騎士をわからせる歌」です!
8Bitのテクニックがふんだんに詰め込まれた、誰が聴いても気持ちよくなれる(そして私は口ずさむ)楽曲です!
さらにはエモく感じられる変幻自在のコードや超緻密なエフェクトを搭載し、決して飽きることのないレベルデザイン!
音の上昇や下降といった緩急の見事さによって感情が操作されてゆきます。それらを事細かに訴えてくる様は、まさしく冒険のストーリーテラー!
これはおもしろいっ…!
ボーカリストである「重音テト(かさね - )」は、歌唱音源としてはUTAUに始まり、最近ではSynthesizer V AIとしてもその活躍の場を広げております。その中性的な歌声はドットでキュートなポップにピッタリでした!
これだけの情報だと「なんかかわいい!」な評価になるところですが…
私は知る由もなかった…
上記のポストが示すような8Bitという異彩にとどまらず、楽曲を聴いて浮かび上がる筋書きまでも異彩を放っていたということを…
それはタイトルと歌詞です。
タイトルが示すように騎士が「わからせ」られるという衝撃、そして隅々聴くとワードセンスがやばい(語彙力)歌詞のダブルパンチを喰らえば、思わずノックダウン。可愛いだけじゃない、何とも痛快なワールドがそこに広がります。
どうなっちゃってんの!?
「騎士がわからせられるとか、相手はどんな強さなんだ?」
→「歌詞」
→「こりゃ勝てんわ…(絶望感)」
超ゴリゴリな圧倒的強者が姿を現す…!
Wag@Beepさんのワールド全開の楽曲に、あなたもぜひ遊びに行ってください!(戦士に遭遇して倒されても保証はできません)
そして舞台はピクセルからボクセルへと移ります…
5. 黄昏の森 (feat. mai) - ぽっぽ
…迷って出られぬ、森の中。そして…
4曲目は、ネジを巻いて広がる憧憬… そしてリズムの誘い。「黄昏の森」です…!
タイトルがあの「黄昏の森」を想起させますが… そう、あの黄昏の森だそうです。
楽曲は3拍子で進行しつつ、ところどころに幕間が挟まれるような形式となっておりました。
繊細なピアノや、美麗で広大なストリングスといった楽器が織りなす、空気まで感じられるようなノスタルジー…
その背後にて幾度となく胎動し、確かな深みと進行を与えるドラム&ベース…
こちらの没入感を一層高める所々の自然音…
全てが高次元にまとまった総合芸術作品…
それが「黄昏の森」なのです。
ボーカリストである「mai」は、幼くも真実をしろしめす芯の通ったボーカルで、本楽曲のお噺の語り部にふさわしく感じます…!
歌詞はあどけなくもあやしげにこちらへ囁きかける名著の一節のようで、これを聴けばいつの間にか森の中へ…
そしていつしか私は受け入れていく… 抵抗もなく。
ラストで冒頭と同じ歌詞に戻り、また一人深淵の奥へと消えていった…
…そう、もうこのまま、ずっと帰っては来られない…
この楽曲を手掛けられたぽっぽさんは「代表曲がない」という、サークルのメンバー内では唯一の経歴。
しかし「経歴」が違う…!
私が過去に聴かせていただいたコンテストの楽曲でも高次元ぶりを発揮されており、今回においても、その楽曲の緻密さに震えました…!
思わずS.KT.が詩的に意味のわからない言葉をつぶやく、黄昏の森へ
「あなたも行きましょう?」
6. our light (feat. ROSE & ANRI) - smallBlueWhale
We find out light…
5曲目は唯一のおそらくフューチャーベース仕立てとなっている、美しくも強い意志を感じる楽曲「our light」です!
まずは音楽の方から参りましょう!
まずは前半。遠くまで響き渡るピアノがこだまする中、コーラスが芯の通る歌声を響かせることで世界を創造します。両者が絡む世界は儚く感じられるのですが、心が洗われるようでもありました。
歌詞が畳み掛けてタイトル「our light」を回収した後は、美しく奏でられるコーラスが挟まれ、期待感を煽ります。
そして後半は美しく聞き応え抜群のドロップ! 「この世界」の無常か、はたまた強い決意か… 地面を鳴らすようにはっきりとしたビートは「重さ」を与えてきます。
全体を通して心を強く打つような衝撃を感じられる、メリハリのついた展開でした!
ボーカリストである「ROSE」「ANRI」はどちらも英語での歌唱となっており、切なくも芯のある歌声の「夢ノ結唱 ROSE」、そして柔らかく頭上をめぐる歌声の「ANRI Arcane」のお二人です。この暗く儚く美しい希望の道標にジャストマッチした歌声は、私の心に深く根ざしました…!
