C'MON C'MON×VIVOBAREFOOT後記
「感動する」ってなんだろう。
同じ景色を見て、涙が出るくらい感動する人もいれば、全く反応しない人もいる。
人それぞれってことなんだろうけど「感動する瞬間」を、共感出来る人がいるのが不思議だ。それってとても嬉しい瞬間だし、一人で感動してるより深くその瞬間が記憶となっていく。
先月、C'MON C'MON × VIVOBAREFOOT を無事に開催することが出来た。
頭ではなくて、もっと身体的な感覚でこのイベントのイメージがぼんやりと見えたのが約一年前くらい。それからMELLOW DOG RESCUE(以下メロウ)でVIVOBAREFOOT(以下ビボ)と何度か打ち合わせをした。以前の森日記にその辺りの経緯を書いたので良かったら読んでください。
C'MON C'MON(以下カモンカモン)としては3回目となるチャリティイベント。
一日を通してフルに動きっぱなしだったけど、感動したシーンが何度かあって、そのシーンはきっとこの先、何かに挫けそうになった時、自分を励ましてくれると思う。
これは毎回のことなんだけど、「お客さん来てくれるかな?」「天気は大丈夫かな?」そういった不安とワクワクが入り混じるのがイベントの楽しみであったりする。それでも、いざ始まったらあっという間に終わってたりして、その夜にはもう次のイベントのイメージが湧いたりして。日常の自分のマインドがどこかへ旅してるような感覚。それが楽しくて好きだからやってる。
今までは「犬のために」って考えが強かったけど、これからは「人と犬」というセットで考えていきたいと感じた。
ビボのベアフット講習が終わり、参加してくれた皆さんといざパックウォークへ。歩いてる途中で気づいたんだけど、どこかで見たことがあるなって思っていた人がいた。そしたらその人が話しかけてくれて、前回のカモンカモンに遊びに来てくれてたんです。その人は保護犬の預かりボランティアをされてて、預かり中の子で困っている事があり、メロウの美織さんに会いに来てくれたのが前回のカモンカモン。その後、個人レッスンを受けたみたいで、困っていた事が大幅に改善されたそう。その旨を僕に伝えてくれたのです。
もうひと組、カップルで参加してくれた人がいて、そのカップルは以前に森喫茶へ愛犬と一緒にお茶しに来てくれました。たしかこの森日記で書いた「あさへの手紙」を読んでくれてわざわざ来てくれたのを覚えています。その時に、やっぱり愛犬に困っている事があってメロウの美織さんを紹介しました。すぐに出張トレーニングを受けて、散歩に行けなかった子がなんと散歩に行けるようになったそう。
その人曰く、「トレーニングを受けたのは愛犬ではなく、私たち飼い主でした」と話してたのが印象的だった。愛犬のためにすぐに行動して、自分達が努力して、愛犬と共に成長していく姿。それを苦と思わないで、楽しみながらやってるのが本当に素敵だと思った。
僕自身は犬の心理やトレーニングなど無知に等しいんだけど、なんとなく感覚で「この犬は美織さんに会ったら何かが変わりそう」って思うことが多々ある。
そうやって、美織さんを紹介したり橋渡し的な役割を担う事が出来た。なんだかその循環がまた誰かと、何かと繋がっていったりする。そういうことは、仕事やお金とは全く違ったやり甲斐を感じる。自分でも味わったことのない充実感に満たされた。
VIVOディレクター小峯さんが話してた言葉にも感動した。メロウの美織さんと、VIVOアンバサダーの新田さんの座談会の最中だったかな。
『森さん、めちゃくちゃ良い雰囲気ですね』って。
イベント終了後には、
『僕が犬と暮らす時には、メロウドッグから里親になりたい』と、言ってくれた。
カモンカモンに対する僕の気持ち、
『犬と一緒に楽しく』
『保護犬を知る窓口でありたい』
その想いが伝わって共感してくれた。
感動する根っこが一緒なんだって、心が震えた。
パックウォークに参加してくれたほとんどの人がビボシューズを買ってくれた。ビボの素晴らしさも体感してもらえたし、その売り上げが保護犬の為に寄付される。なんて素敵な循環だろう。その歯車の一役を担えたことを誇りに思う。
カモンカモンが終わってからは、まだメロウにも行けてないし、ビボチームにも会えてないけれど、年明けにまた皆んなで集まりたいな。次回に向けてのアイデアやイメージを共有して、またチャリティイベントを開催したい。
実はビボに出会ったのは、当時ムーンライトギアの店長だった服部さんのおかげなんです。3〜4年前かな、お店に行った時に服部さんがとても丁寧に接客してくれた。そこから、連絡をとるようになり今回の開催が決まった。服部さん、ありがとうございます。パックウォーク中、少し話せて嬉しかった。またもっと、ゆっくり会いましょう。サーフィンもぜひ。
ハリィはパックウォークの先頭を歩くタイプではないけど、今回はなんだかオレについてこいって感じで終始楽しそうに歩いてた。それ以来、お店に犬と一緒に来てくれたお客さんと、辺りを一周歩く時も実に堂々と歩くようになった。何かがハリィの自信になったみたいで嬉しい。パックウォークは犬にとっても、飼い主にとっても学びが多いと実感した。
あさ(以前暮らしていた犬)の為にと、自分で作ったドッグラン。旅立って数年経ち、まさかこんなに沢山の人と犬で賑わう空間になるなんて、感動しかない。
ご参加頂いた皆さん、ありがとうございます。
イベント終了後は、店内にてアフタータイム。メロウボランティア、タマさんのドッグマッサージ講習が始まったり、コーヒー飲んだりケーキ食べたり。子供達と遊んだり。スタッフの憩いの場になった。
VIVOアンバサダーの瀬筒雄太くん(マイマスター)が来てくれて、久しぶりにゆっくり話せた。こういうゆるい感じで集まって何かしたいな。
スタッフの皆さん、お疲れさまでした。遠いところから、森喫茶まで来て頂きありがとうございます。また皆で集まりましょう。