映画「ライアー×ライアー」感想※ネタバレあり
久しぶりの投稿になります。
先日観て参りました映画「ライアー×ライアー」の感想を透主観で書こうと思います。
って思ってから2週間以上経ってるww
今さら感満載だけど書きたいから書く。
もうね、最初から最後まで本当にずーっと、ずーっとニヤニヤが止まらなくてこれほどマスクの有り難みを感じた日はなかったね。
優しいお友達が一緒に観に行ってくれて終わった後の興奮も受け止めてもらい本当にありがたかったです。
ラブコメについてはそれこそ学生の頃は好きでたくさん観てきましたが、私もいい歳なので色々耐性が付いているつもりでした。
姉を別人と思い込み好きになってしまう弟、2人なのに三角関係という冷静にみたらツッコミどころ満載な本作。
展開もある程度予想済みで観たものの絵面の美しさと飾らないセリフ達に澄ました顔して観るなんて到底無理でしたね。
以下、印象的だった各シーンについて盛大にネタバレあるのでご注意下さい。
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①冒頭の透とJK姿のみなが街中でぶつかるシーン
ここで北斗くんがどこかの雑誌で語っていた「本気でそうだと思いたければ自分も騙すこともできる」が発動するわけです。
みなに誰?と言われた瞬間、透の頭の中でどれほどの考えが巡ったのか。
もしかしたら半信半疑だったのかもしれないけれど、あの短時間で番号を聞く行動に出たのはある意味本能的だったのかもしれない。
この辺りの透の表情は何考えてるのか全然読めなくて色々想像しちゃう。
②湊が潔癖症になったきっかけを思い出すシーン
なんかもう私にはどうしてもあの大人びた先輩に透の初めてを奪われたようにしか見えなかった…笑
喪失感で溢れ返った透の部屋。
この時が湊への恋心を完全に死んだものとした決定的な出来事なのではないかと思った。
ここから貞操観念が崩れていき自暴自棄透くんが始まるのだが、
その度合いがなかなかなもので来る者拒まず手当たり次第なうえ、本人はさほど遊んでる自覚も無く情のカケラも持ってなさそうな口ぶりからサイコ感がチラついて見えて軽く震えた笑
(余談ですが玄関に男女の靴が並べてあるのを見た瞬間、透と福田先輩のよからぬシーンくるか⁈とソワソワした人はきっと私だけじゃないはずww)
湊に迷惑をかけていると分かっていても女遊びをやめなかったのは無関心でいられるより何かしらで自分の存在を認識していて欲しい気持ちが根底にあったんじゃないかな。
結局は死なせたはずの恋心はずっと心の奥底で燻り続けてたんだろうね。
③引っ越し当日の口喧嘩のシーン
「化粧とか髪とかもっと気使ったほういいんじゃない?」
の意訳は
「湊もおしゃれすればもっと可愛いくなるの俺、知ってるんだからな。自分が可愛いこともっと自覚しろ?」
ですね?透くん。
④みなが親の転勤と嘘をついて別れを告げるシーン
ここでみなが初めて「好き」と言葉にしたことよって透はみなと想いが通じ合っていることをようやく実感する。
そして実はみな(湊)が透に好きと伝えたのは後にも先にもここだけなんですね。(のはず。)
別れた後なんて自信の無さや後ろめたさから透のことを「気になる人」と曖昧に表現している湊。
さらにラストシーンで改めて想いを伝えるのかと思いきや真実の打ち明け合いがメインでもう既に気持ちは通じ合っちゃってるかんじ。
つまり改めて描く必要が無いくらいこのやり取りが透とみな(湊)の心の繋がりを作る重要なシーンってことですよね。
しかしながら初めて堂々と好きと言える人と初めて両想いであることを確信したと同時に別れなくてはいけないなんて、なんて残酷な瞬間なのか。
透の「悲しいけど嬉しい」の言葉に胸が締め付けられた。そりゃ泣くよなジェシー。
⑤湊の髪型の変化
透と別れてから気づけばお団子頭をやめ、髪を下ろすようになった湊。
このことについては誰も何も触れてないので真相は不明ですが、恐らく③でも書いた透に言われた言葉を気にしてでしょうか…
もしかしたら前半に比べて化粧もしっかりしていたのかもしれないけど何せ森七菜ちゃん、素の作りが良すぎるのでちょっと化粧濃くしたところで変わらず可愛いだけでたぶん私は気づかないww
⑥みな帰国後(設定)の再会
ここは恐らく全北斗担が沸いたシーンではないでしょうか?笑
音信不通で引き篭もる透を救うべくみなとして再会することにした湊。
個人的にイケメンの虚無顔が大好きなので憔悴しきった透が愛おしくてしかたなかった。
そして想いが溢れ出てキスしそうになっても外ではしない約束ちゃんと守るとこも、せっかくみなに会えたのに大人しくすぐ帰しちゃうとこも従順すぎる耳垂らしたワンコにしか見えなくてしんどかったw
極め付けに「もっと一緒にいたかった」発言と笑顔全開の両手お手振りまでされて…
なんでみなはあんなにすぐ帰っちゃったの?
ねぇなんで?笑
⑦透自ら別れを告げるシーン
みなと一緒にいることで蓋をしていた湊への気持ちが少しずつ溢れ出てしまっていた透。
ちゃんと気づいてきっちりみなとお別れする透、偉いぞ。(過保護)
このあと割とすぐ怒涛の湊・烏丸のデートシーンを挟んでみなの正体に気づくとこに繋がるので、別れてからの透の心情がいまいち分かりにくい。
どんな気持ちでアパートを解約して実家に帰ってきたのかもう少し観れたら良かったかなぁ。
まぁ漫画10巻分を2時間にぎゅっとまとめてるから限界あるよね。
エンドロールからの怒涛のラストも笑ってしまったけどハッピーエンドでこれぞ少女漫画!という感じでした。
兎にも角にも大画面に映る北斗くんが美しいのなんのって。
鑑賞というよりむしろ拝む感覚に近かった。
良いもの観た。笑
劇場で映画を観るというのもかなり久しぶりだったのでとても有意義な時間でした。
もしいつかネット配信始まったらワンコ透のとこら永遠にリピりたいな笑