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クラリオアレコン4 その2 打ち込み

S.KT.です。
曲を作っています。


はじめに

今回は、アレンジコンテスト Vol.4 その1の続きの記事です。
前回でアイデアを大まかに決めたので、その打ち込みをしていきます。

マガジン『クラリオアレコン4

本文

1.曲の構成

前回からの続きになりますが、構成を色々考えていきます。
日曜夕方のアレ』をイメージするうえで、曲構成はそれぞれこのように決まってきました。

・イントロ…番組が始まる感じ
・Aメロ…割と原典寄りにする
・Bメロ…若干の展開(ここがオリジナリティの入れどころ)
・サビ…期待の入り、明るく締め
・アウトロ…サビから続き、番組を締める

これらを元に、曲のパーツを探していきます。

2.曲のパーツ探し

曲を作る上では、私はテーマらしさを大切にしています。
そのために必要な音色や素材について、色々挙げてみました。

・チャイム
時報の音です。前半番組のオープニング前のやつです。

・ティンパニ
前半番組のオープニングの愉快な感じを出したいです。使われているかは不明ですが…

・ブラス
ポップスの明るめの感じを出したいです。前半番組のオープニング的な…(音色は後半番組寄り?)

・クラヴィネット
・エレクトリック・ピアノ
・フルート
後半番組のBGMで使われている感じです。

・軽めのギター
ギターといっても、今回はカッティング奏法気味で、ローカット寄りのくぐもった音色を再現したいと思います。後半番組のオープニングみたいな感じですね。

・軽めのドラム
しっかり聞こえつつも、存在感のある感じ。後半番組のBGMの感じです。

・鐘
後半番組のエンディングにある、最後のあの音です。

だいたいこのような感じになりました!
全体的に後半番組の要素が多いですが、はじめに後半番組から発想してアレンジを作っていたことが要因です。

3.レファレンスを確認しつつ打ち込み&ミックス

それでは、曲を打ち込んでいきます。
最近はモチーフにする曲が決まっていることが多く、音像や楽器構成を真似ることがあります。
今回もそのような感じを出しつつ、差別化を加えて作っていきます。

・ドラム:たんたかたん(トラック1)
まずはドラムです。あまり主張しすぎないように&埋もれないように…
愛用のドラムマシン音源であるUVI『Beatbox Anthology 2』+Appleデフォルト音源で素朴に作りました。

・ベース:歯切れ良く(トラック2)
ベースは音の長さを短めにし、歯切れを良くしました。
Appleデフォルト音源です。

・ギター:カッティング(トラック3)
若干のリバーブを加え、ノートを短くしてカッティング。
Kontakt無料音源『Shreddage 3.5 Stratus FREE』で鳴らしています。

・ブラス:アーティキュレーション(トラック4)
明るい音は録音で取り込んだCASIO『CT-S1000V』を使用。(アーティキュレーションなし)
アーティキュレーションはAppleの『Studio Horns』で再現。

・キーボード系:合った音色探しと調整(トラック5)
エレピとクラヴィの音はAppleの音源からとっています。
フルートやシンセリードなどはこれまた愛用音源、UVI『Synth Anthology 3&4』です。

・キック:やりすぎない(トラック6)
キックは主張させすぎるとあまり牧歌的な感じが出ないので、弱めに。
この時の音作りには、Sick Noise『NoiseClick 2』が便利です。
Bメロにおける『若干の展開』では、雰囲気の差別化に寄与しています。

・時報と鐘の音色とボイスなど:再現してみる(トラック7~9)
特徴的なサウンドです。時報はエレピの流用。鐘の音色はSpliceでらしい音を入れました。ボイスやラテン系のリフはApple Loopsから入れました。

・雰囲気:リバーブにローファイにEQ… 全部iZotopeにおまかせ!
これらを組み合わせたのち、iZotope製品を多用して仕上げました。
リバーブはNeoverb、ミックスはOzone 11のアシスタントで初期設定を終えます。さらにAudiolensを使えば、流れているオーディオの波形を読み取り、ミックスに転用することができます。Vinylを使えば、若干汚したような音に代わります。
ラウドネス(よくわからない)はGoodhertz Loudness 3で調整しました。

4.独自要素

前回や前々回のお決まりの要素も搭載しました。
その一つは…『モールス信号』。(トラック10)
前回はこのような感じに入れています。

とはいえ、今回の主題からはそれているのも事実。
申し訳程度にとどめております…

ー・- ・ー・ ・・・・- → "K" "R" "4"

おわりに

これがS.KT.によるアレンジの全貌…となります。
クオリティは突き詰めるにも限度があるので、お許しください…

何はともあれ、参考になる曲を決めて作ってみるのもいい練習になると思います!
(ただし、リリースする曲の場合は似せすぎてほぼ一緒にならないよう注意が必要です)

アレコンでの皆さんのアレンジを、楽しみに待っております!

関連リンク

クランとリオン アレンジコンテスト Vol.4 詳細

YouTubeチャンネル『クランとリオン【初心者向けDTM動画】』

X (Twitter) アカウント『クランとリオン【DTM VTuber】』
https://twitter.com/kurantorion


以上、失礼いたします。
(S.KT.)

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