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【FFTCG】Opus13環境の雷単、個人的な評価や使用感のまとめ
皆様お久しぶりです。
SKRです。
最近はめっきりnoteも書く気が起こらず、更新するつもりもありませんでしたが、今期の節目ということもあり軽く書きたいと思います。
Twitterでつぶやくよりは、興味のある方にだけお届けできたらなー、という気持ちです。
それでは拙い内容かもしれませんが、今回の内容をざっくりご紹介。
・デッキレシピ、採用理由など
・各デッキに対する有利不利7選
・実際の戦績、それに基づく雷単の評価
以上、3つをざっくりと紹介していきます。
デッキレシピ、採用理由
写真のものが今期の最終的な構築となります。
一番目を引くのはオーディンの増量、バックアップを必要最低限コンパクトに収めたところではないでしょうか。
主要カードの解説など、詳しくは前回の雷単に関する記事を参照頂くとして、今回はそこから変化した部分や評価の変わったカードについてご紹介させて頂きます。
1枚で対処できる召喚獣の少ないデッキに対して序盤から立てるだけでかなりの要求を強いることができ、使い込んでいけばいくほどその有効さを実感できました。
最初は評価の低めだったカードですが、現在では2枚目の採用を検討したくなるレベルで活躍の場が多かったです。
フィニッシャーとしての強さだけではなかった、評価の大きく変わった1枚です。
2枚目を採用したのは、やはりこのカードが強く生きるタイミングが序盤だからという点にあります。
【テンゼン】はもちろん、こちらが【ライトニング】をプレイした返しに出された【ロック】や【ホシヒメ】などのわかりやすく不利なカードに対しての解答になり得る部分があり、このカードが初手にあるだけでかなりの安心感を与えてくれました。
あと、純粋に7コスト【オーディン】を3枚増やしたこともあり、手札に不純物が溜まりやすい状況も増えることから、いつでも手札3枚捨てて墓地から出せるというのが非常に噛み合っていて、すごく良いカードだと感じています。
オーディンを13枚まで増やした理由は、6コスト【オーディン】をより強く使う必要のある環境だと感じたのが大きくあります。
オーディンを増やすにあたってこのカードを採用したのは、やはり今の環境ではある程度の逆転要素が必要だと踏んだからです。
事故や相手のブン回りなど、どうしてもプレイだけでは捲れない状況に陥った時の解答として、運に頼る情けなさはありますが、それでもゲームの仕様として存在している以上は無視できない『EXバースト』に寄せることで、本来拾えないハズの試合を拾える可能性を増やしました。
雷単はその性質上、相手に押されてしまうと後手に回ってしまい、本来の強さを発揮できません。そういう意味でもかなり活躍の期待できる1枚だと思います。
その他、バックアップに関しては、主に『出しても意味のないサーチバック』は完全に排除し、欲しいものを持ってこれる確率を増やす意味合いで【ガリークランのシド】と【ルミナ】を2枚にしています。
かなり割り切った構築ではありますが、元々バックアップをそこまで多く場に出す必要もないデッキなので、全然問題はなかったように思えます。
各デッキに対する有利不利
環境デッキ、というよりは、自分がよく相手にしたデッキから7種を選抜して、それぞれに対する有利不利、プレイについて軽くお話します。
【火単侍】
これに関しては少し難しい部分がありますが、概ね有利に寄っていると考えています。
プレイの指標としては、【ルールー】をいかに早く出し、その上で【ライトニング】を通せるか、ですね。
【アマテラス】はもちろんですが、【ライトニング】が9000であることが一番重要です。このパワーラインになると基本的に相手は二手必要になります。
【ライトニング】が処理されにくい状況を作り、ひたすら除去しつつ、【オーディン】を構えて突然のアタックに備える。
