【抱っこの専門家が伝える】親子ともに快適な抱っこ
抱っこ紐は快適ですか?
赤ちゃんに合っているでしょうか?
「親も赤ちゃんも、双方が心地よい抱っこ」を知ることができれば、子育てにどれほどの恩恵を与えてくれるかはかり知れません。
整体師だからこそ、また国際基準のベビーウェアリング(抱っこやおんぶ)を学んでいるからこそ、大人と赤ちゃん双方について、しっかりお伝えしていきます。
まずは基本姿勢を学びましょう
日本ベビーウェアリング協会(JaBA)のパンフレットをご参考ください。
このパンフレットは、以下のページから無料でダウンロードし、配布することもできますので、どんどんシェアしてくださいね!
抱っこ紐装着のポイント
リーフレットは、実は「抱っこ紐の装着ステップ」で番号がふられています。一番よくみかけるバックルタイプで例えると…
①高い位置で抱っこする(赤ちゃんのお尻はへそより上)
【Step1】ウエストベルトは高めにセットします。
赤ちゃんのお尻がおへそよりも高い位置にあることが目安です。高い位置に抱くことで、大人の反り腰も防ぎます。
②M字開脚と④手は上
【Step2】赤ちゃんを良い姿勢で抱っこし、背あてを引き上げます。
リーフレットの順と少し変わりますが、②と④はこのときの赤ちゃんの姿勢について言っています。②のM字開脚とは、お尻は深く(低く)、膝が高く保たれている状態です。
トトロの有名なシーン(私はジブリマニアです!)、メイとさつきがトトロに飛びつくシーンを思い出してください。
人間、何かにしがみつこうと思ったら、この姿勢がナチュラルなのです。
赤ちゃんは自らも抱っこされようとしています!(授抱性といいます。詳しくはまた別の記事で…)
③ぴったり密着
【Step3】ショルダーストラップ(肩ベルト)を引きしめます。
隙間なく密着することは安全と負担軽減、そして安心につながります。はじめは赤ちゃんが苦しくないか心配になら方もよく見受けられますが、深呼吸が楽にでき、「お辞儀してもグラグラしない」が目安です。
引き締めすぎると赤ちゃんが反り腰になったり、ぺったんこで貼りつくような姿勢になってしまうので、ステップ2のしがみつく姿勢はキープしたままにします。
⑤仕上がり確認(お顔が見える)
【Step4】「仕上がりチェック」のチェック項目は、理想の抱っこ姿勢を確認できるようになっています。
☑️お尻は深く座り
☑️背中は緩やかにカーブし
☑️膝から下は自由に動き
☑️グラグラせず安定している
これは、赤ちゃんの安全を守るだけでなく、赤ちゃんの発達を促すことができるポイントでもあります。それはなぜか…は、別の記事で書きたいと思います。
抱っこの基本ポイントまとめ
【Step1】高い位置で抱き
【Step2】赤ちゃんはしがみつく姿勢(お尻は深く・膝は高く、手は上)
【Step3】ぴったり密着
これができていると、
【Step4】仕上がりチェック
では赤ちゃんの安全と発達が促される抱っこができている!という仕組みです。
さあ、さっそく赤ちゃんを抱っこしてみましょう!