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キッズキッチンレター10月号

やっと夏の暑さが終わり、冬の気配まで感じられる朝夕となってまいりました。9月のキッズキッチンは「牛乳」でした。牛乳は飲むものと思っていませんか。実は牛乳は飲むだけじゃないんだよ、固まりを取り出して食べてみよう!と言うことで、酸っぱいものを入れてチーズと生クリームを振ってバターを作りました。チーズを取った後の液にもたくさん栄養があるので、全部食べちゃおうと言うことでそちらはシチューになりました。

牛乳は植物からできる食べ物と違って動物が作ってくれる食べ物。実はとっても腐りやすいんです。冷蔵庫がなかった時代、勝手に酸っぱくなって固まることも多かったことでしょう。そんな話をしながら、ノンホモ牛乳と穀物酢を使って、モッツアレラ風チーズを作りました。本物は酢などの出来上がった酸を入れるのではなく、乳酸菌で酸を作りその後酵素で固めますから、モッツアレラ“風“です。
タンパク質の凝固という、劇的な化学変化が見られるのもチーズ作りは面白いところですね。

牛乳は牛が生産する乳で、1日たりとも止めることはできません。出る間は毎日出ます。そして季節ごとに手に入る果物のように、売り切ってしまったら終わりではなく、スーパーに行けば、コンビニエンスストアに行けば、牛乳はすぐ手に入ります。その為には何年も前から計画がされているのです。途切れないように、欲しい人の手に行き渡るように。牛乳をこれからも飲み続けたい、使い続けたいと思ったら、毎日ちょっとずつでも使っていく必要があると思っています。

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