そしていよいよ歌詞についてですが、この楽曲は全編英語となっておりました(これは今回のアルバムを通して唯一のことです)。
この背景には、楽曲を制作されたsmallBlueWhaleさんが上記のポストに示したような経歴を持ち、英語をメインの言語とされてきたという事実(生放送など)が関わっているといえます。
現在のように歌詞が公開される前、私は解読のために何度もこの楽曲を再生し、歌詞にどのような意味があるのかを調べようと試みていました…
しかしS.KT.は英語が上手くないので、全てを正確に知れたとは限らない状況でした。
…ただし、当時でもこれだけは言えました。
この曲のlightが意味すること…
生放送などでsmallBlueWhaleさんがおっしゃっていたように、それは決して希望一辺倒なものではなかったと…!
…そんな、歌詞を知りきれないと悩んだ過去も、今では昔の話。
今では主催者である:quilik:さんによって全曲の歌詞を確認することが可能となっておりますので、この期に改めて歌詞を確認させていただきました!
私が汲み取った言の葉は、時の流れによって荒廃した自然に、今にも消え入りそうな孤独な心。
「どうすればいいんだ…!」と嘆きたくなるようなどうすることもままならない終わりに、光を見出すことができたのか…!
2人(?)の結末は果たして…!?
…このように、色々考察したくなるようなワードが散りばめられておりました!
さあ、皆さんもシリアス極まる世界に浸りましょう…!
7. 明日の自分に任せよう (feat. 初音ミク) - 虹島夕夜
今日は無理せず、がんばらない。
6曲目は… もう癒しですよ癒し! それも何回も聴いてしまうタイプの癒しです!
「明日の自分に任せよう」が登場です!
大半の人が、イントロの
ズッテッズテッテ…!→ ポッポッポ
で癒しモード突入不可避となるでしょう…
この曲はスウィングで進行する、ポップで明るい楽曲です。こう書くと一見シンプルにも思えますがどっこい。
跳ねた感じを形作る、リズムの芯の強さがはっきりと感じ取れるので、ふわふわとした曲調でありつつノリも感じられるちょうど良い塩梅に!
所々のサウンドエフェクトも軽快! 自転車に花火に… 明るさの後押し、目白押し!
さらに歌詞も、目に入れても痛くないほどの優しさ溢れる内容!
…想像してください、あなたは疲れています。もう色々重圧に苦しんでやることもできない、報われないような毎日の繰り返しにいるとします。
そんな自分に、どんな声をかけますか?
この楽曲では、一つの答えが示されます…
「無理しなくていいよ」
「ゆっくり休めばいいんだよ」
→「…ハイ(涙声)」
…そして曲と歌詞がかけ合わさった時、人は… 涙ぐんでしまうのです。
歌詞を思い返せばそのたびに、日々の疲れにジーンと効いてくるのです。
ああダメだ、もう少し時間をくださ…
ボーカリストは「初音ミク(はつね - )」。言わずと知れたVOCALOIDですが、今回の声色はとても明るく優しげ。今回の楽曲にマッチした寄り添い具合がちょうどよく心の隙間を埋めてくれました…!
虹島夕夜さんが送る、いつも頑張る皆さんへのメッセージ。
こんな日々でも頑張らなくちゃいけない…と疲れている方はいますぐに聴いて体を労ってください。いい日だと感じられる時は、必ずやってくる!
8. 未来への手紙 (feat. GUMI) - :quilik: as image sketch
しめやかに締めくくるカーテンコール…
7曲を締めくくるラストは、唯一BPMは83の低速となっており、しみじみと前向きにあの頃を振り返れる…. 「未来への手紙」です!
楽曲は6分と全楽曲の中で最長でありますが、全く途中でダレることはなく、聴き入ればたちまち時間は過ぎ、終わりが名残惜しくなるほど濃密な時間を過ごせるでしょう…!
その理由の一つは、この曲に込められた仕掛けであると言えます。
こちらの楽曲では、:quilik:さんが過去に制作された2曲のフレーズが曲の間奏に使われているということで、探させていただきました!
[Original Rebuild] image Ⅵ: 23:55 遺言 -if a voiceless letter- (re:written) / :quilik: as image sketch
[Original]旅ノ終ワリ (Vo.初音ミク&花隈千冬) / :quilik: as image sketch
過去に:quilik:さんの楽曲をお聞きする機会のあった方は「あぁ、ここか!」と思わず納得すること間違いありません!
そして音の構成は…優しく緻密。
バラード調の楽曲はしっとりとした印象で、サビにかけて低音から高音へと自然に上昇する様子は、内なる感情を表に出すような繊細な表現となっております!
その音域は幅広く、この楽曲を歌うことで鍛えられることとなるでしょう… その2
歌詞は、曲を作ったことのある方ならば一度は振り返り、懐かしむことができるであろう内容。そして歌詞は絶対に見てください。「曲」に思いを馳せ、懐かしさを感じられる語り方は、文面を見ることでより深く知ることができるといえます!
そして改めてこの楽曲を聴くと、歌詞を見る前とは違った印象を受けるに違いありません…!
そしてボーカリストの「GUMI(Megpoid)」は、世界に大きく広がり、多くの人に愛されてきました。そして:quilik:さんは、GUMIを「ホールで歌うソロ」として位置付けているようで、まさしく歌っているような空間が感じられます!
