「統合幕僚長」by 河野克俊
著者は前統合幕僚長で、この本は、ご自身の経歴にそって自衛隊での出来事や日本を取り巻く防衛事情等が書かれている。
著者は、大阪府茨木市にある春日丘高校から補欠で防衛大学に入学して、最初はあまり成績はよくなかったらしいが、ある時「坂の上の雲」を読んでから勉強に熱が入り、最後はトップになった模様。自分は、春日丘高校ではないが、茨木市の別の高校を卒業したので、なんとなく親近感を覚えた。
著者の自衛隊での出世でわかるのは、やはり成績優秀じゃないとダメなんだなあと思うのと、統合幕僚長まで行くのは運にも恵まれないと難しいと理解できる。
この本を読みながら、今我が国を取り巻く厳しい防衛環境を踏まえて、国民の一人として国防を本当に真剣に考えないといけないと思った。
評価は、5/5です。