ベンガル語歌詞『我が人生』より睡眠について
নিদ্রালস্য হত সুকার্য্যে বিরত
nidrālasya hata sukārye virata
「眠気に打ち負かされて、善行を止める」
例えば、仕事中の居眠りの原因は無知にある。無知な人は眠気によって自らを束縛し、その結果、仕事が中断することがある。
無知な人とは、このような知識、教育を指導者から受けていない者である。
特に、ドライバーは運転中に要注意が必要だ。
🚗 🚥🚶
📕バガヴァッド・ギーター
第14章第8節
tamas tv ajñānajaṃ viddhi
mohanaṃ sarva dehinām
pramādālasya nidrābhis
tan nibadhnāti bhārata
「しかし、タマス〔暗質〕は無知から生じるものだと知りなさい。すべての個我〔肉体を具える魂〕に迷妄をもたらし、それは不注意、怠慢、そして眠気によって人を束縛する。バラタの子孫よ〔アルジュナ〕。」
解説
「ālasya」は、情熱の欠如を意味し、ラジャスがもたらす行動力とは対照的な概念である。「nidrā」は、サットヴァやラジャスがもたらす活動的な状態とは異なり、無気力を象徴するとされている。(引用:バラデーヴァ)
一方で、快適な睡眠はサンスクリットで「nidrā sukha」(ニドラースッカ)と表現される。
それでは、仕事中に快適な睡眠が必要でしょうか?
アーユルヴェーダの観点から見ても、適切な休息と質の高い睡眠は、身体と心の健康に不可欠です。
アーユルヴェーダでは、睡眠(nidrā)は食事や呼吸と並んで、生命の三大支柱(trayopasthambha)の一つとされています。適切な睡眠は、体の自然な回復プロセスを促進し、精神的なリフレッシュをもたらすため、活力や免疫力を高め、日中の活動に対する集中力とエネルギーを養います。
睡眠は、個人の体質(dosha)、特にヴァータ、ピッタ、カパという三つの体質バランスにも影響を与えます。
例えば、ヴァータが乱れると不安や不眠を引き起こし、ピッタの不均衡は夜間の目覚めや過剰な夢をもたらします。カパが過剰な場合は、長時間の眠気や重さを感じることがあるため、各個人に合った睡眠の質が重要とされます。
快適な睡眠を得るためには、睡眠前のリラックスした環境や生活習慣が大切です。就寝前に温かい白湯を飲む、リラックスできる香りのオイルを使用する、瞑想や呼吸法を取り入れるなどの方法は、心を静め、快適な眠りを促進する助けとなります。
このように、快適な睡眠は日中の生産性や集中力を高めるだけでなく、健康全体を維持するためにも重要な要素であり、アーユルヴェーダでは特にその重要性が強調されています。
日常の眠気が健康問題や無知に由来するかどうかは、医師の診断によって明確になる。正しい知識を得ることが、私たちの行動を改善し、生活をより良くするための第一歩となる。