これで基本は有利にやっていけます。【フィリア】や【ブラスカの究極召喚獣】なども、こちらが不利になるトレードにならないようにプレイすれば問題なく対処できます。
また、【カダージュ】や【ベヒーモスK】が序盤から有効に働きやすい相手でもあるので、しっかり取捨選択してカードをプレイさえすれば負けにくい相手と言えます。
【水土ソフィ】
形が色々と存在するのでひとまとめにはできませんが、【ドーガ】型は対戦経験が少ないので省くとして、それ以外は概ね有利である言えると思います。
3コスト【オーディン】が生きる相手であり、【クジャ】がオートアビリティやスペシャルアビリティ含めかなり有効な相手であること。
こちらが常に除去を構えていれば、相手がこちらの盤面を触ることが難しいこと。【カダージュ】や【アルバ】によるブレイクゾーン除外が有効なこと。
【ベヒーモスK】に対する有効な解答があまりないこと、など様々な要因が重なり、こちらの目線では少なくともやりやすい相手ですね。
【風氷ストーム】
自分が明確に不利だと言い切れる相手です。
やはりロックの存在がとても大きく、【ライトニング】をアドバンテージを大きく突き放しながら除去できる数少ないカードなので、本当に辛い戦いとなります。
ただ、土絡みでなければ【シャントット】の驚異は無いため、【ライトニング】に頼らずアグロに寄せた動きで戦えば勝ちの目は全然あります。
【カダージュ】【アルバ】が強く機能する上に、相手が4コスト【アレキサンダー】を採用していない形であれば【ベヒーモスK】も強く出られます。
ただ、単純に相手の圧倒的な展開力に対する解答が【ライトニング】無しでは用意しにくく、いかに相手が準備を整える前にどれだけ攻め込めるかが鍵ですね。
【雷t水竜騎士】
基本的には有利だと思います。
除去性能もこちらが圧倒的に上回っていて、【クジャ】が鬼のように強く、3コスト【オーディン】も刺さります。【イルーア】の処理方法が【フライヤ】のスペシャルアビリティ程度しかなく、こちらが除去をしっかり繰り返しているだけでそれも難しい。
【アルス】によるアドバンテージの獲得が強いので、こちら側としてはあまりターン数をかけずに攻めるのが理想でしょうか。
初手【ライトニング】も積極的にやれる相手であり、4枚見せてブレイクする【竜騎士】くらいしか処理方法がないので、【クジャ】で返してやる気持ちでどんどん【ライトニング】を通し、オーディンの枚数を増やして6コスト【オーディン】に繋げつつ、殴りながら構えていれば勝てるでしょう。
【氷単】
形にもよるとは思いますが、ほぼ有利で間違い無いと思います。
とにかく【ライトニング】がめちゃくちゃ強くて、6コスト【オーディン】を得たことによって相手がかなり動きにくくなっている印象がありますね。
【シド・ランデル】も面倒ではありますがこちらにも処理できる札は多く、対処できない時だけ苦しい戦いになりますが、相手のほとんどのカードに5コスト【オーディン】のEXバーストが刺さることから、7コストと合わせて6枚のバーストに怯えながら戦うことを強いているのも大きいです。
氷単側は1枚1枚のカードを大切にプレイし、使っていくデッキなので、こちらのコストパフォーマンスの壊れた除去に対して為す術もなくなっていく感じですね。
【火土マーシュリッツ】
ガン不利です。勝てる要素がないと言ってしまえるレベルでキツい相手になります。
まず雷単の辛いカードベスト5に入る【アマテラス】【ドラゴン】がほぼ確実にガン積みされていること。
【リッツ】の処理は容易ですが、相手ターンで一度は好きに動かれやすく、【マーシュ】から出てバックアップを起こしているだけでアドバンテージ上ではプラスであり、こちらが【クジャ】などで除去したとしても不利に変わりはないこと。
EXバーストが極めて多く組める以上、こちらが序盤から攻めてもそこの部分で切り返すことが容易であること……など、数え切れないほどキツい戦いを強いられます。
