
【ベビーラップ巻き方のコツ】新生児からの基本抱っこ(FWCC)
講習を受けてくださった方向けに、また講習の予習用にご活用ください。
動画紹介
まずはベビーラップ界では有名なwrapyouinloveさんとディディディモスジャパンのYouTubeをご参考ください。
【新生児編】
【大きい赤ちゃん編】
まずは基本姿勢を確認
親子ともに快適な抱っこはもうお読みいただけましたか?この基本姿勢はどの抱っこ紐を使う場合にも共通のポイントです。
① 高い位置(赤ちゃんのお尻が自分のおへそより上)で
② 赤ちゃんはしがみつき姿勢(膝は高く、手は上に)
③ 密着抱っこ(胸の上に体重を預けている)
赤ちゃんはヤンキー座りのように、『深く座った姿勢』をキープするのがポイントです。
巻いている途中も赤ちゃんの膝が高く保たれていれば、「足ピン」や「反り返り」が少なくてすみます。
ステップ1「大人の体にセットする」で7割決まる!
まずは、ベビーラップを大人の身体に巻き付けて、準備します。
【ステップ1のコツ】
・お腹の前の布束はみぞおち辺り、高めにセットする
・布の流れが分かる様に蛇腹状に布を束ねておく
・布はふわふわした緩みがなく、ピタッと身体に密着させておく
・お腹の前の布束は、赤ちゃんの足が入る拳1つ分の隙間があればOK
ここで布を美しくセットし、流れを確認しておけば、赤ちゃんを抱き入れた後とても巻きやすくなります。
ステップ2「赤ちゃんを抱き入れる」は姿勢が命!
赤ちゃんを抱き入れたら『しがみつき姿勢』、つまりお尻よりも膝を高い位置に保ち続けることが上手に巻いていくためにすごく重要!と個人的には思っています。
膝が下がると赤ちゃんの身体は不安定になるので、「反り返り」や「足ピン」など赤ちゃんが暴れだす原因になってしまうためです。
【ステップ2のコツ】
・赤ちゃんの足は引っ張らず、迎え入れる
・一度布束の上に『しがみつき姿勢』で座らせる
・布を少しずつ引き上げる(いっきに引き上げない)
・膝から膝までのシートをつくる
シートを作るって?
お尻の下の布を、お尻を包むようにくるっとおへその方に引き入れます。
【シート作りのポイント】
・膝裏〜膝裏までしっかりシートを作る
・ふくらはぎには布がかかっていない
お腹側が見えないので再現してみました。
ちょうどおむつのように布(ラップ)が赤ちゃんのお尻を包んでいます。
※左: シートをつくる前
※中: シートを作っているところ
※右: 膝から膝まで、しっかりシートができたところ
ステップ3「引き締める」は布の流れを要チェック!
引き締めることで、赤ちゃんの体重がしっかり胸にのって、密着した状態になります。3〜5等分をイメージし、さらにどこがどうつながっているか(写真は色ごとに布の流れが分かりやすい柄です)をイメージし赤ちゃんの背中をまんべんなく引き締めましょう!
【ステップ3のコツ】
・引き締めている間もしがみつき姿勢を保つように赤ちゃんの膝から膝までをよく支えておくと、赤ちゃんが暴れるのを防ぐ
・最低限、上、真ん中、下に分けて引き締める
・特に、一番上(赤ちゃんの首のすぐ下あたり)の布は引き締めやすい方向を探してよく引き締める
・しばらくすると赤ちゃんが丸く沈んでしまったり、位置が下がってくる場合には、真ん中の引き締めができていないことが多いので、真ん中あたりもよく引き締める
仕上がりチェック
☑️ 抱っこする位置は快適か
☑️ 背中にシワがなく、左右対象か
☑️ お尻より膝が高い位置にあるか
☑️ 膝裏に一筋の糸のように圧迫している布はないか
☑️ お辞儀をしてもグラグラせず、密着しているか
まとめ
FWCCという巻き方は、ベビーラップの基礎となる
・布の流れ
・ひきしめ
などがとても分かりやすい巻き方です。
「ベビーラップで早くおんぶしたい」という方も、まずは抱っこをしっかり練習することがおんぶへの近道です♪
いいなと思ったら応援しよう!
