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日・カンボジア交流(武道)in沖縄!

先日、カンボジアの武道に
興味のある学生たち約20名と
オンラインで繋ぐ交流プログラムを
実施致しました!

最初はシャイな子たちでしたが、後半は
少しづつ質問をするなど打ち解けていきました♪

今回は、日本の武道とその精神性を
学ぶことによって伝統文化交流を通した
友好関係の強化が主な目的の一つです。

日本には9つの武道が存在しますが、
全部を紹介するのは大変!汗
全部を紹介するというよりは、
武道に共通する「道」の概念に沿って
日本武道の魅力をお伝えいたしました。

そして今回は「柔道」と「空手道」について
具体的に紹介をするカタチで実施をいたしました!

日本武道における「道」の概念について
若手空手家の大城さんが説明をしている様子。
柔道強豪校である沖縄尚学高等学校にて
柔道を高校生たちに指導している平良様にご出演いただき、柔道の歴史や大切な考え方についてご説明をしていただきました。
実際に高校生たちに
柔道の技を見せていただきました!!
豪快な投げ技を何回も見せていただきました👏
沖縄の高校生たちからカンボジアの
高校生へ向けてメッセージ♪

後半は沖縄伝統空手のご説明と空手の実演!!
ワールド王修会沖縄小林流・古武道連盟の
指導員である大城さんよりご説明をしていただきました!

ワールド王修会は約30カ国に道場を持つ
沖縄伝統空手の国際的な組織です!
その沖縄道場で指導員をされている大城さん。
空手の魅力をたくさん伝えてくれました。
「常に相手を尊敬する心を持てば、自分の心も常に明るい」
という本当に強い人が持つべき精神性を紹介しています。琉球時代の有名な空手家(武士)である松村宗棍師の言葉だそうです。


昔の琉球の武士たちは、
空手を嗜んだと言われています。
そしてそこで何を学ぶか。

「戦って相手に勝つことよりも、いかに争いを起こさないか?」

‘本当に強い人は争いを起こさない’
そんな強い人を目指す考え方を
あの時代に教えていたこと自体が
とてもとても深い沖縄の文化ですよね。。

そんな琉球の武士たちが
通っていたのが首里城❗️と言う事で、
なんと首里城とも中継を繋ぎました!!

ご紹介してくれたのは、
沖縄美ら島財団(首里城公園管理センター)の照屋さんです。

2019年に火災で焼失した首里城正殿ですが、
現在は復興が進められています。
今の首里城の様子や周りの風景を伝えながら、中継してくださいました。
こちらは守礼の門。
真ん中は王様が通り、横の通路はお側付きが通ったとか。「琉球は礼節を重んじる国です」ということを示す最初の入り口となる観光名所となっている門です。

そして最後は大城さんによる 
空手の実演を交えた道場からの中継です!

棒術を披露する大城さん
空手の演武を全力で行なってくれました。
先生方のご紹介をする大城さん
カーミと呼ばれる伝統的な鍛錬具を紹介してくれました。肩を落とし、指や手首を鍛えるのに良いらしいです!
これはなんと一本下駄!
みなさん見たことありますか?
バランス感覚や中心軸を作る上で役に立つ鍛錬具だそうです。
釵(サイ)という武器について説明
カンボジアの学生たちから質疑応答もありました。
「何年くらい練習したら空手や棒術などできるようになる?」など
純粋な高校生からの質問について、
「真剣に練習すれば1.2年ではだいぶできるようになるが、これで俺はできた!と満足した時点で成長は止まる。
現状に満足せず高みを目指す方が良いのでは?」などと
大城さんは応えていました。


合計2時間に及ぶとても
内容が密だった今回のプログラム。
武道という奥深い内容を
伝えるには相当の工夫が必要でした。

文化である武道をどのように
カンボジアの学生に伝えるか?

相手を倒す技を持ちながら
平和を追求する武道の魅力を、
分かりやすく、どのように
カンボジアの学生に伝えるか?

座学だけで飽きないように
どのように工夫するか?

今回のプログラムだけでも
とても多くの学びが私たち
スタッフ側にもありました!✨

コロナが落ち着いて入国が再開したら、
ぜひカンボジアの学生たちには沖縄に来て、
直接交流をして欲しいですね!!

その日を待ち遠しく思いながら、
またたくさんの学生たちに
感動と学びの機会を提供できるよう、
頑張って参ります!!

最後に、このような機会をご提案くださった、
対日理解促進交流プログラムを展開する
日本国際協力センターの皆様ありがとうございました!!


ちゅらむら読谷