こちらとしては【イルーア】【カダージュ】【アルバ】で攻めながら相手のブレイクゾーンを掃除し、相手のEXバーストなどをある程度ケアしながら早期決着をつけるのが最善のプレイとなります。
理想は先手から【シド・プリヴィア】→【ルールー】で、次に【ライトニング】を着地させ、相手に【ドラゴン】を要求しながらフォワードの展開を抑止し、相手の【シャントット】を警戒しながら、【イルーア】【カダージュ】【アルバ】で殴っていく動きになります。
ただ、それは雷単が想定する最大値の理想展開であり、それができなければ勝ち目の薄い相手であることには代わりありません。
勝てないことはないけれど、まあ明確にキツいカードが多いので不利、という感じです。
【土雷イミテーション】
これに関しては恐らく五分くらい。
有利と言い切れず、かといって不利とは思えない相手となります。
お互いにどれだけ回るか、回った方が勝つという感じ。
この場合の“回る”はイミテーション側は【エクスデス】を何枚引くかです。
それ以外の部分はサーチが豊富なので相手のプレイ次第ですね。
一番キツいのは【まやかしの妖魔】。こちらのポン置き【ライトニング】や【イルーア】が簡単に処理されてしまいます。
なので【グラウカ】などを横に添えておく必要がありますね。
あとは【まやかしの少年】をしっかり3コスト【オーディン】で処理する、殴り合いにならないように序盤に出てきた【うつろいの騎士】は【ミド・プリヴィア】などで処理する、という感じで、こちらが損をしない除去を繰り返しながら殴り合いに持ち込めば勝てる相手だとは思います。
【レギス】を警戒して相手ターンに除去するよりは自分のターンで6コスト【オーディン】を撃つなど、細かいプレイも必要になりますね。
実際の戦績
この構築にしてから、大型の大会は『BAR UNKNOWNのSHOPMASTERS』と『枚方MASTERS』になります。
まずはそちらの戦績を記載します。
【BAR UNKNOWN SHOPMASTERS】
1回戦→火単侍○
2回戦→氷単○
3回戦→雷t水竜騎士○
4回戦→火単侍○
【枚方MASTERS】
1回戦→氷土ネオエクスデス○
2回戦→土雷イミテーション○
3回戦→火土マーシュリッツ✕
4回戦→火単侍○
5回戦→風土テテオスカリー✕
6回戦→火雷アクスター○
こちらとなります。
枚方は惜しくも5位で通過ならず。4-2で上がれるとは思わなかったので問題はありませんが、やはり勝てなかったのは悔しいですね。
総評。
雷単の個人的な評価ですが、強いと思います。
よく『雷単で勝ててるのはすごい』と言われますが、別に私自身が上手いとかではなく、単純にデッキが強いと思ってます。
『Tier1か?』と言われると流石に違うので、そういう目線での“強い”ではありません。そこは誤解の無いように。
そもそもFFTCGは『ある程度強いデッキが沢山あって、そのどれでも勝ち上がれる可能性がある』ゲームだと考えています。
雷単はその基準をクリアしているポテンシャルは確実にある、というお話です。
なので、その上で勝てているのはすごい、という意味ならその通りかもしれません(笑)
雷単に対する知識とかプレイの引き出しなどは他の誰にも負けてないと思うので、そういう意味では皆さんに褒めて頂けるのはとても光栄なことで、嬉しく思っています。
おわりに
というわけで、久しぶりの記事でしたが如何だったでしょうか?
結局それなりに長くなってしまったので、ここまで読んで下さった方はありがとうございました。ぜひ読んだ証としてスキを押して頂けると嬉しいです。
Opus13環境のスタン、大型大会は私はこれで終わりになりますが、個人的にフリー込みでも勝率はとても高く、有意義な環境だったなーと。
次のOpus14でいったいどうなるのか、期待しながら待ちましょう!
それでは、今回はこの辺で筆を置かせて頂きます。
P.S.スカリーデッキ、対戦経験なさすぎてキツかった……。たぶんあれは不利だなぁ。