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連携施設等での研修について

こんにちは。
済生会兵庫県病院臨床研修センター事務局です。
先日、当院の研修医が外部研修に参加したため、その内容を公開させていただきます。


連携施設での研修って?

済生会兵庫県病院臨床研修プログラムでは、済生会兵庫県病院を基幹施設として、兵庫県内近隣医療圏にある連携病院やクリニックで研修を行うことができます。それぞれの特性を理解した医療を行えるよう訓練され、基本的臨床能力を獲得することが目的です。

地域医療研修先の一つ(朝来医療センター)

外部研修って?

当院では、感染対策 、予防医療 、虐待対応 、社会復帰支援 、緩和ケア 、ACP 、CPC チーム活動、児童精神、薬剤耐性菌、ゲノム医療、ICLS研修受講等が必須化されており、外部の講師を招き、研修を実施したり、出張で協力施設に研修に行きます。

例:瀬戸内海巡回診療船実習(岡山県済生会)

10月編

保健所研修に行ってきました

10月8日、9日宝塚保健所にて「地域保健研修」に参加しました。
1日目
◇講義:地域における健康危機管理
◇視察:就労継続支援事業所の視察
心に病を持つ方々の「社会参加の場」「就労訓練の場」として設立され、接客や調理といった作業を中心とし、働くための必要な基本姿勢を学んだり、生活リズムの確立や体力づくりといった訓練を行っています。
◇講義:食品衛生・薬務・環境衛生
◇視察:阪神北広域こども急病センター
夜間・休日における子どもの急病に対する初期小児救急医療を通じて、安心の子育て、子どもの健やかな成育のために地域社会に奉仕する施設です。

https://www.hanshink-kodomoqq.jp/

◇説明・見学:検査室業務の概要

2日目
◇講義:精神保健・難病保健・歯科保健
◇講義:健康管理課業務(感染症・食育)
◇説明・見学:医療機関立入調査(医務・医療安全対策)

コメント

この2日間で、医師として必要な地域保健に対する基本的な考え方や地域保健における医師の使命を認識することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。毎年、受入を行ってくださる宝塚保健所様、本当にありがとうございました。

緩和ケア研修会in北播磨総合医療センター

「緩和ケア」と聞くと、癌の終末期の患者さんだけが対象となるイメージがあると思いますが、「癌と診断された瞬間から」必要なケアであり、近年は癌でない様々な疾患に対しても「緩和ケア」は必要(考え方も含め)であると考えられてきています。

当院では、がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会を単独で実施していないため、北播磨総合医療センター、市立芦屋病院にて研修を受講させていただいています。

この度、北播磨総合医療センターにて実施された研修に1年目研修医5名と指導者として呼吸器内科部長が参加したため、覗いていこうと思います。

内科専門研修プログラムの相互連携施設でもあります。(北播磨総合医療センター)

〈事前学習〉
e-learning受講の必須

〈集合研修〉
e-learningの復習、質問
全人的苦痛に対する緩和ケア
がん患者等の療養場所の選択
地域における連携
在宅における緩和ケアの実際
がん等の緩和ケアにおけるコミュニケーション
患者会講演または患者支援活動について

グルーブ討議①
グルーブ討議②
集合写真📷

コメント

教材を読んだり、話を聞くだけでなく、学んだことを実際にに体験することができ、今後に役立てることができる1日でした。大変有意義な1日でした。

緩和ケアは、疼痛コントロールや身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛も大きなウエイトを占めていると思います。医療者一人で、解決では解決できないことも多いですが、多職種で連携することで、患者様により良い医療を提供できると感じます。



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