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ウマ娘におけるキャラクターの作り込み(勝負服編)
どうもこんばんは、等身大のウマ活を記録していますひらこです。
「ウマ娘」は一見すると、擬人化萌え系コンテンツのように見えますが(実際その側面が大きいと思います)モデルになった競走馬や関係者に対するリスペクトが感じられるところに私は惹かれました!
ここ数年の競馬ブームに関しては、ウマ娘のキャラクターを入り口に実際の競走馬に興味を持ったり、競馬ファンがウマ娘のコンテンツに触れる機会を得たりすることで相互に影響し合い、飛躍的にファン数を伸ばしたのではないか🤔と思っています。
ということで、今回はウマ娘のキャラクターを構成する要素のひとつである「勝負服」へスポットを当てて書いていきたいと思います。
そもそも勝負服とは?
一般的に競馬における勝負服とは、競走に出走する馬に騎乗する騎手が着用する上着の事を指します。
競馬では、順位を競って賭けを行うので、競走中の審議のために出走する馬が誰なのか(誰が所有する馬なのか)を一目で判別できなければなりません。
そこで"どの馬が誰に所有されている馬なのか"を騎手が着用する勝負服によって示し、客観的に判別できるようにしているというわけです。
なお、地方競馬では「騎手服」といって、騎乗する騎手によって服色が決められているみたいですね。
勝負服で使用できる色や柄には規定があり、これらを組み合わせて服色を決めていきますが、他の馬と判別することが目的なので、すでに登録されている勝負服と同じデザインを新たに登録することはできません。
ちなみに、ウィキ大先生によると2017年時点で中央競馬に登録されている勝負服は1897種あるらしいです、はてしねー!!
ウマ娘の勝負服
ウマ娘の世界にも勝負服の概念があり、彼ら自身の想いや個性などを盛り込んで制作され、G1など特別なレースの際に着用するという設定のようです。
そのデザインは、前項で書いた中央競馬に登録されている勝負服のデザインを反映している他、モデル馬が着用していた馬具などが取り入れられていることもあります。
ということでで、ここでは私の推し馬であるゴールドシップを例に、実際の勝負服及び馬からどのような部分がデザインに反映されているのか整理していきたいと思います。
勝負服"レッドストライフ"
モデルとなったゴールドシップの馬主である小林英一ホールディングスの勝負服は体の部分を赤、袖は白ベースに赤の一本輪があしらわれた意匠となっています。
非常にシンプルな勝負服ですが、どのようにキャラクターのデザインに落とし込んでいるのでしょうか。
ちなみに、ウマ娘におけるゴールドシップの勝負服は"レッドストライフ"という名前がついており、直訳すると「赤い闘争」となります。
彼の気性の難しさや激しいレースを物語っているようですね…笑。
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①主張の強い赤
モデル馬の勝負服でキーカラーとなっている赤を全身に使用。
②耳当て(?)
競馬では「ブリンカー」という馬具を使用することがあるのですが、ゴールドシップは4歳からこのブリンカーの他、シャドーロールにメンコとほぼフル装備で出走していた時期があり、この耳当ては「ブリンカー」をイメージしたものではないか?とファンの間では話題になっています。
参考▶︎ブリンカー(Wikipedia)
③6つの金のボタン
ゴールドシップは現役時代にG1レース(グレードの最も高いレース)を6勝しており、その勝利数にちなんだ金のボタンが胸元にあしらわれています。
④錨
名前に"シップ(船)"という名前が入っていることから、船を連想させるモチーフとして錨のついたベルトをアクセントに。
⑤足元の赤いリボン
蹴り癖のある馬には尻尾にリボンをつけるようになっているのですが、ゴールドシップは担当厩務員の今浪さんお手製の赤いポンポンを身につけていました。
このリボンはそのポンポンだと思われます(愛だ…)
私が把握しているのは残念ながらここまでで、実際にはもっと面白い元ネタが隠されているかもしれません…教えてくれサイゲくん!!
次回のnoteは…
ということで、今回はウマ娘における勝負服について書いてきました。
勝負服だけでもこれだけ語れる競馬の世界はやっぱり面白いです。
次回はキャラクター性やストーリーについて書いてみようと思います!
最後は"ゴルシワープ"と言われている2012年皐月賞のレース映像をぜひご覧ください。