…私も遠い未来になって、曲を作っているだろうか…?
初めて曲を作った日のことを思い出すという、曲を作ることへと向き合った楽曲。
皆さんも手紙を読むように、あの日の光景をゆっくりと振り返ってみてはいかがでしょう?
2024.06.14 追記
:quilik:さんによる楽曲についてのお話がnoteに公開されております!
9. Outro - Prism Sketch crew
またしてもS.KT.がちゃんと追っていなかったせいで生配信で初めて存在を知った楽曲でした。
全てを聴き終わった我々に読了感を与え、そして一つの物語がゆっくりとフェードアウトしていく、優しくも聞き応えのある楽曲でした!
こちらの楽曲はぽっぽさん、smallBlueWhaleさん、そして:quilik:さんによって制作されました。
「フォーリーサウンド」がどのような意味だったかわからず、調べてみましたが…
なんとお手製の効果音! Introにおいても用いられていたというその手法は、我々に臨場感を与えてくれています!
さて、楽曲の中身ですが…
これをお読みになっている皆さん、もうアルバムは通しでお聴きになりましたね?
これを先に読んでも後悔しませんね?
いいですね?
….
このOutroは、今まで聞いた楽曲をオルゴールとスケッチブック(?)のサウンドに乗せて振り返っていく内容でした。
今までの楽曲を聴いてから… という触れ込みも納得で、これまで紹介させていただいた楽曲を聞かなければフレーズを完全には理解できず(当然)、逆に言うと今までの楽曲を聴いてフレーズを知ることで、この曲に対して十二分に理解を深めることができるでしょう!
Introも各楽曲のダイジェストとなっておりましたが、その違いは始めるか、終わるかということ(?)。
Introでは「カセットテープに個性を集め、それが眩く広がっていく様子」と勝手に自己解釈したことを解説いたしました。
対してOutroでは、聞こえる音はスケッチブックに何やら書き物をする音。
聴くことは予備知識なしでもできるが、書く(描く)ことは聞かないとできない。
「描く」と言う行為に込められた、ものごとを思い返しながらまとめる姿勢が感じられる。
ゆえにこのOutroは、Prism Sketchを締めくくるに相応しい曲なのです。
…そして何よりタイトル回収!
(なんどでも言いますが、これは自己解釈にすぎませぬ。)
始まりがあれば終わりがある。
最後にスケッチブックを閉じたとき、あなたは何を思うだろうか…?
その時感じたインプレッションを大切に!(あとで使用します)
完走を終えて
豪華な自己紹介!
今回のアルバムを通しで聴かせていただいた私は、このアルバムを次のように受け取らせていただきました。
このアルバムは"豪華な自己紹介"であると。
今まで、私は少ないながらもコンテストでのアレンジ楽曲やオリジナル楽曲を聴かせていただき、それぞれの楽曲を作られたアーティストの皆さんがどのような楽曲をよく作られるか、心に刻んておりました。
今回のアルバムはアーティストの皆さんの自己紹介としての位置付けがあることを、ポストや生放送などを通して私も知りました。
そしてその自己紹介は、はっきりと私の心に届いてゆきました!
…もう、これは自己紹介なんですよ!
もうあの時に聴いたことのある曲調… 超再現ですよ!
体で名を表してますよ!(語彙崩壊)
聴けば聴くほど、それぞれのアーティストさんが今までどのような曲を作られてきたか、あるいはアレンジされてきたのかが浮かんでくるような印象でした!
収録楽曲の中でお気に入りの曲調を見つけた皆さんは、今すぐアーティストの皆さんのYouTubeチャンネル、もしくはXアカウントに直行しましょう!
ボーカル博覧会!
今回のアルバム収録楽曲は、Outroを除いた全てがボーカル曲でした(ただしIntroはダイジェスト)。
そしてそれぞれの楽曲には、別々のボーカリストが採用されておりました!
皆さんはご覧になりましたか!?
…それはもう、それぞれの色がちゃあんと発揮されており、アーティストの皆さんが思い描かれたであろうimageが、とても精巧にsketchされておりました。
このアルバムにより、私が知り得なかったボーカリストの歌声にもたっぷり触れることができました。まさしくボーカル博覧会!
ちなみに、使用エンジンはSynthesizer Vの割合がかなり高くなっておりました。いよいよ私も購入の時か…
終わりに
みなさんも感想を報告しましょう
これらのハッシュタグがついたX(Twitter)のポストが、感想や購入の報告に用いられています。
「アルバムが素敵!」と感じたそこのあなた!
みなさんの文字で感想を投稿してみてはいかがでしょうか?(Outroからの続き)
今回のnote記事は、リリース日から大変遅れての公開となりました。
内容が皆さんの公開された内容とかぶっておりましたら申し訳ございません…
最後に、これからのサークル活動におけるアーティストの皆さんのますますのご活躍を、お祈り申し上げます!
ここまでS.KT.がお送りいたしました!
以上、失礼いたします!